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自然毒のリスクプロファイル:魚類:ビタミンA

概要版

魚類:ビタミンA

写真

(東京都市場衛生検査所提供)

イシナギ
有毒種 ハタ科のイシナギがとくに有名。その他、サメ類、マグロ類などの大型魚も有毒である。
有毒部位 肝臓。肉は美味で食用になる。
中毒発生状況 最近10年間(2006年-2015年)で3件(患者数26人)発生している。
中毒症状 中毒症状はビタミンA過剰症。食後30分から12時間で発症し、激しい頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、顔面の浮腫がみられ、下痢、腹痛を伴うこともある。2日目ごろから顔面や頭部の皮膚の剥離が始まる。回復には20〜30日を要する。
毒成分 ビタミンA。イシナギの肝臓中のビタミンA含量は10-20万IU/g(IUとは国際単位のことで、1 IUは0.3 μgのビタミンAに相当)程度で、ヒトに対する中毒量は100万IU以上と推定。
備考 イシナギの肝臓は1960年に食用禁止。
概要版−魚種別

スズキ目スズキ科イシナギ:魚類(ビタミンA)

写真

(東京都市場衛生検査所提供)

標準和名 イシナギ(別名モロコ)
学名 Stereolepis doederleini
英名 Striped jewfish、stone bass
形態的特徴 体色は全体的に灰褐色である。背びれの棘部と軟条部との境は深く切れ込んでいる。全長2mに達する。
分布 北海道から南日本の水深400〜500mの岩礁域に分布する。とくに北海道に多い。産卵期には、水深150m程度まで上がってくる。
有毒部位 肝臓
毒成分 ビタミンA

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