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III 定点市町村における調査結果の概要

(1) 平成12年度 第1号保険料の収納状況について
〔調査対象〕定点市町村(112市町村) 〔調査時期〕平成13年8月

1.12年度における収納率

  特別徴収と
普通徴収の合計
普通徴収のみ
合計(107市町村) 98.6% 92.8%

※ 金額ベースでの加重平均(回答市町村の収納額合計÷調定額合計)

参考:市町村ごとの収納率の単純平均

合計(107市町村) 99.1% 94.6%

参考:前回調査の結果(10月調定分の12月末までの状況・単純平均)

合計(76市町村) 98.9% 91.2%

2.規模別収納率

(1)5,000人未満(37市町村) 99.4% 95.7%
(2)5,000人以上30,000人未満(35市町村) 99.2% 95.1%
(3)30,000人以上(35市町村) 98.5% 92.5%

※ 金額ベースでの加重平均(回答市町村の収納額合計÷調定額合計)

3.普通徴収における口座振替の割合

平均42.4%(105市町村)
(参考:前回調査(13年1月)の結果 40.6%(76市町村))


(2) 利用者アンケート調査の集計結果(13/08/27までに当方へ送付された分)

1.利用者の属性

(1)保険者

宮城県栗駒町、埼玉県さいたま市、三重県四日市市、愛媛県松前町、長崎県西彼杵広域連合の5保険者

(2)利用者の内訳

  回答者数
265
A:13年5月利用者(12年4月以降の新規利用者) 61
B:13年5月利用者(12年3月以前からの継続利用者) 142
C:要介護認定は受けているが12年4月以降未利用の者 62
(3)利用者の年齢構成

○人数
  〜64歳 65〜69
70〜74
75〜79
80〜84
85〜89
90〜94
95〜99
100歳〜
265 8 22 38 51 55 53 26 10 2
92 6 11 17 25 18 12 0 3 0
173 2 11 21 26 37 41 26 7 2
○割合
100% 3% 8% 14% 19% 21% 20% 10% 4% 1%
35% 2% 4% 6% 9% 7% 5% 0% 1% 0%
65% 1% 4% 8% 10% 14% 15% 10% 3% 1%


利用者の構成年齢の図


1.現在利用しているサービスに対する満足度

 現在利用しているサービス全体としては、「満足」と「ほぼ満足」を合わせ、量及び質ともに、9割近くの者がおおむね満足と回答している。

表1.現在利用しているサービスの量に対する満足度(サービス全体)

  満足 ほぼ満足 どちらともいえない やや不満 不満 使っていない 不詳
203 74 102 10 7 2 1 7
A(新規利用者) 61 18 36 4 2 0 0 1
B(継続利用者) 142 56 66 6 5 2 1 6

構成割合図

表2.現在利用しているサービスの質に対する満足度(サービス全体)

  満足 ほぼ満足 どちらともいえない やや不満 不満 使っていない 不詳
203 80 93 13 8 2 1 6
A(新規利用者) 61 17 38 3 3 0 0 0
B(継続利用者) 142 63 55 10 5 2 1 6

構成割合図

2.保険料及び利用料の負担感

 保険料の負担感は、過半数の者が「妥当」と回答している。
 利用料の負担感は、6割以上の者が「妥当」と回答している。

表3.保険料の負担感

  高い やや高い 妥当 やや安い 安い 不詳
265 40 51 142 0 5 27
A(新規利用者) 61 5 9 43 0 3 1
B(継続利用者) 142 18 36 68 0 2 18
C(未利用者) 62 17 6 31 0 0 8

構成割合図

表4.利用料の負担感

  高い やや高い 妥当 やや安い 安い 不詳
203 15 37 131 6 7 7
A(新規利用者) 61 3 8 43 3 3 1
B(継続利用者) 142 12 29 88 3 4 6

構成割合図

3.サービスを使わない理由

 サービスを使わない理由としては、「今のところ家族介護でなんとかやっていける」あるいは「今のところ自分でなんとか出来る」という回答が多い。

表5.サービスを使わない理由(複数回答可)

総数 理由
1 2 3 4 5 6 7 8 9
62 9 28 24 5 7 2 3 3 12
割合 15% 45% 39% 8% 11% 3% 5% 5% 19%

(理由)

  1. 病院に入院している
  2. 今のところ家族介護で何とかやっていける
  3. 今のところ自分で何とか出来る
  4. 他人を自宅に入れたくない
  5. 外出したり、他人と関わりたくない
  6. 利用したいサービスがない
  7. どのようなサービスがあるのか分からない
  8. 利用者負担(総費用の1割)が払えない
  9. その他

構成割合図

4.今後のサービス利用について

表6.今後のサービス利用について(複数回答可)

総数 ケース
1 2 3 4 5
62 33 29 21 3 10
割合 53% 47% 34% 5% 16%

(ケース)

  1. 要介護度が現在よりも悪化したら利用を考える
  2. 介護者の体力が低下したら利用を考える
  3. 緊急時には利用を考える
  4. 将来的にも利用を考えることはない
  5. その他

構成割合図

5.現在の制度に対する評価

 12年4月以前からサービスを利用していた者の現在の制度に対する評価では、「家族の介護負担が軽くなった」、「気兼ねなく利用できるようになった」、「(ケアマネジャー等に)要求・苦情を言いやすくなった」という回答が多い。

表7.現在の制度に対する評価(複数回答可)

総数 評価
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
142 42 20 53 19 12 17 49 3 31 47 22
割合 30% 14% 37% 13% 8% 12% 35% 2% 22% 33% 15%

(評価)

  1. 自分にあったサービスを利用することが出来るようになった
  2. 自宅で生活を続けることが可能になった
  3. 家族の介護負担が軽くなった
  4. 業者を選ぶことが出来るようになった
  5. サービスの質がよくなった
  6. サービスのメニューが豊富になった
  7. 気兼ねなく利用できるようになった
  8. 利用者負担が減った
  9. 相談窓口がひとつになり、相談しやすくなった
  10. (ケアマネジャー等に)要求・苦情を言いやすくなった
  11. その他

構成割合図


(3) 所得段階と給付状況の関連分析

1.集計の概要

2.利用者の状況

2−1 所得段階

所得段階構成割合の図

2−2 要介護度

要介護度構成割合の図

認定者は介護保険事業状況報告(13年4月)による。

2−3 施設在宅割合

所得段階別施設住宅割合の図

3.在宅利用者の状況

3−1 所得段階別要介護度分布

所得段階別要介護度分布の図

3−2 限度額に対する利用割合

所得段階別利用割合

第1段階 第2段階 第3段階 第4段階 第5段階
43.3% 46.9% 42.6% 43.0% 44.0% 46.7%

(参考)要介護度別利用割合

要支援 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
43.3% 52.6% 38.5% 44.2% 45.6% 44.6% 45.5%

4.施設利用者の状況

4−1 所得段階

所得段階構成割合の図

4−2 要介護度

所得段階別要介護度構成割合の図

4−3 施設種別一人あたり単位数

所得段階別施設種別一人あたり単位数の図


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