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全般コード化情報の分析について

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全般コード化情報の分析について


1 全般コード化情報の収集状況

報告施設数  :  113施設
全般コード化情報事例数  :  5928事例

2 分析方針

 今回の分析は、以下の方針に基づき実施した。

1)収集した事例について、頻度を単純集計した。なお、患者の年齢、勤続年数、部署配属年数については、年代別など範囲を設定して集計した。

2)収集した事例について、発生場面と内容の相互関係が重要と考えられるため、それらのクロス集計を行った。

3)その他の重要な項目として、当事者の職種と発見者、発生場面、発生要因、影響度についてクロス集計を行った。


3 分析項目

 以下の項目について、単純集計、クロス集計を行い、この結果を集計表とグラフに整理した。


<単純集計>

 以下の項目について単純集計を行った。

  • 発生月(A)
  • 発生曜日(B)
  • 発生時間帯(C)
  • 発生場所(D)
  • 患者の性別(E)
  • 患者の年齢(F)
  • 患者の心身状態(G)
  • 発見者(H)
  • 当事者の職種(I)
  • 当事者の勤続年数(J)
  • 当事者の部署配属年数(K)
  • インシデントが発生した場面(L)
  • インシデントが発生した要因(N)
  • 間違いの実施の有無およびインシデントの影響度(O)

<クロス集計>

 下記の項目について、クロス集計を行った。また、各クロス集計を行う際の分析の視点を以下に示した。

集計項目(カッコ内はコード番号) 分析の視点
発生場面(L)
×発生内容(M)
インシデントの発生場面と、インシデントの発生内容にはどのような関係があるか
発見者(H)
×当事者の職種(I)
インシデントを起こした当事者の職種と、その発見者にはどのような関係があるか
当事者の職種(I)
×発生場面(L)
インシデントを起こした当事者の職種とその発生場面にはどのような関係があるか
当事者の職種(I)
×発生要因(N)
インシデントを起こした当事者の職種とその発生要因にはどのような関係があるか
発生場面(L)
×発生要因(N)
インシデントの発生場面と、その発生要因にはどのような関係があるか
発生場面(L)
×影響度(N)
インシデントの発生場面と、その影響度にはどのような関係があるか


4 分析結果

【概要】

(1) 全体の報告数が増加し、前回報告が少なかった「手術」や「処置」に関する報告も増加した。

(2) 各項目についての単純集計の結果は、第1回集計と概ね同様の傾向であった。

(3) クロス集計により、人工呼吸器を使用する場面での点検管理エラーが多いこと、移動中や排泄介助時の転倒が多いこと、輸血及び医療機器等の使用の場面では影響度の大きい事例が多いことが結果として得られた。

(4) 要因としては「確認」の問題が多く、「システム」の問題によるインシデントは少なかった。

1)インシデントの発生状況 (単純集計 : 5,928事例)

(1) 月別発生件数は、各月とも約2000件前後であった。

(2) 平日に比較して休日はインシデントの発生が少ないが、平日の発生件数は曜日による大きな差は認めなかった。

(3) 発生時間帯別にみると、6時から19時台までの発生が多く、10時から11時台の発生が最も多かった。

(4) 発生場所では、病室が圧倒的に多く、次いで集中治療室や薬局・輸血部での発生が多かった。

(5) 患者の性別は、男性のほうがやや多かった。

(6) 患者の年齢は、50歳から80歳が多く、また、10歳以下の小児も多かった。

(7) 患者の心身状態は、障害なしが最も多く、次いで床上安静、歩行障害の順であった。

(8) 発見者は、6割近くが当事者本人以外であった。また、患者本人や家族、他患者による発見も1割以上を占めた。

(9) 当事者の職種は看護職が圧倒的に多く、次いで医師、薬剤師であった。

(10) 職種経験年数が1年未満の従事者によるインシデントが約2割を占めた。

(11) 部署配属年数では、1年未満が3割を占め、さらに、3年未満が6割以上であった。

(12) 発生場面では、処方・与薬が最も多く、次いで、チューブ類の使用・管理、療養上の世話、療養生活の場面が多かった。

(13) 発生要因では、6割以上が確認不十分によるものであり、以下「観察」、「勤務状況」、「心理的条件」、「判断」、「連携」の順であった。

(14) 間違いが実施される前に発見された事例は全体の約4割であったが、そのうち約6%の事例は、間違いが実施されていれば中等度以上の影響が出た可能性のある事例であった。

