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3 出生動向の多面的分析

(1) 父母の結婚期間からみた出生

 平均結婚期間を出生順位別にみると、第1子は、平成12年に1.89年となり昭和50年に比べ約4か月長くなっている。第2子、第3子もそれぞれ約5か月、約2か月長くなっており、結婚生活に入ってから出生までの期間が延びている。
 一方、第4子以上の平均結婚期間は、約8か月短くなっている。(表8,図14)

表8 出生順位別にみた平均結婚期間 −昭和50〜平成12年−

単位:年
  総数 第1子 第2子 第3子 第4子〜
昭和50年 3.38 1.55 4.09 6.67 9.49
55   3.65 1.61 4.32 6.78 9.27
60   3.71 1.61 4.23 6.97 9.39
平成2   3.73 1.66 4.30 6.98 9.35
7   3.60 1.78 4.33 6.93 9.27
8   3.61 1.82 4.35 6.89 9.15
9   3.62 1.85 4.41 6.87 9.11
10   3.62 1.87 4.45 6.85 9.00
11   3.61 1.88 4.49 6.86 8.97
12   3.63 1.89 4.52 6.86 8.86

注:平均結婚期間は嫡出子についての数値である。


図14 出生順位別にみた平均結婚期間 −昭和50・平成12年−

出生順位別にみた出生構成割合 −昭和50〜平成12年−の図

注:平均結婚期間は嫡出子についての数値である。



 第1子出生までの結婚期間別の出生割合をみると、昭和50年は結婚9か月に急増し10か月をピークに減少している。昭和60年以降では1か月から徐々に割合が増加していき、6か月と10か月に山がみられる。ただし、形状は変化してきており、昭和60年は10か月がピークなのに対し、平成7年は同じ割合になり、平成12年には、6か月がピークとなっており、10か月の山での割合は、昭和50年の3割弱ほどとなっている。(図15)

図15 第1子出生までの結婚期間別にみた出生構成割合 −昭和50・60・平成7・12年−

第1子出生までの結婚期間別にみた出生構成割合 −昭和50・60・平成7・12年−の図

注: 嫡出第1子についての数値である。
結婚期間不詳を除いた総数に対する構成割合である。


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