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人材育成事例240

高杉商事株式会社
変革期におけるキャリア形成支援
情報掲載年度 2015年度
情報掲載日 2015/4/14
都道府県 東京都
資本金 1000万円以上~5000万円未満
従業員数 300人以上
産業分類 サービス業(他に分類されないもの)
一般廃棄物収集運搬・下水道処理施設維持管理・下水道管路施設維持管理業・環境整備・ビルメンテナンス業

(高杉商事株式会社 ウェブサイト)
企業規模が拡大するにつれ、社会からの要求も多岐に及び様々な処理も複雑化する中で、経営者だけでは全体を見渡すことが出来なくなると同時に社員一人ひとりにも目が届かない状況となっていた。
 また、業務の運営、給与に対する考え方も既存の社員とは価値観を異にする者も増え、家族主義的な指示・命令、感覚的な給与では納得して働いてもらう事が困難な状況となっていた。

 キャリア形成支援を実施する以前に、職業能力の明確化(当社に必要とされている職場ごとの職業能力とはどのようなものか)、職業能力と賃金(職業能力に対するウエイトはどのようなものか)が必要であると考え、「人財シート」「評価シート」を管理職、監督職により各部署で作成した。また職務分掌も不明確であった為、監督職についての行動指針は監督職により、管理職の行動指針は管理職により作成をした。
 「人財シート」、「行動指針」(職務分掌)の作成が従業員の主導で行われたことは現場の管理者である所長、課長の職能が高く熟練していたことによる。

「人財シート」とは各職場で要求される成果、能力、知識、資格等を役職毎に一覧表にしたもの。「人財シート」の内容を評価する為の「評価シート」を合わせて作製した。
「評価シート」では評価した点数に「ウエイト係数」を乗じることにより、同一評価点であっても、より会社にとって重要な内容は得点が高くなるように調整した。「人財シート」「評価シート」による昇給評価が継続的に実施されている。
行動指針(職務分掌)は具体的な行動を例示的に示していて分かり易い内容になっており、毎年自己採点を実施し、監督職については管理職が、管理職については所属部長が採点を行うようにし、コミュニケーションツールとしても活用されている。

 添付資料
  「人財シート」
  「評価シート」(一般職用・班長職用)
  行動指針(職務分掌)
職業能力の明確化を行う為の 「人財シート」、「行動指針」(職務分掌)の作成を通じ、管理・監督職自らの職業能力の明確化が実現できたと考えられることから、「若年リーダー候補者研修」を平成26年度より実施する。


若年リーダー候補者研修の実施
 I プレイヤーとして
    ・報連相の重要性の再認識 
    ・PDCAサイクル、P・Cの重要性 業務改善 
    ・ロジカルコミュニケーション 理論的思考・話法 
 II マネージャーとして
    ・後輩指導 コーチング、状況対応型リーダーシップ
    ・権限委譲の手法
    ・マネージメントPDCA(実行管理)の手法
    ・問題解決手法
 III 目標設定
    ・GAP分析
    ・キャリア形成支援(カウンセリング)実施
    ・目標プレゼンテーション

   参考
「公益社団法人中小企業振興公社」 オーダーメード研修による。 
      キャリア形成支援(カウンセリング)は 「東京都職業能力開発協会」による。
     「東京都中小企業職業訓練助成金」を活用した。
過去3年に亘って、部長・監理・監督職と共に制度構築及び実施してきた人材育成に加え、今後未着手の一般職への指導・育成を目的とした制度作りを行ってゆきたい。
具体的には、各部門毎の職業能力を整備し明示化させた人財シートを備え、キャリア形成支援を前提とした育成計画をタイムリーな個人の成長に沿った制度を作っていきたい。
・人財シート(リサイクル)
・職務分掌

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