2)インシデントの発生場面と発生内容のクロス集計

(1) 処方・与薬

注射・内服とも「投与量間違い」、「与薬時間・日付間違い」、「無投薬」が多かった。また、注射では「投与速度間違い」も多かった。

(2) 調剤

注射・内服とも、数量間違いと薬剤の取り違いが多かった。

(3) 医療機器の使用

人工呼吸器では点検管理ミス、輸液・輸注ポンプでは設定忘れや電源入れ忘れが多かった。

(4) ドレーン・チューブ類

半数が自己抜去であった。中心静脈ラインでは自然抜去や閉塞、末梢静脈ラインでは点滴漏れや接続はずれが多かった。

(5) 検査

患者取り違えは採血時と一般撮影時に多く、また、採血では検体採取時のエラーが最も多かった。

(6) 療養上の世話

転倒・転落が多かった。移動中、排泄介助時や移動介助時の転倒が多かった。

3)その他のクロス集計

(1) 当事者職種 x 発見者

医師、薬剤師が当事者である場合、当事者本人よりも同職種者や他職種者による発見が多いのに比較して、看護師が当事者の場合、半数近くは当事者本人による発見であった。

(2) 当事者職種 x 発生場面

医師、看護師ともに処方・与薬に関するインシデントが最も多いほか、医師はオーダー・指示だし、看護師はドレーン・チューブ類の使用・管理や療養上の世話、療養生活に関するものが多かった。

(3) 当事者職種 x 発生要因

各職種とも確認不足によるインシデントが多かった。医師、看護師では連携の悪さが原因とするものが多いのに比較して、薬剤師では少なかった。

(4) 発生場面 x 発生要因

多くの場面で、「確認」の問題に起因するインシデントが半数以上を占めたのに対して、「システム」の問題によるものは1割にも満たなかった。

(5) 発生場面 x 影響度

輸血及び医療機器等の使用・管理の場面では、間違いを実施していた場合には中等度以上の影響があったと考えられる事例が多かった。


5 考察

1)報告施設数及び報告事例数について

 前回に比較して、報告施設数及び報告事例数がともに増加しており、対象医療機関の積極的な参加意欲がみられる。

2)今回の集計では、前回は報告が少なかった「手術」、「処置」に関する事例や「影響度が大きい」事例の報告が増加した。これは全体の事例数が増加したことに加え、本報告システムが定着してきたことにもよると考えられる。

3)今後詳細な検討が必要と考えられる領域

 「処方・与薬」や「転倒・転落」はインシデントの発生件数が多いことから、また、「輸血」や「医療機器等の使用・管理」の場面では、間違いを実施した場合の影響が大きいことから、これらは今後さらに事例を分析するなど詳細に検討すべき領域であると考えられる。

4)要因分析について

 「確認」の問題に起因するインシデントが多くを占める一方、「システム」の問題によるものが少ないことは、未だインシデントの要因を個人の問題として捉えていることが多く、システム全体を見直していくという発想につながっていない現状を示したものであると考えられる。
 個人の取組だけではなくシステム全体で事故を防止していくことが重要であることから、今後、分析手法を普及し、的確な要因分析が行われるようにする必要がある。


以上



発生月

発生月の図


発生曜日

発生曜日の図


発生時間帯

発生時間帯の図


発生場所

発生場所の図


患者・性別

患者・性別の図


患者・年齢

患者・年齢の図


患者の心身状態

患者の心身状態の図


発見者

発見者の図


当事者の職種

当事者の職種の図


当事者の職種経験年数

当事者の職種経験年数の図


当事者の部署配属年数

当事者の部署配属年数の図


発生場面

発生場面の図


発生要因

発生要因の図


影響度

影響度の図



I:当事者職種 × H:発見者

I当事者職種×H発見者 当事者本人 同職種者 他職種者 患者本人 家族・付き添い 他患者 不明 その他 合計
医師 88 62 137 16 12 5 0 27 347
歯科医師 0 0 1 0 0 0 0 0 1
助産師 18 11 3 3 1 2 0 0 38
看護師 2120 1685 241 200 115 139 0 174 4674
准看護師 79 54 5 4 3 5 0 8 158
看護助手 20 9 12 1 0 0 0 2 44
薬剤師 29 36 164 54 11 0 0 19 313
管理栄養士 1 0 8 5 0 0 0 0 14
栄養士 2 1 11 9 0 0 0 3 26
調理師・調理従事者 3 5 23 44 2 0 0 1 78
診療放射線技師 32 7 25 0 0 0 0 9 73
臨床検査技師 34 42 46 3 0 0 0 8 133
衛生検査技師 0 1 0 0 0 0 0 0 1
理学療法士(PT) 18 5 3 0 0 0 0 1 27
作業療法士(OT) 3 0 0 0 0 0 0 1 4
言語聴覚士(ST) 0 0 1 0 0 0 0 0 1
歯科衛生士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
歯科技工士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
視能訓練士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
精神保健福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床心理士 0 0 1 0 0 0 0 0 1
社会福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
介護福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床工学技士 6 1 11 0 0 0 0 0 18
児童指導員・保育士 3 0 3 0 0 0 0 0 6
事務職員 5 1 19 3 0 0 0 7 35
不明 1 14 8 3 0 1 0 3 30
その他 3 5 12 2 5 4 0 40 71
合計 2465 1939 734 347 149 156 0 303 6093


