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第4回 集計医薬品情報

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医薬品・医療用具・諸物品等情報の分析について


1 医薬品・医療用具・諸物品等情報の分析対象
事項 件数
総事例数  
   うち医薬品関連情報 188
医療用具関連情報 49
諸物品  
2 医薬品関連情報の概要について
  インシデントの要因 件数
220100 薬剤を入れる容器が似ていた 5
220200 薬剤の色や形態が似ていた 10
220300 薬剤名が似ていた 37
220400 複数の規格が存在した 40
220500 配置が悪かった 12
220600 管理が悪かった 10
220700 薬剤の性質上の問題 10
220800 薬効が似ていた 7
220900 薬剤の略号が似ていた 1
229900 その他 56
  合計 188

3 医療用具関連情報の概要について
  インシデントの要因 件数
220100 薬剤を入れる容器が似ていた 5
210100 欠陥品・不良品だった 7
210200 故障していた 6
210300 複数の規格が存在した 0
210400 扱いにくかった 2
210500 配置が悪かった 2
210600 数が不足していた 1
210700 管理が不十分だった 8
210800 機器誤作動 7
219900 その他/TD 16
  合計 49


インシデントの要因 件数 インシデントの要因 件数
薬剤を入れる容器が似ていた
/薬剤の色や形態が似ていた
15
(5/10)
外観類似 2
記号違い 1
規格違い 1
勘違い等 5
ヒューマンエラー 1
薬効類似 2
判定不能 3
薬剤名が似ていた
/複数の規格が存在した
77
 (37/40)
名称類似 10
規格違い等 39
剤形違い 3
記号違い 12
勘違い等 1
同一記号 1
院内製剤記号違い 3
会社違い 1
数量違い 2
判定不能 5
配置が悪かった 12 勘違い 3
規格違い 1
数量違い 2
ヒューマンエラー 4
薬効類似 1
判定不能 1
管理が悪かった 10 ヒューマンエラー 8
判定不能 2
薬剤の性質上の問題 10 数量違い 1
ヒューマンエラー 5
勘違い 1
その他 3
薬効が似ていた 7 薬効類似 7
薬剤の略号が似ていた 1 規格違い 1
その他 56 勘違い 9
数量違い 16
規格違い 1
認識不足 1
ヒューマンエラー 11
判定不能 10
剤形違い 1
その他 7
合計 188 合計 188


第4回集計医薬品情報

  薬効
分類
再分
類案
薬剤名
(間違い)
剤型
(間違い)
規格
単位
(間違い)
薬剤
(本来)
剤型
(本来)
規格単位
(本来)
事例の内容詳細 意見 備考
1 催眠鎮静剤、抗不安剤 規格違い サイレース 1mg サイレース 2mg 看護師が気がつき再処方となった。 20時頃の忙しい時間帯であり注意力が低下していたためと思われる。どんな状況下でも細心の注意を払って調剤する必要がある。  
2 規格違い ハルシオン   0.25mg ハルシオン   0.125mg 眠前薬の配薬準備時処方はハルシオン0.125mgであるが調剤されたものハルシオン0.25mgで違っていることに気付いた。    
3 勘違い セルシン 錠剤 丸型 2mg リスミー 錠剤丸型 1mg×2 眠剤を保管している金庫より取り出すときに間違って取り出した 確認不足  
4 規格違い リスミー(2mg) 錠剤 2mg リスミー(1mg) 錠剤 1mg リスミー(1mg)の処方のところにリスミー(2mg)を調剤交付する。当院採用品は2mgの錠剤のみであり、リスミー(2mg)と思いこみ調剤する。患者が3日間内服したところで病棟担当薬剤師が気づき、処方医に連絡し、患者への影響を確認後に、リスミー(2mg)と処方変更となる。 採用薬品、非採用薬品の規格を処方箋より正確に読みとる必要がある。  
5 薬効類似・同一規格 ハルシオン錠 錠剤 1錠0.25mg レンドルミン錠 錠剤 1錠0.25mg 外来患者において、レンドルミン錠(0.25mg)1錠処方のところ、ハルシオン錠(0.25mg)1錠で調剤。患者が気付き服用しなかった。 類似薬効で規格が同じ薬剤であり、ハルシオン錠には0.125mgもあり、規格に注意がいってしまい、薬品名の確認がおろそかになってしまった。  
6 その他             ベッドからトイレに移動するため、起き上がろうとしたところ、しりもちをついた。ベッドに這い上がって、臥床していたところを訪室した当事者が発見。7時に訪室したとき、転倒したという事後報告あり。 眠剤点滴後であり、持続点滴中であったことから、夜間トイレ移動の危険性を予測できたはずであり、そのような患者には排尿誘導を行う必要がある。夜間は排尿の機会を減らすために、輸液速度を下げる。  
7 その他             ホリゾン1A筋注。1時間後、食事を下膳するため訪室し同時に洗面うながし洗面台で洗面中、転倒した。洗面用具を用意し、患者が洗面をはじめたのを確認し、ブラインドを閉めに患者から離れた時、洗面台に置いてあったものが倒れ音がしたため見ると患者がふらつき殿部より倒れ転倒した。転倒後ベットまで誘導し血圧測定した(血圧130/87mmHg,脈拍109回/分)外傷なし。 1時間前にホリゾンを筋肉注射しておりふらつきが出現する可能性が高かったにもかかわらず、患者から目を離してしまったため注意が不十分だった。  
8 その他             強い不眠を訴え、夜間ストレスが強く眠剤の申し出があり、当直医に上申のうえ、アモバンを渡したが、その後、本人よりベッドから転落したとナースコールがあった。両方柵をしていなかった。 睡眠剤を内服した後、柵をしなかった。また、睡眠剤内服時に薬効、副作用及び予想される状況の説明が不十分であった。  
9 抗てんかん剤 勘違い リン酸コデイン散1% 散剤 1%散 アレビアチン散10% 散剤 10%散 散剤棚でアレビアチン散10%の装置瓶が配置されるべき位置に、リン酸コデイン散1%の装置瓶が配置されていて、間違って配置されていることに気付かず、アレビアチン散があるものと思い込み、かつラベルの確認を怠ってしまったため、調剤過誤が発生した。当事者が直ぐに気付き患者は服用しなかった。 散剤装置瓶を配置した時に正しく配置されたか確認していないこと。思う込みでラベルを確認していないことなど、ルールが守られなかったことが原因である。毎朝配置の確認を実施することと、3回のラベル確認のルールの遵守を徹底することとした。  
10 剤形違い エクセグラン散 散剤 100mg エクセグラン散 散剤 200mg/g 規格違いで調剤し払い出しで    
