結果の概要
1 放課後児童クラブの状況
平成13年10月1日現在における全国の放課後児童クラブ数は、12,058クラブで前回調査(平成9年9,143クラブ)に比べ2,915クラブ増加している。以下の内容は、調査票を回収した12,020クラブについて取りまとめたものである(統計表1)。 (1)設置・運営主体別の状況 放課後児童クラブ数を設置主体別にみると、「市町村」が9,647クラブで最も多く、次いで「父母会」が733クラブ、「運営委員会」が710クラブとなっている。 また、運営主体別にみると、「市町村」が5,632クラブで最も多く、次いで「運営委員会」が2,424クラブ、「社会福祉法人等」が2,333クラブとなっている(表1)。 |
各年10月1日現在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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放課後児童クラブ数を設置年別にみると、「平成10年以降」が3,239クラブで全体の26.9%を占めている。また、運営開始年別にみると、「平成10年以降」が28.8%を占めている(表2)。 |
平成13年10月1日現在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(3)登録児童数、職員数の状況
登録児童数は483,919人で、前回調査(平成9年317,951人)に比べ165,968人増加している。職員数は、39,457人で、前回調査(同26,871人)に比べ12,586人増加している。 1クラブ当たりの登録児童数・職員数はそれぞれ40.3人、3.3人となっている(表3)。 |
各年10月1日現在 | |||||||||||||||||||||||
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登録児童数を学年別にみると、「1年生」が187,684人(平成9年119,638人)、「2年生」が144,786人(同94,073人)、「3年生」が97,538人(同67,091人)の順となっており、各学年とも前回調査に比べ大幅に増加している(図1)。 |
障害児の登録についてみると、「登録あり」のクラブは30.7%となっており、このうち54.0%は登録人数が「1人」となっている(表4)。 |
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放課後児童クラブ数を実施場所別にみると、「学校の余裕教室」が3,320クラブ(平成9年2,233クラブ)で最も多く、次いで「児童館・児童センター」が2,250クラブ(同1,779クラブ)、「学校敷地内専用施設」が1,965クラブ(同1,486クラブ)となっている(図2、統計表2)。 |
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注:平成13年は実施場所不詳が21クラブ。 |
平日における放課後児童クラブの閉所時刻をみると、「17:01〜18:00」が57.3%と最も多く、「16:01〜17:00」が25.9%となっている。また、運営主体別にみると、「18:01〜19:00」の閉所で「個人」が50.0%、「父母会」が37.4%と多くなっている(表5)。 |
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放課後児童クラブの平成12年10月から平成13年9月までの期間に行われた行事の内容をみると、「季節行事」が91.3%と最も多く、「屋外・自然体験活動」が72.0%、「体力増進・スポーツ」が70.9%となっている(図3、統計表3)。 |
放課後児童クラブの平均月額利用料をみると、「4千〜6千円未満」が20.1%となっている。全体の平均金額は5,716円で、これを運営主体別にみると、「父母会」、「個人」で月額利用料の平均金額が1万円を超えている(表6)。 |
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放課後児童クラブにおける出欠の確認方法をみると、「出欠票で確認」が85.2%で最も多く、次いで「随時点呼で確認」が8.4%となっている。 おやつでは「クラブで購入する」が77.4%で最も多く、「クラブで作る」が6.5%となっている。 学習についてみると、「自習方式」が71.8%で最も多く、次いで「クラブ職員が教える」が25.0%となっている。また、ボランティアの活用状況では、「定期的に活用」が7.6%、「不定期に活用」が28.4%、「定期的・不定期に活用」が0.1%と合わせて36.1%が活用となっている(図4)。 |