結果の要旨
1 求職申込み時の状況
平成13年12月に公共職業安定所(以下「ハローワーク」という。)に新規に求職申込みをした求職者について求職申込み時の状況を男女別にみると、男では「事業主の都合等で会社を離職していた」者の割合が45.6%と最も高く、女では「自己都合により会社等を離職し、転職を希望していた」者の割合が43.4%と最も高い。 また、年齢階級別にみると、40歳以上では「事業主の都合等で会社を離職していた」割合が高く、40歳未満では「自己都合により会社等を離職し、転職を希望していた」割合が高い。(表1、図1-1、図1-2) |
図1-1 求職申込み時の状況別求職者数割合
(求職者=100)
図1-2 年齢階級、求職申込み時の状況別求職者数割合
(求職者=100)
2 転職を希望した具体的理由
転職を希望していた求職者(求職申込み時の状況のうち、「自己都合により会社等を離職し、転職を希望していた」者及び「会社等に在職しながら転職を希望していた」者)について、転職を希望した具体的理由(複数回答3つまで)を男女別にみると、男では「会社・仕事に将来性がないため」とする者の割合が33.8%と最も高く、女では「労働時間・休日等の労働条件が悪いため」とする者の割合が25.9%と最も高い。(表3、図2) |
図2 転職を希望した具体的理由別求職者数割合(複数回答3つまで)
(転職を希望していた求職者=100)
3 重要と考えた求職条件
求職申込み時に重要と考えた求職条件(複数回答3つまで)を男女別にみると、男では「前職の経験・能力を活かすことができる」とする者の割合が41.4%と最も高く、女では「自分の希望にあった勤務形態・勤務時間である」とする者の割合が56.8%と最も高い。(表5-1、表5-2、図3) |
図3 重要と考えた求職条件別求職者数割合(複数回答3つまで)
(求職者=100)
4 応募方法等
全求職者のうち、求人に応募した者は80.8%で、応募方法(複数回答)をみると、「ハローワークの紹介で応募」60.2%、「新聞広告・求人情報誌等(雑誌を含む)を見て応募」39.0%となっている。 また、これらの応募方法に対する結果をみると、「採用内定をもらい就職した」求職者の割合は、「ハローワークの紹介で応募」42.8%、「新聞広告・求人情報誌等(雑誌を含む)を見て応募」27.4%となっている。(表6-2、表7、図4-1、図4-2) |
図4-1 応募方法別求職者数割合(複数回答)
(求人に応募した求職者=100)
図4-2 応募方法に対する結果別求職者数割合
(当該応募方法で求人に応募した求職者=100)
5 希望する条件を満たす求人がなかった理由
希望する条件を満たす求人がなかったために求人に応募していない求職者について、その理由(複数回答3つまで)をみると、男女とも「職種があわない」者の割合が最も高く(男57.1%、女50.4%)、次いで、男では「賃金が安い」43.5%、「能力、経験を活かせない」35.8%となっており、女では「労働時間・休日等の労働条件が悪い」50.3%、「通勤時間がかかる」37.9%となっている。(表8、図5) |
図5 希望する条件を満たす求人がなかった理由別求職者数割合(複数回答3つまで)
(希望する条件を満たす求人がなかった求職者=100)
6 現在の就業状況
平成13年12月に新規に求職申込みをした者のうち、「現在(平成14年6月20日)就業している」者の割合は、男で47.4%、女で51.7%となっており、年齢階級別にみると、おおむね年齢が低いほどその割合は高くなっている。(表11、図6-1、図6-2) |
図6-1 現在の就業者数割合
(求職者=100)
図6-2 年齢階級、現在の就業者数割合
(求職者=100)
7 労働条件の変更
現在就業していない者で求職活動を行っている者について、求職申込み時(平成13年12月)と現在(平成14年6月20日)との間で、希望する労働条件を変えた者の割合が高いのは男女とも「仕事の内容」、「賃金」である。(表12-1、表12-2、図7) |
図7 労働条件を変更した求職者数割合
(現在就業していない者で求職活動を行っている求職者=100)