11 名称類似 リスパダール錠 錠剤 1錠1mg リボトリール錠 錠剤 1錠1mg 外来患者において、リボトリール錠1mg処方のところ、リスパダール錠1mgを調剤。患者が気付いて服用はしなかった。 類似名称であることと、同一処方内で直ぐ上にリスパダール錠2mgが処方されていて読み違えた可能性もある。処方の行間を広くすることを検討している。  
12 解熱鎮痛消炎剤 薬効類似 ペンタジン注 アンプル 1ml レペタン注 アンプル 1.5ml      
13 勘違い セルベックス     ロキソニン     看護師より処方間違いを指摘された。セルベックスを回収し、ロキソニンを再調剤した。 ロキソニンおよびセルベックスの併用処方が多く、調剤者、検薬者共にロキソニンからセルベックスと連想したことにより引き起こしてしまったと推測される。  
14 勘違い ゼルベックス     ロキソニン          
15 ヒューマンエラー ロキソニン           バッファリンで皮診と軽度呼吸困難のあったことのある患者に、ロキソニンを内服させ、軽度の呼吸困難があった    
16 精神神経用剤 規格違い アタラックスp注   25mg アタラックスp   50mg      
17 規格違い アタラックスP50mg アンプル 50mg アタラックスP25mg アンプル 25mg 本来、点滴に混入するべき量を間違えて点滴に混入してしまった 施行前に必ずカルテと薬剤の名前を声にだして確認する  
18 規格違い アタラックスP50mg 注射剤 50mg/1ml アタラックスP25mg 注射剤 25mg/1ml 注射の個人セット中、アタラックスP25mgのところに、50mgが入っており、そのままセットしてしまった。 多種類の含量のある製品は、その都度mg数を確認する。  
19 規格違い アナフラニール錠 錠剤 1錠25mg アナフラニール錠 錠剤 1錠10mg 外来患者において、アナフラニール錠10mg処方のところ、アナフラニール錠25mgを調剤。患者が気付き服用はしなかった。 当事者の注意力が足りなかった。複数規格あるものは、再度確認する習慣をつけることも必要かと思われる。  
20 規格違い ジプレキサン5mg 錠剤 5mg ジプレキサン 錠剤 10mg      
21 規格違い デプロメール錠 錠剤 1錠25mg デプロメール錠 錠剤 1錠50mg 外来患者において、デプロメール錠(50mg)2錠処方のところ、デプロメール錠(25mg)2錠で調剤。患者は医師から説明を受けていたため、25mg錠を4錠で服用し数量が不足するため連絡してこられ間違いが判明した。 複数規格ある薬剤の規格確認が不十分であった。  
22 規格違い ノリトレン(25) 錠剤 25mg ノリトレン(10) 10mg ノリトレン10mgのところノリトレン25mgで調剤し患者から指摘があり、内服前に交換した。 規格の確認の徹底、処方内容の再確認  
23 ヒューマンエラー リーマス 錠剤 1T 200mg リタリン  PZC 散剤 リタリン25mg  PZC2mg 薬剤分包時、昼と夜の薬を取り違えて作ってしまい、患者さんに渡してしまった。 薬剤分包の際、チェックミス。  
24 眼科用剤 判定不能 アルコール     ホウ酸水          
25 強心剤 数量違い ラニラピッド半錠 錠剤 0.1mg 1錠 ラニラピッド1錠 錠剤 0.1mg 1錠 医師の指示は、ラニラピッド1錠であったが、薬局からは半錠のラニラピッドが分包になって病棟に7日分きた。確認与薬のため配薬車にセットする時に看護師が確認しているが、そのまま患者に投与されることとなった。 薬をセットする時は、処方箋で内容が一致しているか確認する。(患者名・薬品名・量・日数・開始日)薬剤師のセットミスが考えられる。  
26 不整脈用剤 名称類似 アマリール     アルマール          
27 名称類似 アマリール     アルマール     業務過多の状況下で配属年数の短い薬剤師が調剤をしていたが、「アルマール」と処方されているところを「アマリール」が調剤されてしまい、監査時の確認が不十分でそのまま病棟に払い出してしまった。病棟の確認時において、看護師により間違いを発見していただき、患者さんへの投与は防ぐことができた。 アマリールは血糖降下剤であり、調剤時には注意を喚起する文書をつけるなどの対応をしていたが、調剤時の注意も喚起していたが誤認してしまった。 ただ、注意文書をつけていたことで病棟での視認性が高まり見つけることができたのだが、アルマールとアマリールはアマリールが発売当初から薬品名の誤認性も問題となる薬品であった。 今後は両医薬品の棚に再確認を促すように表示をするようにして再発防止の対策とする。 両医薬品の棚に再確認を促すように表示をするようにして再発防止の対策とする。  
28 利尿剤 規格違い ラシックス 40mg ラシックス ラシックス20mg錠0.5T 1x処方のところ、ラシックス40mg錠の半錠を調剤した。あらかじめ半錠に予製してあった40mg錠を思い込みと確認不足で誤って払いだした。    
29 ヒューマンエラー       ラシックス 錠剤 20mg 無投薬 カルテと薬品の確認  
30 規格違い ラシックス(20) 錠剤 20mg ラシックス(40) 錠剤 40mg ラシックス(20)1錠、1日1回朝食後服用の処方のところ、ラシックス(40)で調剤交付する。 規格が複数採用されている薬剤についての調剤では薬剤の内容の確認を徹底する。  
31 判定不能 ラシックス、アルダクトン           検査のため禁食であったため、朝の内服分と昼分が重複した。    
32 血圧降下剤 ヒューマンエラー アムロジン、セタプリル、セレネース、アキネトン 錠剤 アムロジン5mg、セタプリル25mg、セレネース1mg、アキネトン1mg カルスロット、レ二ベース、 錠剤 カルスロット10mg、レ二ベース5mg 朝食時中の与薬で他の患者の薬を与薬してしまった。 配薬容器を間違って取り与薬した。患者名を確認していなかった。配薬容器の位置が一緒になっていた。配薬容器を個人個人の場所に置く。名前を確認する。  
33 血管拡張剤 規格違い アンギナール 12.50% アンギナール アンギナール 25mg 医師1:入院時、持参薬のアンギナール錠(25mg)6T3Xを紹介状の処方に6T3Xとのみ記載されていたためアンギナール錠(100mg)6T3Xと思い込み、病院薬に変更するときにアンギナール錠がなかったため、アンギナール散600mg3Xで処方。 医師2:今回の処方に関して、前医からの紹介状で持参薬にアンギナール6T3Xの記載があり、当院コンピューター処方の薬剤DI表示を確認したところ同剤は1回25mg1日3回投与とされていた。この時点で持参のアンギナールは12.5mgと判断し、当院ではアンギナール錠12.5mgは採用されておらず、アンギナール散12.5%が採用されており、125mg/gと表示されていたためアンギナール75mg/日に相当すると思われたアンギナール散12.5%を600mg処方した。処方時,画面上の注意表示には気づかなかったため、処方エラーの意識はなかった。薬剤が処方され、患者さんに本人に渡されている際にも処方医に過剰投与の注意連絡はなかったため,服用後も気づかなかった。    
