人材育成事例054
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『モノやカネは残らない。でも技術はヒトが継承できる』、 『教育こそ最大の福利厚生』 がニトリの教育、キャリア支援に対する考え方です。 ■ 多数精鋭主義 優秀な人材が多ければ多いほど常に新しい価値を世の中に提供していけると考えます。 ■ 配転教育システム 社内に存在するたくさんの業種・職種を2~3年ごとに経験させることで、多面的に考え、実行に移していける「スペシャリスト」を数多く育てるシステムです。 ■ キャリアプラン 一人ひとりのキャリアプランを考えた上で配属先を決めていきます。その中にはあえて素質にあわない仕事も経験させ、苦手な分野が克服できるようにし、経験の積み重ねで能力が高まることを期待するような配転もあります。 |
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<キャリア形成支援の導入に至った背景、時期> ■ 世界に通用するスペシャリストを育成するため 1つの仕事しかできない人、1つの分野しか知らない人をニトリではスペシャリストとは呼びません。広く豊富な知識と経験を持ち、必要に応じてそれらを組み合わせて活用できる人、どのような環境でも価値の創造や新しい分野の開拓ができる人、それらを通じて社会に貢献していける人こそスペシャリストであると考えているため、上記のようなキャリア形成支援を行なっています。 <支援の内容> ■ 配転教育(配置転換教育システム) 前述のとおりです。 ■ ニトリ大学 入社期別研修、e‐ラーニング、社外講座や社内資格認定制度など多岐にわたる教育・自己育成の機会とツールを提供しています。教育こそ最大の福利厚生と考え、年間教育投資額は社員1人あたり平均26万円。「配転」から得られる経験を「技術」に変えていくための「正しい知識」を習得するための教育体系です。 <支援に対する従業員の反応、満足度等> ■ 配転教育システムについての考え方は広く理解されており、特殊な事情が無い限りはキャリアプランに基づく配転通りに配転を受け経験を積んでいます。 ■ 入社10年20年経過した本部勤務する従業員でも、ある程度本部での勤務が長くなってくると現場が分からなくなったので現場に戻りたいという希望が出ます。配転教育の主旨、現場の大切さが広く理解されている事例であると思います。 ■ 習得すべき知識や技術、研修やセミナーなどが『ニトリ大学教育体系』としてまとまっているため、経験や職能資格に照らしあわせてみることができ、わかりやすいとの声があります。 ■ 社外講座の受講料補助などがあるため、今自分が携わっている仕事や業務には直接関係のないようなことについても、幅広く知識を広げ、自己啓発できる機会が設けられているので、やりがいがあるとの声があります。 <支援による効果、成果(業績との関係など)> ■ 2013年2月期まで26期連続増収増益を継続中 ■ 労働生産性の向上 1972年 800万円 1982年 1200万円 1992年 1244万円 2002年 1460万円 2011年 1715万円 ※労働生産性:パート従業員も含めた従業員1人当たりの粗利益額 |
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■ 海外出店へ向けたグローバル人材・グローバルリーダー育成 ■ 女性の働きやすい職場環境づくりの推進 ■ 製造物流小売業(ニトリ版SPA)としてのキャリアプログラムを確立 個人の希望するキャリアプランを優先し、習得すべき知識・実技・技能・資格を職位別でよりいっそう明確化 ■ 社内システム化(デジタル化)によるデータ管理を行い、関連部署が必要な情報を必要な時に活用できる社内システムの新規構築 |
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【会長奨励】(資本金は2013年2月20日時点、従業員数は2013年4月20日時点) | |||||||||||||||
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