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現在の健康状態及び将来の健康状態に対する不安
 (1)現在の健康状態
 労働者の現在の健康状態をみると、「非常に健康である」とする労働者の割合は10.0%、「まあ健康である」は69.5%であり、「健康である」とする労働者はあわせて79.5%(前回76.8%)となっている。
 男女別にみると、「健康である」とする労働者の割合は男(79.1%)、女(80.1%)と、どちらも約8割となっている。(第25表)

第25表 現在の健康状態別労働者割合
(単位:%)
性、年齢階級、就業
形態
労働者計 健康で
ある
  不調で
ある
  健康であるとも不調であるともいえない 不明
非常に健康
である
まあ健康
である
やや不調
である
非常に不調
である
平成14年 100.0 79.5 10.0 69.5 15.7 14.1 1.6 3.5 1.3
   
100.0 79.1 9.3 69.8 15.9 14.1 1.7 3.6 1.4
 29歳以下 100.0 80.7 14.8 65.9 12.8 9.8 3.0 4.2 2.4
 30〜39歳 100.0 83.4 11.4 72.1 14.3 13.1 1.2 1.9 0.3
 40〜49歳 100.0 74.9 6.8 68.1 20.8 19.0 1.8 3.7 0.6
 50〜59歳 100.0 76.6 4.7 72.0 15.3 14.0 1.3 5.3 2.8
 60歳以上 100.0 85.9 15.2 70.7 10.1 8.9 1.2 2.1 1.8
   
100.0 80.1 10.9 69.1 15.4 14.0 1.4 3.5 1.0
 29歳以下 100.0 80.5 15.8 64.7 16.3 15.1 1.3 2.7 0.5
 30〜39歳 100.0 80.4 7.9 72.5 16.1 13.9 2.2 2.6 0.9
 40〜49歳 100.0 78.8 9.3 69.5 15.3 14.6 0.7 3.5 2.4
 50〜59歳 100.0 80.2 7.0 73.2 15.1 13.3 1.8 4.0 0.6
 60歳以上 100.0 82.3 21.5 60.8 6.9 6.9 - 10.0 0.7
   
(就業形態)  
一般社員 100.0 79.0 9.4 69.6 16.2 14.4 1.8 3.7 1.1
契約社員 100.0 81.0 11.8 69.2 15.6 15.2 0.5 2.9 0.5
パートタイム労働者 100.0 82.0 12.9 69.2 12.2 11.6 0.7 3.0 2.7
     
平成 9年 100.0 76.8 10.6 66.2 19.3 17.2 2.1 3.9

 (2)持病の状況
 医師から診断された持病があるとする労働者は28.8%(前回31.5%)となっている。
 男女別にみると、男(30.6%)の方が女(25.9%)より高くなっている。
 「持病がある」とする労働者が挙げた具体的な持病の種類としては「腰痛」25.9%、「高血圧」22.3%、「高脂血症」13.4%、「胃腸病」13.1%の順となっている。(第26表、第6図)

第26表 持病の種類別労働者割合
複数回答(単位:%)
持病がある労働者計 持病の種類
胃腸病 高血圧 高脂血症 神経痛、リウマチ 肝臓病 腎臓病 心臓病 糖尿病 ぜん息 歯周病(歯槽膿漏等) 神経症
(ノイローゼ等)
頸肩腕症候群 腰痛 痛風 その他 不明
平成14年 [28.8] 100.0 13.1 22.3 13.4 2.3 6.0 1.2 3.8 8.9 6.2 8.1 0.8 1.5 25.9 5.0 22.5 0.2
 
[30.6] 100.0 15.9 22.9 12.4 2.4 7.9 1.6 3.9 12.6 5.0 8.5 0.9 1.0 27.0 7.4 17.6 0.1
[25.9] 100.0 7.8 21.0 15.4 2.0 2.4 0.4 3.7 1.8 8.4 7.3 0.5 2.3 23.7 0.6 32.1 0.3
 
平成 9年 [31.5] 100.0 18.0 21.1 1.7 7.5 3.1 3.3 7.8 4.1 9.6 1.4 1.7 26.4 3.9 23.7
(注1)[ ]は、全労働者のうち「持病がある労働者」の割合である。
(注2)「高脂血症」は平成14年調査において新規の調査項目とした。

第6図 持病の種類(複数回答)

 (3)将来の健康に対する不安
 将来の健康状態に対して「大変不安をもっている」とする労働者の割合は8.9%、「少し不安を持っている」は67.1%であり、不安を持っている労働者はあわせて76.0%(前回78.4%)となっている。
 男女別に「不安を持っている」とする労働者の割合をみると、男(76.5%)、女(75.0%)とも7割となっている。(第27表)