34 その他(剤形類似) フランドル テープ ニトロダーム TT s      
35 勘違い レニベース5 錠剤 5 ノルバスク5 錠剤 5 同じ降圧剤ということで取り違えた 良く確認する  
36 ヒューマンエラー バクシダール錠 錠剤 1錠100mg ヘルベッサー錠 錠剤 1錠30mg ヘルベッサー錠(30mg)3錠 7日分の処方において、同薬剤全21錠を調剤し供給したところ、バクシダール錠(100mg)1錠が混在していた。病棟で患者が気付き服用せず。 返品等の作業をした際、ヘルベッサー錠の中にバクシダール錠が1錠だけ混入したものと推測される。両剤は形態・色等が類似しているため気付かなかったものと思われる。返品作業は二人で確認し合うことになっているので徹底する必要がある。  
37 高脂血症用剤 規格違い リパンチル100mg カプセル 100mg リパンチル150mg カプセル 150mg 規格誤り    
38 その他の循環器官用薬 薬効類似・外観類似 ケイキサレート     カリメート          
39 薬効類似・外観類似 カリメート       ケイキサレート        
40 気管支拡張剤 数量違い ベネトリン   0.1mL ベネトリン   0.2mL      
41   薬効類似 テルシガンエロゾル 吸入剤 5mL1瓶 ベロテックエロゾル100 吸入剤 10mL1瓶 外来患者において、ベロテックエロゾル100処方のところ、テルシガンエロゾルを調剤。患者が気付き使用しなかった。 吸入剤で形状が類似していることや、両者が隣どうしであったため、取り違えたものとおもわれる。  
42 含嗽剤 勘違い イソジンスクラブ 液体 500mlボトル イソジンガーグル 液体 30ml 新生児室入室前にうがいをしようとして、イソジンガーグルと間違えて使用した 手洗い用にはイソジンスクラブを置かない。家族への説明を徹底する  
43 その他の呼吸器官用薬 ヒューマンエラー       フルタイド     薬包に穴を器械が開け、吸入されるようになっていたが、吸入された薬包に穴が2箇所開いていた。1回は吸入されていなかったことになる。 吸入前に穴が開いているかどうか確認し、患者にも確認するように指導する。  
44 消化性潰瘍用剤 記号違い ガスターD錠 錠剤 20mg ガスター錠 錠剤 20mg      
45 規格違い ガスター錠 錠剤 1錠10mg ガスター錠 錠剤 1錠20mg 外来患者において、ガスター錠20mg処方のところ、ガスター錠10mgを調剤。再診時に担当医師から指摘され間違いが判明した。患者は14日間服用してしまったが特に影響は見られなかった。 当事者の注意力が足りなかったと思われる。複数規格あるものは常に念頭におき、再確認する習慣をつけることも大切かと思われる。  
46 規格違い ガスター錠 錠剤 20mg ガスター錠 静剤 10mg ガスター錠10mgの処方に20mgを調剤してしまった。 製品名のみに気をとらわれていた。規格も十分に確認する。  
47 剤形違い セルベックス カプセル 50mg セルベック10% 顆粒 50mg/包      
48 下痢、浣腸剤 数量違い アローゼン 顆粒 0.5G/包 アローゼン 顆粒 1G/包 アローゼン1G/包が処方されているところ0.5G/包を払い出してしまった 1包0.5Gと1Gの2規格があることを常に念頭に置いて検薬をするように心がける  
49 唾液腺ホルモン剤 名称類似 メバロチン錠 錠剤 1錠10mg パロチン錠 錠剤 1錠10mg 外来患者において、パロチン錠(10mg)3錠処方のところ、メバロチン錠(10mg)3錠で調剤。患者が気付き服用はしなかった。 薬品名が類似し、規格が同一だったため読み違えたものと思われる。  
50 甲状腺、副甲状腺ホルモン剤 勘違い 酸化マグネシウム 散薬 0.5g、朝食後 酸化マグネシウム 散薬 0.5g、夕食後 夕食後と印字すべきを朝食後と印字する。 前回の印字情報をそのまま確認せずに入力した。確認の徹底。分包終了後、監査時にきちんと確認する。  
51 副腎ホルモン剤 薬効類似 プレドニン5ミリg 錠剤 5mg デカドロン 錠剤 0.5mg      
52 ヒューマンエラー プレドニゾロン 錠剤 5mg プレドニゾロン 錠剤 5mg6錠2×1(4・2・0) 退院処方に、本日から開始のプレドニゾロンが書かれていたたが、そのまま薬局に流したため、退院の薬に混ざって放置されていた。そのため2日投与されなかった。 同じ処方箋に違う開始日の薬を同時に書かない。指示をとった看護師は、退院処方と本日からの処方があることを確認し、退院セットにいかないように、コメントを記入するか、いしへの確認を怠らない。  
53 規格違い プレドニロゾン 5mg プレドニロゾン 1mg 看護師より、調剤過誤を指摘された。患者服用前につきすべてを回収し再調剤した。 注意力の散漫によるチェックミスより生じたと考えられるため、より一層注意を払い調査業務に従事する。  
54 勘違い ロキソニン 錠剤 60mg プレドニン 錠剤 5mg      
55 数量違い プレドニン10mg 錠剤 10mg プレドニン5mg 錠剤 5mg ブレドニン5mg4T1回量のところ、10mg2Tと処方箋に記載があり、そのままの数量で調剤してしまったが、入力オペレーターから確認の連絡があり、病棟に確認したところ、誤りであったことがわかった。 処方箋に記載された規格、錠数を確認する。  
56 規格違い リンデロン アンプル 20mg リンデロン アンプル 2mg 注射処方箋にはリンデロン4mgと記載があり、リンデロン2mgを2A払出すところを、リンデロン20mgを2A払出した。 リンデロン2mgとリンデロン20mgは近くの位置に保管してあった。リンデロン20mgはほとんど調剤されないので、別の保管場所(冷蔵庫)に移動  
57 その他のホルモン剤 規格違い イノレット30R   イノレットR   イノレット30RからイノレットRへの指示変更があったが実施は変更されていなかった 指示が変更されたが確認を怠った。一日指示の物はい本だけ受ける。施注にあたりカルテ、注射伝票との確認をする。院内で使用されている注射薬の種類作用単位について意識を持つ  
58 規格違い ペンフィル30R注150U/V V 30R ペンフィルR注150U/V          
59 規格違い ペンフィルR     ペンフィル30R          
60 規格違い ペンフィルR 注射薬 150単位-1.5ml/v ペンフィル30R 注射薬 150単位-1.5ml/v 定時S.Cのペンフィル30Rが途中でなくなり,速効型インスリンのペンフィルRを誤使用    
