人材育成事例025
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社員の職業能力開発・向上・労働安全衛生および環境に対するための教育・訓練・研修等と、会社の経営理念に基づいて会社発展のため優秀な社員を育成することを目的とする。 | |||||||||||||||
<キャリア形成支援の導入に至った背景、時期>
我が社の社是である。人間創造、人間道場に基づき、企業は仕事を通じて個人の能力を伸ばす場所であり、仕事を通じた自己実現のため、社員一人ひとりの人間的・能力的成長を促すこと。また、我が社は建設業であり社員一人ひとりの技術力を高め、顧客満足を高めることが、会社発展に欠かせない要素でありその支援をおこなっている。時期は会社創立当初より経営者の理念であり、取り組んでいる。 <支援の内容> ・入社時教育では特に個人の危険感受性を高める等、現場での安全確保を図る研修を実施。 ・現場においてOJT技術教育を実施し最低1年、部門によっては3年間の報告書の提出。 ・資格取得のための個人への意識付けと支援をおこなっている。 ・社内にて特別教育、職長・安全衛生責任者研修等の実施。 ・毎月1回土曜日を出勤日として、6Sの日と表し5S活動、部門に応じた勉強会を実施。 ・外部キャリアコンサルタントによる自己啓発研修の実施。 ・管理職候補者、ヤングリーダーを対象とした外部訓練に参加。 ・国家資格取得のためセミナーへの参加及び合格者に対して報奨及び手当の支給。 ・正社員、契約、パートの隔たりなく、研修への参加、合格者に対する報奨、手当の支給をおこなっている。 <支援に対する従業員の反応、満足度等> ・社内、社外を問わず研修参加者に対して報告書の提出を義務付けしているが、個人の知識、スキルを高める研修等でありそれぞれに良い評価がでている。 ・国家資格取得等たやすく取得できる資格ではなく、支援は大きな支えとなっている。 ・意識改革、自己啓発研修、訓練に参加することにより、自己の甘えの排除、目標設定が明確になり、積極性、リーダーシップの向上につながっている。 ・製造メーカーへの長期研修、委託工事会社研修センターにての訓練を通じ、個人のスキルアップを図っているが、設計図面の作成、読取り等、実働に則した研修ができている。 <支援による効果、成果(業績との関係など)> ・施工管理技士の試験に合格する事により現場の監理技術者として施工の現場で管理ができるようになり、新営業所の開設、工事受注の増加に繋がっている。 ・国家資格者の人数が企業の目に見える力量であり、経営審査の施工能力点数の増加となり官公庁の入札制度など総合評価制度の高い評価が得られ、受注増に繋がる。 ・現場管理者の顧客評価が企業の評価となるため、個々の社員の人間性を高めることが次の受注に繋がり、会社経営にとって好循環となっている。 ・社員がコンプライアンスを重視し、社会のモラルを重視して企業活動をおこなうことで交通事故の防止、労働災害の防止、苦情、クレームの発生を抑え、間接的に利益の確保に繋がる。 ・社員が同じベクトルで仕事を遂行し、企業発展のPDCAのスパイラルアップが図られる。 |
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・結婚により離職し、子供に手の掛かる時期を離れた、元女性社員を採用して活用しているが、現状は女性管理職が存在しない。今後、女性社員の活用を目指し、女性管理職の育成を検討している。
・ 震災復興、地震・津波対策、政権の交代の影響があり、受注量の増加は明るい情報であるが、熟練退職者が現場の一線を離れることによる人材不足のため、若手社員の育成が課題である。 |
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【会長奨励】 | |||||||||||||||
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