1 | 工事現場における安全衛生管理体制 |
(1) | CM(コンストラクションマネジメント)の採用状況 |
CM(コンストラクションマネジメント)を「採用している」工事現場の割合は10.9%となっており、採用している型をみると、「アットリスク型」47.0%、「エージェンシー型(ピュア型)」44.3%となっている。(第9表) |
第9表 | CM(コンストラクションマネジメント)の採用状況別工事現場割合 |
(単位:%)
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(2) | 元方事業者間の連絡調整 |
分割発注している工事現場の割合は40.7%となっており、その工事現場において元方事業者間の連絡調整を「行っている」工事現場の割合は97.5%となっている。連絡調整を行っている者(複数回答)をみると、「元方を代表する企業の1つ」68.7%が最も多く、「発注者」38.5%、「元方の輪番」9.0%、「CMR」4.1%となっている。(第10表) |
第10表 | 元方事業者間の連絡調整状況別工事現場割合(複数回答) |
(単位:%)
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注1) | [ ]内は全工事現場のうち「分割発注している工事現場」の割合である。 |
注2) | 「連絡調整を行っている者(複数回答)」は平成11年調査では単数回答であったため比較できない。 |
(3) | 統括安全衛生責任者、元方安全衛生管理者の選任状況 |
統括安全衛生責任者を「選任している」工事現場の割合は87.4%、元方安全衛生管理者を「選任している」工事現場の割合は82.1%となっている。 これを請負金額階級別にみると、統括安全衛生責任者及び元方安全衛生管理者ともに、おおよそ金額が大きいほど「選任している」工事現場の割合が高くなっている。(第11表) |
第11表 | 統括安全衛生責任者及び元方安全衛生管理者選任の有無別工事現場割合 |
(単位:%)
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(4) | 協議組織の設置状況 |
元請事業者と下請事業者が労働災害防止等について協議する組織を「設置している」工事現場の割合は98.2%となっており、そのうち協議組織の規約を「作成している」工事現場の割合は91.1%となっている。(第12表) |
第12表 | 協議組織設置の有無及び規約作成の有無別工事現場割合 |
(単位:%)
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また、協議組織を設置している工事現場について協議組織への参加状況をみると、「毎回参加している」割合が高いのは「元請事業者の現場職員」及び「関係請負人の安全衛生の責任者」で、それぞれ96.7%、「時々参加している」割合が高いのは「関係請負人の経営幹部」63.6%となっている。(第13表) |
第13表 | 協議組織の参加者及び参加状況別工事現場割合 |
(単位:%)
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(5) | 協議組織における協議事項 |
協議組織において協議されている事項(複数回答)をみると、「月間または週間の工程計画」99.6%、「建設現場の安全衛生管理の基本方針、目標、基本的な労働災害防止計画」98.2%、「元方事業者の巡視に基づく労働災害の防止に関する事項」92.8%などの割合が多くなっている。(第14表) |
第14表 | 協議組織での協議事項別工事現場割合(複数回答) |
(単位:%)
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