61 薬効類似・同一記号 ヒューマリンN     ペンフィルN     ペンフィルNの処方をヒューマリンNで払い出した    
62 記号違い ペンフィルR注 注射剤 1筒150単位 ペンフィルN注 注射剤 1筒150単位 外来患者において、ペンフィルN注処方のところ、ペンフィルR注を調剤。患者が気付き使用はしなかった。 薬品名や包装形態(カラーコントロールはされているが)が類似しているものであり、特に注意しなければならない品目である。調剤時注意力が足りなかったものと思われる。  
63 規格違い ペンフィル30R   6単位 ペンフィルR   6単位 ノボペンにペンフィルRをセットし6単位皮下注射するところをペンフィル30Rをセットして皮下注射した。    
64 生殖器官用剤 剤形違い メトロニダゾールゲル 外用薬 500g メトロニダゾールCMC 外用薬 500g      
65 化膿性疾患用剤 数量違い バラマイシン軟膏   10g バラマイシン軟膏   250g 医師より処方間違いを指摘され、早急に交換した。 規格が2種類以上あるものの調剤は、再度規格を確認し注意することをさらに徹底する。  
66 鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤 剤形違い トプシムローション ローション 10g トプシムスプレーL スプレー 28g トプシムスプレーLの処方をトプシムローションと読み間違えて調剤する。患者よりの指摘により再確認し、取り替える。 トプシムスプレーLの表示のLに目がいき、ローションと思いこみ調剤する。処方箋を間違え無いように注意するように気をつける。 調剤後の監査パスもあり、処方箋の読み間違えに注意を払う必要がある。スプレーLのような商品名も間違えの原因になっていると思われる。
67 勘違い ダイアコート軟膏 軟膏剤 1本5g ロコイド軟膏 軟膏剤 1本5g 外来患者において、ロコイド軟膏処方のところ、ダイアコート軟膏を調剤。患者が気付き使用しなかった。 スペースが狭いことと、注意力が足りなかった。スペースの拡張は無理なので配置方法を検討する必要がある。  
68 ビタミンA剤及びD剤 規格違い アルファロール 軟カプセル 0.25 アルファロール 軟カプセル 1 一包化調剤でアルファロール(1.0)のところにアルファロール(0.25)で調剤する。 処方箋枠を飛び出した記載があり、そこに注意がいってしまった。処方箋枠内に記載するように気をつけてほしい。処方箋記載内容の読み違え、読み落としをしないように気を付ける。  
69 規格違い ワンアルファ 0.25 ワンアルファ 0.5 患者持参薬と当院採用薬との規格が違うことに気がつかず処方依頼をしたが、薬剤師が気がつき再処方をした。 看護師からの報告には、薬剤名と錠数のみの記載しかなく、担当医師が規格違いの薬剤に気づかず処方依頼をした。  
70 糖類剤 規格違い 20%ブドウ糖 注A 20ml/A 5%ブドウ糖 注A 20ml      
71 規格違い ハイカリパック   2000ml ハイカリパック   4000ml      
72 たん白アミノ酸製剤 記号違い アミノトリパ1号     アミノトリパ2号          
73 記号違い アミノトリパ1号     アミノトリパ2号 アミノトリパ2号   アミノトリパ2号の処方に対し同1号を調製、患者に使用された。    
74 同一記号 アリメール2号 注射   アミノトリパ2号 注射     名称の類似。アリメール2号の場所に、これはアリメール2号と大きく記載し、注意を喚起  
75 規格違い ユニカリックL注2000     ユニカリックL注1000          
76 記号違い アミノトリパ1号・アミノトリパ2号           他の患者の薬剤がセットされていた。 処方箋と患者名と薬品名を確認する。  
77 ヒューマンエラー アミノフリード ツインバック         ツインバクの開通忘れ ツインバックは患者さんに投与時、ボトルをつるした時に、下側が多きバックで上が小さいバックになっている。これは製造時に反対すすれば開通していなくても追加時気が付く。また、抗生剤のキットタイプのものもつるした時に、上が粉で下が水になっているが、これも反対に製造すれば粉だけを点滴することは出来ないので溶解忘れはおこらない。製品の安全に対するチェックが不備。  
78 ヒューマンエラー アミノフリード           アミノフリードは上と下を混合して用いるが、既にこんごうしてあるようにも見え勘違いのもと。 上室にある液に色をつけるか混合したら色が消えるなどの工夫が必要。  
79 ヒューマンエラー             5FUの入ったアミノフリードの上下の開通を忘れて投与。気がつかず、終了。 開通時に印を付けていく  
80 ヒューマンエラー             アミノフリードが上下開通してなかった やったつもり、思いこみは危険であるため必ず最後まで確認をする。  
81 ヒューマンエラー             アミノフリードの上下室を開通しなかった 開通したことがわかる工夫が必要  
82 血液代用剤 記号違い ウィーンD     ウィーンF          
83 記号違い ソリタT3   200ml ソリタT1   200ml 注射箋の書き間違えに気づかなかった 再確認と声出し確認  
84 規格違い ソリタT3 500ml     ソリタT3 200ml       思いこみと確認を怠った。  
85 記号違い ソリタT3   500ml ソリタT3G   500ml      
86 記号違い ソリタT3     ソリタT3G          
87 記号違い ソルデム3AG   500ml ソルデム3A   500ml ソルデム3Aの指示がでたので、リーダーがソルデム3AGを処置台に準備していた。受け持ち看護師は、そのまま病室に持っていきそこで伝票と確認して間違いに気づいた。 3Aと3AGがあることの認識と、伝票との確認である。  
88 規格違い フィジオ35 注射液 500ml フィジオ140 注射液 500ml  「フィジオ140」を10本請求されていたが、「フィジオ35」を10本払い出してしまった。請求先でこれに気付き薬剤部へ連絡し、正しい薬剤と交換した。 請求された薬剤は、2種類の規格があり、間違えてしまった。  
89 記号違い ラクテックD 輸液 500ml ラクテック 輸液 500ml      
90 数量違い 生食   20ml 生食100ml   100ml 準備段階で、患者名に100mlが20mlの生食が入っていた。 病棟内で準備時と薬品のボックスにいれる時の確認を伝票にて確実にする事  
91 規格違い 生食100ml ボトル 100ml 生食50ml ボトル 50ml 溶解液の誤り    