I:当事者職種 × L:発生場面

I当事者職種
×L発生場面
オーダー・指示出し 情報伝達過程 予薬準備 処方・予薬 調剤・製剤管理等 輸血 手術 麻酔 出産・人工流産 その他の治療 処置 診察 医療機器等の使用・管理 ドレーン・チューブ類の使用・管理 検査 療養上の世話 給食・栄養 その他の療養生活の場面 物品搬送 放射線管理 診療情報管理 患者・家族への説明 施設・設備 その他 合計
医師 43 13 6 110 2 20 25 4 0 1 11 5 17 19 31 3 3 10 0 0 9 10 0 5 347
歯科医師 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
助産師 0 7 2 11 0 0 0 0 3 0 1 0 1 0 3 4 1 1 0 0 3 0 0 1 38
看護師 57 127 252 1507 50 33 67 3 3 12 55 11 193 727 266 540 61 587 5 0 31 21 8 56 4672
准看護師 1 5 17 52 2 1 1 0 0 0 3 0 4 14 7 22 4 21 1 0 2 0 0 1 158
看護助手 1 0 1 10 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 4 14 3 2 1 0 0 0 1 3 44
薬剤師 4 4 13 113 170 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 0 1 2 0 2 313
管理栄養士 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 11 0 0 0 0 0 0 1 14
栄養士 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 24 0 0 0 0 0 0 1 26
調理師・調理従事者 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 22 47 0 4 0 0 0 0 4 78
診療放射線技師 1 2 0 1 0 0 0 0 0 4 0 0 2 1 59 0 0 0 0 0 2 0 0 1 73
臨床検査技師 2 3 0 0 1 13 0 0 0 0 0 0 0 0 112 0 0 0 0 0 1 0 0 1 133
衛生検査技師 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
理学療法士(PT) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 18 0 0 0 1 0 5 0 2 0 0 1 0 0 0 27
作業療法士(OT) 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4
言語聴覚士(ST) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
歯科衛生士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
歯科技工士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
視能訓練士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
精神保健福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床心理士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
社会福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
介護福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床工学技士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 16 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 18
児童指導員・保育士 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 6
事務職員 0 5 0 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1 0 0 2 0 6 4 0 9 35
不明 0 1 0 6 3 1 0 0 0 0 0 0 5 4 1 4 0 4 0 0 0 0 1 0 30
その他 0 1 1 8 4 0 7 0 0 0 2 0 1 4 10 9 2 11 2 0 3 1 2 3 71
合計 109 170 293 1821 235 72 100 7 6 38 72 16 239 773 500 628 156 639 17 0 59 38 12 91 6091


I:当事者職種 × N:発生要因

I当事者職種
×N発生要因
確認 観察 判断 知識 技術(手技) 報告等 身体的条件 心理的条件 システム 連携 記録等の記載 患者の外見(容姿・年齢)・姓名の類似 勤務状況 環境 医療機器・器具・医療材料 薬剤 諸物品 施設・設備 教育・訓練 患者・家族への説明 その他 合計
医師 242 47 32 20 20 15 7 44 26 85 16 8 60 4 14 16 5 0 25 25 20 731
歯科医師 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
助産師 28 9 7 1 1 2 1 16 6 13 7 0 14 0 0 1 0 0 3 2 0 111
看護師 2894 1279 734 216 158 154 108 695 165 669 120 27 1027 128 142 203 101 30 222 455 199 9726
准看護師 101 46 17 7 2 3 3 21 9 15 4 2 39 4 5 12 2 0 14 12 3 321
看護助手 32 9 13 6 2 2 1 10 0 7 2 1 8 1 0 1 0 0 9 0 2 106
薬剤師 279 44 29 11 9 1 13 67 8 20 11 1 68 2 4 108 4 1 19 5 9 713
管理栄養士 14 2 2 2 2 3 2 2 2 4 2 0 5 2 2 0 0 1 2 2 1 52
栄養士 26 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 0 4 1 1 0 0 1 1 1 0 46
調理師・調理従事者 71 15 7 6 5 6 6 8 10 11 6 0 13 7 2 0 1 1 8 6 1 190
診療放射線技師 53 11 9 3 3 3 3 11 7 16 4 3 9 1 5 0 0 0 1 3 3 148
臨床検査技師 115 8 8 9 7 6 1 13 7 11 8 3 22 1 3 1 1 0 9 3 2 238
衛生検査技師 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
理学療法士(PT) 8 14 5 0 1 0 0 3 2 1 0 0 2 0 1 0 1 2 1 4 1 46
作業療法士(OT) 3 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 9
言語聴覚士(ST) 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3
歯科衛生士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
歯科技工士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
視能訓練士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
精神保健福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床心理士 1 0 0 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 5
社会福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
介護福祉士 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
臨床工学技士 13 1 0 4 0 1 1 1 0 3 0 0 3 0 10 0 1 0 1 0 0 39
児童指導員・保育士 4 2 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8
事務職員 28 4 3 2 1 1 1 7 3 2 1 4 9 0 0 1 0 1 0 5 2 75
不明 16 4 1 1 0 0 0 1 0 2 0 0 5 1 3 1 0 1 4 1 2 43
その他 33 15 3 0 3 0 0 9 7 9 1 0 6 0 1 3 1 1 5 5 7 109
合計 3963 1512 873 289 217 198 148 912 253 872 183 49 1297 152 193 347 117 39 325 529 253 12721

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