平成14年10月7日
照会先:厚生労働省医薬局食品保健部
  南 監視安全課長
  担当:道野・美上(内線2477)



平成13年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について


 畜水産食品の抗生物質等の残留防止の一環として、都道府県等及び検疫所において、実施し、結果をとりまとめましたので、お知らせします。



食監発第1007001号
平成14年10月7日



都道府県
政令市
特別区



衛生主管部(局)長 殿

厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課長



畜水産食品の残留物質対策について



 畜水産食品の安全性確保については、日頃から種々ご配慮をいただいているところであります。
 今般、平成13年度に実施した畜水産食品の残留物質モニタリング検査の結果を別添のとおりとりまとめました。その結果、平成13年度においても、畜水産食品から抗生物質及び合成抗菌剤が検出されていることから、引き続き、農政部局と連携を密にし、生産者等に対し動物用医薬品等の適正な使用について指導頂くよう依頼申し上げるとともに、効率的な監視の実施等により、畜水産食品の動物用医薬品等の残留防止に一層努められるようお願いいたします。



(別添)

平成13年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について

 目的
 食用に供される家畜、養殖魚介類等に対して、生産段階で使用される動物用医薬品及び飼料添加物等が食肉、魚介類等の畜水産食品に残留している実態を把握し、適切な行政対応を図るため、畜水産食品について輸入品及び国産品の別に検査を実施した。

 検査結果の概要
(1)輸入畜水産食品
 検査対象物質
抗生物質、合成抗菌剤、内寄生虫用剤、ホルモン剤及び有機塩素系農薬
検査対象食品
食肉(牛肉、豚肉、鶏肉、馬肉、羊肉、鹿肉等)、養殖魚介類(ウナギ、エビ、サケ・マス、ヒラメ等)、二枚貝、鰻加工品、液卵及びはちみつ
検査実施機関
輸入時に検疫所においてサンプリングを実施し、横浜検疫所輸入食品・検疫検査センター、神戸検疫所輸入食品・検疫検査センター及び各検疫所検査課において検査を実施した。
検査時期
平成13年4月1日〜平成14年3月31日
検査結果
別表1のとおり(違反事例がある場合、当該数をカッコ内に記載)。
措置等
各検疫所において、違反が認められた事例について当該貨物の状況を確認させ、積み戻し又は廃棄の手続きを指導した。また、当該貨物の輸出に対して原因等の調査を依頼した。

(2)国産畜水産食品
 検査対象物質
抗生物質、合成抗菌剤、内寄生虫用剤及び有機塩素系農薬
検査対象食品
食肉(牛肉、豚肉及び鶏肉)、養殖魚介類(ブリ、マダイ等11魚種)、鶏卵、乳及びはちみつ
検査実施機関
都道府県、政令市及び特別区の食肉、養殖魚介類等の流通拠点を管轄する食肉衛生検査所、市場食品衛生検査所等において検査を実施した。
検査時期
平成13年4月1日〜平成14年3月31日
検査結果
別表2のとおり(違反事例がある場合、当該数をカッコ内に記載)。
措置等
各自治体において、違反が認められた事例について農政部局、家畜保健衛生所等を通じて、生産者の指導を実施した。

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