92 記号違い 低分子デキストランL注 点滴 500ml 低分子デキストラン糖注       後発品なら名称を低分子デキストラン2号注とか低分子デキストランD系注とかにすべき。  
93 止血剤 名称類似 トロンビンミドリ バイアル瓶入り内服・外用剤 1万単位 トロンビンモチダ バイアル瓶入り内服・外用剤 1万単位 トロンビンモチダ(1万単位)1瓶処方のところ、トロンビンミドリ(1万単位)1瓶を調剤。トロンビンミドリは血液製剤に該当し調剤方法が異なることに気付かない上に有効期限が切れていた。病棟の看護師が気付き使用しなかった。 有効期限切れのトロンビンミドリが調剤室に置かれていた管理の悪さと、調剤者がトロンビンミドリは血液製剤に該当することや有効期限のチェックをしなかったことによる。定期的な有効期限のチェックの強化が必要である。  
94 その他の血液・体液用薬 薬効類似 バファリン81 錠剤 81mg バイアスピリン 錠剤 100mg      
95 糖尿病用剤 数量違い ダオニール錠 錠剤 1錠1.25mg ダオニール錠 錠剤 1錠1.25mg ダオニール錠1.25mg 0.5錠 分1 30日分処方で、合計15錠調剤すべきところ、 30錠調剤。患者は医師から半分に減量する旨説明をうけており、薬袋の指示も0.5錠になっていたが、30錠あったため1錠が従来の半分量だと思い込み1日1錠服用してしまった。再診時に医師が気付いて間違いが判明した。患者は従来の服用量と同じ量のため問題なかった。 日数に気をとられ数量を勘違いしたものと思われる。また当事者の注意力が足りなかった。0.5錠の場合、半錠にして分包してあげることが必要である。  
96 規格違い ベイスン 錠剤 0.2ミリグラム ベイスン 錠剤 0.3ミリグラム      
97 他に分類されない代謝性医薬品 規格違い エスポ   24000IU エスポ   750IU      
98 薬効類似 エポジン   12000単位 エスポー   12000単位 処方はエスポー12000単位であったが、エポジン12000単位が調剤され皮下注射された。    
99 規格違い ネオーラル カプセル 1カプセル10mg ネオーラル カプセル 1カプセル25mg 入院患者において、ネオーラルCap25mg2Cap分2処方のところ、ネオーラルCap10mg2Cap分2で調剤。病棟の看護師が気付いて、患者は服用しなかった。 25mgCapの隣に配置されていた10mgCapをうっかり取ってしまったが、規格の確認を怠っていた。当事者の注意力が不足していた。複数規格あることを認識させる方法を検討中。  
100 ヒューマンエラー             IVH(トリプル)ライン挿入中の患者さんで、FOYの流れているラインに謝って抗生物質を側管からつないだために、ラインが詰まってしまった。 薬剤の性質上、配合変化をおこしやすいとわかっていたにも拘わらず、つながれているラインを勘違いしてしまった。一目でラインの区別が付くように常にラインを整理しておく。また、側管からつなぐときに再度確認をしてからつなぐ。  
101 アルキル化剤 勘違い ジュムザール バイヤル 1g イホマイド バイヤル 1g 定期の注射処方でイホマイド1gを準備しなければならないのに、ジュムザール1gを間違って送付した。 自己監査だったので、他者に監査を依頼する。保管する場所を変更する。  
102 抗腫瘍性抗生物質製剤 規格違い マイトマイシンs注 2mg マイトマシンs注 10mg      
103 抗腫瘍性植物成分製剤 名称類似 タキソテール 注射薬 60mg タキソール 注射薬 60mg 医師がタキソールをタキソテールと処方箋に記入した 商品名の類似。一般名にするとタキソテールの場合に表示箱のドセタキソルの字が小さい。一般名と商品名必要量を記入できるゴム印を各部署に配布の予定  
104 名称類似 タキソテール     タキソール     他にタキソールを行っている患者がいる 製薬会社がよく似た薬剤名を使用しない  
105 判定不能 ベプシド バイアル 10mgの記載があり ベプシド バイアル 100mg ベプシド10mg9バイアル請求の記載があり、100mg9バイアルを交付する。 薬剤の投与量及び規格含有量の確認を徹底する。  
106 刺激療法剤 規格違い リマチル 錠剤 100mg リマチル50mg 錠剤 50mg 50mgの処方にたいして100mgを払い出した リマチルは1種類しかないというおもいこみがあった。容量・規格を確認し業務に集中する。  
107 外観類似 テオドール錠 錠剤 100mg リマチル錠 糖衣錠 100mg 上記2剤は錠剤と糖衣錠との違いはあるものの、ヒートの印刷インクも似ている。2剤は薬品棚の近接した位置にあったため、取り違えてしまった。 上記2剤を薬品棚の離れた位置に配置しなおし、ライト付き大型ルーペを配備して調剤薬剤の確認がし易くした。  
108 その他のアレルギー用薬 名称類似 アテレック錠 錠剤 10mg アレロック 錠剤 5mg アレロック錠(5mg)のところをアテレック錠(10mg)と間違えて調剤した。 商品名を良く確認する事と、科名や他の薬剤からアテレック(降圧剤)が処方されていることが適しているか、良く考えることが重要だと思います。また似通った名前の薬剤を同じような所に置かない。  
109 主としてグラム陽性菌に作用するもの ヒューマンエラー外観類似 スルペラゾン 点滴注射薬   バンコマイシン 点滴注射薬   バイアルの蓋がともに黄色で似ており間違えて溶解して投与した   1日2回バンコマイシンとスルペラゾンを投与する際、誤って逆に溶解したため投与順番が逆になってしまった
110 規格違い バンコマイシン点滴静注用キット0.5g 点滴静注用キット 0.5g バンコマイシン点滴静注用1.5g/v 点滴静注用 1.5g/v      
111 主としてグラム陰性菌に作用するもの 勘違い アスパラK     イセパシン          
112 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 外観類似 マキシピーム ビンクの栓のバイアル 1g ユナシン うす青色の栓のバイアル 1.5g 生食キットH100ml+ユナシンS1.5g1Vの指示があり、溶解したが、溶解したのはマキシピームであった。 他の看護師の目も通してもらう。  
113 規格違い セファメジン   1g セファメジン   2g      
114 名称類似 セフメタゾン バイアル 1g/V セファメジン バイアル 1g/V セファメジンを点滴で使用する予定で、皮内テストを施行して、看護カルテにもセファメジンと記載してあった。しかし、注射伝票に記載する際、セフメタゾンの欄にチェックしてしまった。 うっかりミスである。 注射伝票の中に、並んで印刷してあった。  
