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人材育成事例245

紺藤織物株式会社
「人間力」を高める人材育成
情報掲載年度 2015年度
情報掲載日 2016/3/17
都道府県 滋賀県
資本金 1000万円以上~5000万円未満
従業員数 50人以上~100人未満
産業分類 製造業
紺藤織物は1919年に創業以来、90年余の歴史を有するものづくり会社です。創業当時より一貫して産業資材用繊維にこだわり、特に「ゴム資材用繊維」分野に特化し、自動車産業の発展とともに会社も成長してきました。現在では樹脂ベルトやエスカレーターの手すりの補強布分野では国内トップの占有率を誇るようになりました。

(紺藤織物株式会社 ウェブサイト)
社訓
1.相互理解 ~和こそ尊し
  己を知り、他者を知り、互いを認め合う、調和を持った組織を良しとする
2.感謝と反省 ~進歩への転機
  常に「感謝」と「反省」を繰り返すことが、次の一歩の気づきとなる
3.時勢の展望 ~経営の礎
  常に社会の趨勢を見通すことに努めることは、組織安泰の基礎をつくる
4.科学的管理 ~小事重大性の認識
  常に論理的、実証的で系統的な管理に努め、些細なことこそが全てのはじまりと理解する
5.原点の見究め  ~基本プレーの実行
 「ものづくり」を探究することは、自ずと「ものづくりの原理原則」の大切さを知る
当社のキャリア形成のキーワードは「人間力」です。ゼロからモノを創造する力、人目に触れない産業資材を直向きにつくる誠実な力、決められたことを確実にやりこなす力、情報を確実にお取引先に伝える力。そんな色々な力が当社の「人間力」であり、『社訓』を基に教育訓練をすることで「人間力」を高めていきます。
(1)コミュニケーション能力を高める研修(社訓:1.相互理解、2.感謝と反省)
外部講師を招聘し、全社員、管理職、次世代管理者、若手社員、女性社員など年間を通じて対象を変えながら、タテ串、ヨコ串のコミュニケーション能力を高める研修を年間通じて6回程度実施しています。

(2)外部研修による知識、実践研修(社訓:3.時勢の展望、4.科学的管理)
次世代経営・管理者層には、多岐にわたるマネージメント分野の知識取得研修に派遣。また、中堅から若手社員には繊維に纏わる技術、品質管理といった専門分野研修に派遣しています。また、当社のサプライチェーンを学ぶために、自社の川上・川下の会社に依頼して、出前講座を受講しています。

(3)ものづくり基本『5S』を徹底的に学ぶ研修体系(社訓:5.原点の見究め)
ものづくりの原点である『5S』活動を全社的に取組んでいます。以前はコンサルタントによる研修を行っていましたが、現在では、社内で研修体系を確立し、新入社員からベテランまでの「知識武装」「実践」の教育・訓練を行っています。
(例)新人『5S』研修
[1]理論武装:毎年9月から計4回の改善委員からの「5S」、「8つのムダ」についてレクチャー
[2]実践編:実際の改善場所を与え、新人自らが理論編で学んだことをベースに改善に取組む
[3]プレゼン編:毎年3月に、先輩社員(勉強会メンバー中心)50名程度の前で5S理論をレクチャーし、実践した内容を発表する。
先輩社員は最新の5S理論を学ぶ。
(4)その他 年間教育訓練計画は別紙を参照ください。
基本的に会社からの指名研修となっている。「なぜ、私はこの研修に指名されたのか?」と意識をしながら受講をするといった「考えながら受講する」といった流れに本当になっているのか、ただ単純に「受けさせられている研修」になっていないかを検証し、研修内容のブラッシュアップが必要だと考えています。
また、自らが手を上げて参加する研修をもっと取り入れていくことも考える必要だとも考えています。
・55期 教育訓練計画

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