第27表 将来の健康状態に対する不安の有無及び程度別労働者割合
(単位:%)
性、年齢階級 労働者計 不安を持っている   不安は持っていない 不明
大変不安を持っている 少し不安を持っている
平成14年 100.0 76.0 8.9 67.1 22.7 1.4
   
100.0 76.5 9.7 66.9 21.9 1.6
 29歳以下 100.0 64.0 11.7 52.3 33.6 2.4
 30〜39歳 100.0 74.2 7.4 66.8 25.5 0.3
 40〜49歳 100.0 80.6 9.4 71.2 18.5 0.9
 50〜59歳 100.0 84.4 11.5 72.9 13.2 2.5
 60歳以上 100.0 75.9 6.9 69.0 18.6 5.6
   
100.0 75.0 7.6 67.4 24.0 1.0
 29歳以下 100.0 63.5 5.6 57.9 36.0 0.5
 30〜39歳 100.0 77.6 8.7 69.0 21.5 0.9
 40〜49歳 100.0 80.6 6.8 73.7 17.2 2.3
 50〜59歳 100.0 82.7 8.6 74.0 16.9 0.4
 60歳以上 100.0 77.1 17.0 60.1 21.9 1.0
   
平成 9年 100.0 78.4 9.2 69.2 21.6

 (4)健康法
 自分自身の健康のために普段何かを行っている労働者は79.0%(前回83.7%)となっている。男女別にみると、男(76.4%)、女(83.1%)と女の方が高くなっている。
 健康法を実施している労働者が挙げた健康法の内容としては、「食事に気をつけている」42.5%が最も高く、次いで「睡眠をよくとるようにしている」38.3%、「たばこを吸わないあるいは控えめにしている」31.7%の順となっている。
 男女別にみると、「食事に気を付けている」は男(37.7%)、女(49.7%)、「睡眠をよくとるようにしている」は男(36.7%)、女(40.8%)、「散歩、体操、ジョギングなどの軽い運動をしている」は男(33.0%)、女(22.8%)などとなっている。(第28表)

第28表 健康のために普段実施している事項別労働者割合
(単位:%)
性、年齢階級 健康の
ために
何か行っている
労働者計
健康法の内容(複数回答)
散歩、体操、ジョギングなどの軽い運動をしている テニス、水泳、ゴルフなどのスポーツを
している
食事に気を付けて
いる
健康食品、栄養剤などを摂取している 酒を飲まないあるいは控えめにしている たばこを吸わないあるいは控えめにしている 睡眠をよくとるようにして
いる
ストレス解消のためにストレッチやマッサージ等のリラクセーションを行っている 職場でもできるだけ歯磨きをするように
している
その他
平成14年 [79.0] 100.0 28.9 22.0 42.5 19.9 22.9 31.7 38.3 11.8 17.7 5.2
   
[76.4] 100.0 33.0 26.6 37.7 15.4 23.3 32.6 36.7 8.8 11.0 5.4
 29歳以下 [69.0] 100.0 23.1 37.5 24.1 13.1 22.0 35.4 32.2 11.5 8.5 9.3
 30〜39歳 [73.1] 100.0 26.1 32.9 31.4 15.5 20.8 31.3 30.1 9.3 12.5 2.9
 40〜49歳 [75.0] 100.0 37.5 22.6 38.4 18.0 21.9 29.2 35.3 7.7 12.6 5.8
 50〜59歳 [85.4] 100.0 38.8 19.5 48.1 14.3 26.8 33.9 43.5 7.8 9.6 4.7
 60歳以上 [90.1] 100.0 48.2 16.4 58.4 15.0 29.7 42.2 57.0 7.6 10.0 6.6
   
[83.1] 100.0 22.8 15.1 49.7 26.4 22.3 30.4 40.8 16.3 27.7 4.8
 29歳以下 [80.8] 100.0 17.6 14.7 38.9 26.0 24.4 43.5 42.9 17.4 35.3 3.6
 30〜39歳 [80.5] 100.0 20.0 19.5 47.8 25.9 23.5 33.7 43.6 21.2 32.4 2.5
 40〜49歳 [87.0] 100.0 23.9 17.4 48.3 31.9 23.6 25.9 32.4 15.0 25.3 7.5
 50〜59歳 [83.7] 100.0 29.4 11.4 62.2 24.3 19.2 18.4 45.5 13.7 18.9 6.1
 60歳以上 [88.9] 100.0 33.6 2.8 76.8 12.8 11.7 10.9 36.1 6.1 10.2 2.9
   
平成9年 [83.7] 100.0 27.1 25.5 43.1 16.3 17.6 20.3 53.5 15.3 3.0
(注1)[ ]は、全労働者のうち「健康のために何か行っている労働者」の割合である。
(注2)「ストレス解消のためにストレッチやマッサージ等のリラクセーションを行っている」は、平成14年調査において新規の調査項目とした。



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