115 ヒューマンエラー ヘパリン 液体 15cc セファメジン 液体(溶解済のため) 1g 手術の前に投与すべきヘパリンを20ccの注射器に入れておいたが、その隣にセフアメジンも20ccの注射器に入っておいてあったため、抗生剤を投与しようとした。 確認不足。  
116 規格違い セファメジンα注 キット 1g セファメジンα注 キット 2g      
117 名称類似 セファメジン バイヤル 1g セフメタジン バイアル 1g      
118 勘違い カルベニン   0.5g チエナム   0.5g ダラシン+カルベニンの点滴静注を、ダラシン+チエナムを点滴静注するはずの患者に行った。 使用直前に再確認(薬剤、患者も)  
119 規格違い フルマリン   1gと2g フルマリン   2gと1g 同姓の患者間で、フルマリン2gを点滴静注する患者にフルマリン1gを点滴静注し、フルマリン1gを点滴静注する患者にフルマリン2gを点滴静注した    
120 剤形違い フルマリンキット静注用1g キット 1g フルマリン注0.5g/v v 0.5g      
121 勘違い ブロアクト   1g メロペン   1g 確認せずつないだが、すぐ気がつき取り替えた。 マニュアルの再確認が必要。  
122 主としてグラム陽性菌、マイコプラズマに作用するもの 名称類似 クラビット錠 錠剤 100mg クラリシッド錠 錠剤 200mg クラリシッド錠にクラビット錠を調剤してしまった。 薬品名が似ていた。薬効はほぼ同じ。通常、クラリシッド錠は一日2回が多いがこの処方では一日3回となっていたのでクラビット錠と思い込んでいた。思い込みでしない、確認を良くする。  
123 主としてカビに作用するもの 勘違い アタラックスpシロップ     ファンギゾンシロップ          
124 その他の抗生物質製剤 記号違い ビクシリン     ビクシリンS          
125 抗ウイルス剤 ヒューマンエラー レベトール           長期投与不可なのに医師の指示どおりに28日分処方してしまった。 誰が見ても長期投与不可だあることがわかるような印が薬の場所にあると良い。この時点では、お知らせを流しただけでそれぞれの知識に任せていた。  
126 その他の生物学的製剤 規格違い イントロンA バイアル 300万単位 イントロンA バイアル 1000万単位 患者さんにイントロンAを600万単位(300万単位×2V)施行するところを1000万単位施行しようとした。 伝票と薬剤名をよく確認しなかった。  
127 機能検査用試薬 勘違い フルオレサイト 注射剤 10%5ml フェノールスルホフタレイン 注射剤 0.6% 1.3ml 病棟より請求があって払いだした分の注射剤で、フェノールスルホフタレインのところに、フルオレサイトが入っていると病棟から連絡があり、交換した。 頭文字のフと検査薬が赤い液であった。最後まで名前を確認する。  
128   判定不能       IMKCL10ml2A          
129   略号(院内製剤) PーEアイウ(院内約束処方) 散剤 合剤(2.2g/包) PーMアイウ(院内約束処方) 散剤 合剤(2.2g/包) 外来患者において、PーMアイウ 3包 分3 28日分処方のところ、PーEアイウを調剤。患者は7日分服用して気付いたが、特に問題はなかった。 両剤は筋緊張性頭痛に使用する薬剤で、1種類成分が異なる院内約束処方であり、用法は同じである。また、色の異なるラインを入れて区別していたが、用法・用量は同じであるため紛らわしい。今後、色別ラインだけでなく、薬品名も印字する予定である。  
130   略号(院内製剤) PーEアイウ(約束処方) 散剤 1包2.2g PーMアイウ(約束処方) 散剤 1包2.2g 外来患者において、院内約束処方のPーMアイウ処方のところ、同効薬の約束処方であるPーEアイウを調剤。患者(当院医師)は一部服用後気付いた。 同効薬の約束処方で、識別用のカラーのラインを入れてあるが、類似名称であるため取り違えた。薬品名印字装置を購入し印字することとなった。  
131   判定不能 アクネワッサー     アクネローション     看護師より白い液体が調剤されているとの指摘があり、アクネローションと交換した。 注意して調剤を行う。  
132   ヒューマンエラー セブンイーピー、酸化マグネシウム、ラクトミン、ネオラミンスリービー、メリスロン、エビプロスタット 錠剤、散剤   セロクラール、テルネリン、ラクトミン、酸化マグネシウム 錠剤、散剤   食事後、配薬容器の取り間違いにより、他の患者の薬を飲ませてしまった。 配薬容器を離して置く。患者名を確認する。  
133   判定不能       ベナ          
134   その他       メロペン点滴用0.5g バイアル、生理食塩液キットH   メロペンのバイアルを生食100ml(キット)にて溶解すると、バイアル内にゴムの破片が混入していた 製薬会社に調査を依頼し、注射針がゴム栓を貫通する際に削り取ったゴム片がバイアル内に落下したもの(コアリング)であるとの回答を得た。  
135   判定不能       モダシン          
136   判定不能 ビクシリン                
137   判定不能 ペプシド 錠剤 25mg           患者に渡す前に管理不適切なためにくずれていた
138   判定不能 ホリゾン アンプル 10ミリグラム            
139   判定不能 ユニカリックN             思いこみ行動を取った為、確認の上行動を起こす  
140   判定不能 ルゴール液                
141   数量違い ロヒプノール             薬剤科のダブルチェックが利いてない  
142   判定不能 亜鉛化軟膏           外用薬の間違え    
143   判定不能 塩化カルシウム                
144   判定不能     デカトロン            
145   数量違い             アスパラK1A指示のところを2A混入した    
146   ヒューマンエラー             苗字に二人とも竹がついており、配薬箱が隣り合わせに並べてあった。内服薬の一部を違う患者さんに配薬し患者さんより間違っている事を指摘さてた。 同じような名前を並べておかない。  
147   判定不能             1本目の輸液に入れるのを2本目に入れた    
148   ヒューマンエラー             一日毎配薬していた患者であった。昼食後薬を内服させ、前日にも夕食後薬を昼に内服しており、誤って内服しないようオーバーテーブルの端に薬を置いた。しかし、15時訪室した時には夕食後薬を既に服用されたあとであった。 病識の薄い患者であり、前日にも同様の誤薬があったこと、また、内服しないよう配慮したつもりだったがオーバーテーブルの上では、患者の手の届く場所であり不確実であり判断に誤りがあったと反省される。翌日より毎食後配薬する事とした。  
149   ヒューマンエラー             薬剤の内容は同じだったが、ボトルの名前が違った 患者毎に点滴をベットサイドに持って行くときはトレーに1つずつ持っていく。施行前にボトルと名前を確認する。患者に名前を確認する。  
150   ヒューマンエラー             キロサイド終了後生食を2/Hでルートキープ中だった。翌日、9時より主治医にてキロサイドにて更新した。患児の部屋の巡室時シリンジが切り替わっていることは確認したものの補液の速度を怠っていた。自宅に帰ったところ主治医より電話があり、5/Hで施行するところを、2/Hになっていたことを知った。 目で見て、声出し、指指し確認を徹底する。  
151   判定不能                  
152   判定不能             今後増量する予定で、主治医は薬剤を処方していた 現在与薬する量で、処方するべきである。  
153   判定不能             水剤の表示内容をみまちがえた。    
154   ヒューマンエラー             cーパラの保管が冷蔵庫にて、伝票を見ていなかった為、準備時いれわすれた。 病棟内で、冷蔵庫に入れる薬品があることが解かるようにした。  
155   ヒューマンエラー             薬袋に止めてある処方箋と薬袋に書いてある患者名が違っいた    
156   数量違い             イオパミロン300 20ml 10本の請求に、2本だけ払いだしてしまった。 前日、不足数を発注するとき、10本と伝票に記載すべきところ、包装単位(5本/箱)の2と書いたため、当日、不足数を2本と間違えた。  
157   勘違い             外来患者において、リーバクト顆粒、六君子湯エキス顆粒、その他処方のところ、リーバクト顆粒を重複調剤(二人の者が調剤)し六君子湯エキス顆粒は調剤漏れを生じてしまった。 他部署から調剤の応援に入った者が、調剤上のルールを勘違いしたため。ルールの再確認と先に調剤した者が調剤個所に印をつけることなどを検討する必要がある。  
158   ヒューマンエラー             一日分毎の注射薬調剤(薬袋方式)において、薬袋が複数枚になるため減らしてまとめようとした際、患者名が同姓類似名であったため、本来の患者の薬袋に正しく入っていた注射薬を別の患者の薬袋に入れてしまった.病棟看護師が気付いて使用しなかった。(両患者は同一病棟) 注射薬調剤は機械化(薬袋方式)しており、病棟毎に五十音順の患者名で連続して調剤されてくる仕組みになっていて、両患者は同姓類似名で連続していたため同一患者と勘違いしてしまったものと思われる。五十音順ではなく患者ID順に調剤する仕組みに変更予定。また、薬袋が多くなっても入れ替えたりしないこととした。  
159   勘違い             トプシムローションの部位を「顔」で入力したので訂正したとオペレーターより連絡があり、外来に問い合わせをして確認したところ、「頭」とのことであった。薬袋を確認したところ、「顔」になっていたとのことで、お詫びして直していただいた。 処方せんに記載されている字が少し読みづらかったこともあるが、処方箋の内容と薬袋を確認すべきであった。  
160   勘違い             定時の薬で薬袋の印字が寝る前とするところを夕食後と印字機に入力して薬袋を出してしまった。 新規に入力した処方箋には新規であることがわかるようにふせん紙をつけて注意を促すようにしていたが、チェックが働かなかった。  
161   勘違い             外来患者で、レニベース錠(5mg)1錠 分1とヘルベッサー錠(30mg)3錠 分3処方の処方において、薬袋を交差してしまい、その為両剤の服用方法及び服用量が逆になってしまった。患者は10日間服用しレニベース錠が不足したため連絡してこられ間違いが判明した。 薬剤を薬袋に入れる時に本来入れるべき薬袋をよく確認せず、無意識でただ入れたものと思われる。監査でも薬袋と現物との確認を怠ったものと思われる。薬袋にRp番号が入っているので、処方順に調剤、監査することを徹底する。  
162   判定不能             患者さんより、リン酸水素カルシウムがいつもと違う味がするとの電話があった。散剤監査システムの記録では間違いなく調剤されていたのでその旨を話したが、ガムのような味がしていつもと違うと言われた。その薬の一部を調べると、外観は同じだが、味はかすかにフルーツのような味が感じられるものが3包あった。器械の使用記録から前に分包したザジテンドライシロップによる汚染が疑われた。 リン酸水素カルシウムは処方例も多いことから、まとめて1包1gに分包しておくことにする。  
163   数量違い             患者より、エストラーナを28枚のところ、14枚しか調剤されていない旨の連絡を受け、不足分の14枚を郵送した。 処方せんをよく見て、間違いのないよう調剤するよう気をつける。  
164   数量違い             患者より50日分処方のところ、30日分しか処方されていない旨の連絡があり、不足の20日分を再調剤することとした。 4月以降様々なパターンの日数で処方されるようになったので、調剤する際は日数を確認することが必要である。  
165   数量違い             メタルカプターゼを12CAP調剤するところ、14CAP調剤してあることに気がつき薬剤部に連絡が入った。至急、病棟に行き2CAP引取った。 注意力の散漫により生じたため、より一層の注意を払い調剤業務に従事する。  
166   数量違い             患者より、ザンタック錠60日分のところ、30日分しかないとの問合せの連絡があった。確認したところ調剤不足であることが判明、薬剤を郵送することとした。 調剤および処方鑑査を厳重かつ慎重にすることとした。  
167   その他             ザンタック錠が欲しくて来院した患者に対し、ザンタック錠が処方されていなかった。 前回、来院時処方にはザンタック錠は含まれてなく、Do処方により起きたのではないかと推測される。主治医による処方入力画面の最終チェックを徹底して行うこととする。  
168   その他             患者代理人より、アストーン錠が入っていないとの申出があった。 アストーン錠は3月31日をもって販売中止のため処方できない旨を患者代理人に説明した。処方入力システムでは、処方画面上に取り扱い中止になった薬剤には、「この薬使用中止」と表示しているので、入力医師は知ることができる。処方医は、処方出来ない理由を説明しなかったと推測される。  
169   数量違い             患者よりラシックス錠が30錠あるべきところ15錠しかないとの指摘を受けた。当該薬剤の残数には余裕があることから、翌日不足分を郵送した。 通常の処方において、ラシックス錠の1日投与回数は、1回であることが多いことから、今回も同様だと誤って思い込んでしまい、処方せん上の記載を確認することを怠ったことによるものと考えられる。今後は確認を怠らないよう注意する。  
170   数量違い             病棟より塩酸バンコマイシン散を14バイアル調剤するところ、4バイアルしか調剤されていないとの指摘があった。 不足分を再調剤し、病棟に届けた。注意力の散漫によるチェックミスより生じたため、より一層の注意を払い調剤業務に従事する。  
171   数量違い             病棟より、アドフィード5袋のところ3袋しかないとの指摘があった。直ちに、不足分2袋を調剤した。 通常、アドフィードやカトレップは3袋で処方される場合が多いため、思い込みにより数量の確認を十分に行わなかったのが原因と思われる。今後は、処方頻度などにとらわれず確認するよう注意する。  
172   数量違い             患者よりソレトン錠63錠のところ42錠しか処方されていないとの指摘を受けた。直ちに、不足分21錠を再調剤した。 現在行っている鑑査と調剤業務を、今以上に注意する必要がある。  
173   その他             患者に予薬した調剤薬に毛髪が混入していた。 現在、散剤の調剤担当者は全員が帽子をかぶり、毛髪の混入を防ぐ対策を実施しているが、今後は薬剤の異物検査をさらに徹底することとした。  
174   その他             ソレトン、セルベックスを自動錠剤分包機で調剤した際、他の薬剤が1包に混入していた。患者服用前に錠数の違いに気づき、再調剤した。 1包1包、注意深く確認して、調剤する必要がある。また、分包機の点検も必要と考えられる。  
175   剤形違い             ポリミキシンBが錠剤で服用のところ、粉砕されたものが病棟に届いているとの指摘が看護師よりあった。 散剤を調剤している時間帯で、この処方も同様に粉砕の指示があるものと思い込んで調剤をした。  
176   その他             病棟より1包化された薬剤について、全21包中1包のみにプレドニン錠5mgが1錠多く入っていたとの指摘を受けた。直ちに再調剤をし、交換した。また、残薬を確認したが他に薬剤超過および不足は発見されなかった。 連休前夜のため処方が多く、その処理のために自主的に支援を行った結果であった。  
177   その他             酸化マグネシウムの薬袋に薬剤が入っていないとの指摘を看護師より受けた。処方せんを確認したところ、秤量する薬剤ではあったが調剤していない様子で薬袋にも調剤の印がなかった。しかし、薬袋は封をされた様子で折られていた。 この処方せんは、計数調剤と錠剤を1包化する調剤と別々に検薬をしており、この間に酸化マグネシウムの薬袋も一緒に折られてしまった可能性が高い。検薬をする際には、未調剤の薬袋も確認して慎重かつ正確に行う必要がある。  
178   数量違い             看護師より薬剤1包の不足を指摘された。再調剤をし病棟に届けた。 パイルにて4包に分包すべき薬剤を3包に分包してしまった。本来なら、他の人が分包数を確認するところ、処方数が多かったためチェックを怠り発生したと推測される。確認チェックを徹底することとした。  
179   数量違い             4日分から7日分に処方修正のあったにもかかわらず、処方修正されないまま調剤されているとの指摘を受けた。 内容を十分に確認し、訂正しなければならない。  
180   数量違い             ベゲタミンAが14錠不足しているとの指摘を患者より受けた。直ちに速達で不足分を郵送した。 一つの処方内容に多くの薬が処方されているため、調剤し忘れた可能性が高い。注意深く処方することとする。  
181   ヒューマンエラー             オペ患者に、術後感染予防のためフルマリン注後に経口抗生剤を投与するはずだったが、処方されていなかった。薬剤師が服薬指導時に気がつき、看護師および医師に確認し処方忘れが発覚した。医師より至急で処方依頼を出した。 今後も、注意深く問題点を医療者に提起し、事故を未然に防げるよう努力する。  
182   判定不能             処方内容に疑義があり、処方医に照会したところ入力ミスと判明。薬剤師より処方修正を依頼した。 医師が処方を入力する際に、1日量を入力すべきところで1回量を入力したと思われる。散剤の用量は、錠剤と異なり、薬剤ごとに投与量を把握しなければならず、処方でのリスクは大きい。特に小児に対する投与量は、年齢・体重で異なり煩雑である。添付文書の記載も薬剤ごとに異なり1回量での記載であったり、1日量の記載であったりする。対策としては、小児用薬剤名の後に体重あたりの投与量を表示する。当院では、散薬鑑査システムで印字される薬剤名の後ろに投与量を表示し小児に対する投与量の確認を徹底している。  
183   ヒューマンエラー             主治医より散薬に分包誤差があるとの指摘を受けた。患者の家族の話によると、60包のうち1包だけ量が少ないものがあったとのことだった。直ちに、1包を再調剤し交換した。 散薬分包機は、分包開始直後の1包目が少なくなることがある。機器メーカーに依頼をして、散薬分包機の分包精度を改良するとともに、分割分包後の誤差確認をさらに徹底する。  
184   ヒューマンエラー             患者より散薬に分包誤差があるとの指摘を受けた。患者の了解を得て、再調剤したものを速達にて郵送した。 薬剤の1包量が約0.3mgと少量のため、分割分包時は、細心の注意を払う。今後、分割分包後の誤差検査をさらに徹底する。  
185   ヒューマンエラー             病棟よりグルコンサンK散21包のところ28包しか調剤されていないとの指摘を受けた。直ちに確認をして再調剤した。 注意を払い調剤業務に従事する。  
186   ヒューマンエラー             病棟看護師より10%ヨードチンキ液の色が薄いとの指摘を受けた。製剤品を回収し新しいものと交換した。 製剤の調剤過程を考えると、担当者が調剤時に攪拌を十分に行わなかった可能性がある。製剤調剤時には十分な攪拌がなされていることを確認する。分注前より後のほうが確認が容易なため、分中後の確認を徹底することを申し合わせた。  
187   ヒューマンエラー             看護師よりパナルジン錠の中に1錠プリンペラン錠が入っていたとの指摘を受けた。正しい薬を病棟に届けた。 鑑査を行った際に、に見落とし鑑査を終えてしまった。時間に余裕がなくても、十分に確認する必要があった。今後は十分に注意して鑑査を行う。  


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