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12月12日はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デーです

1.  12月12日はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デーです。

 2017年12月12日に、国連総会において、毎年12月12日を世界ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デーと定めるとした決議(A/RES/72/138)が採択されました。これは、UHCと強靱な保健システムの必要性について認知度を高めることを目的としており、本決議を基に自主的な取組を行うことを全加盟国に対して促しています。
 
2018年は、我が国においても、以下の関連イベントの開催が予定されています。

●東京大学大学院国際保健政策学研究室、国立国際医療研究センター国際医療協力局グローバルヘルス政策研究センター主催、国際協力機構後援「「誰も取り残されない医療」を目指して」(※本イベントは厚生労働省科学研究費補助金事業の一環として行われます。)

リンク:http://www.ighp.ncgm.go.jp/news/event_detail-20181204.php

 

 

2. ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage : UHC)とは?

 

 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage : UHC)とは、「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指します。
 2015年9月の国連総会で定められた「持続可能な開発目標(SDGs)」のターゲットの1つとしてUHCの達成が位置づけられており、全ての人々が基礎的な保健医療サービスが受けられ、医療費の支払いにより貧困に陥るリスクを未然に防ぐことが重要であることが確認されています。
 このように、世界全体でUHC達成の重要性について認識が高まっていることから、毎年異なるテーマが設定されている4月7日の世界保健デーにおいて、2018年は、UHCが掲げられた他、2018年10月25・26日にはカザフスタンで「プライマリ・ヘルス・ケアに関する国際会議:アルマ・アタからUHCとSDGsへ」という国際会議が開催される等、世界中で様々な取組が行われています。さらに、2019年9月には国連において「UHCに関するハイレベル会合」の開催が予定されています。
 

すべての人に健康と福祉を
 

3. 日本におけるUHC

 

 日本のUHCへの歩みは1927年に一部の被用者に対する公的保険制度を導入することで始まりました。その後、徐々に被保険者の範囲を広げ、1961年4月に国民健康保険法が全面的に改正され、すべての国民が加入する公的医療保険が確立しました。その後、一県一医大構想が1973年に閣議決定され、当時医学部のなかった県に医科大学(医学部)を設置することが示されました。このように国民皆保険制度に加えて、保健医療へのアクセスを改善し、早期にUHCを達成したことが、日本の世界有数の健康寿命につながったといえます。

 

 

4. 日本の、世界におけるUHCに関する取組み

 

 2016年、G7伊勢志摩サミット・G7神戸保健大臣会合において、日本は、G7として初めて首脳級の会談でUHCの推進を主要テーマに設定し、国際社会・国際機関と連携して、アフリカ、アジア等でのUHCの確立を支援すること、さらに国際的議論において主導的な役割を果たしていくことを表明しました。
 
参考:国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョンhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160313.pdf
G7神戸保健大臣会合コミュニケ
 
2017年7月に開催した日・ASEAN保健大臣会合では、ASEAN各国の保健大臣を東京に招き、UHCと高齢化について議論を深めました。同会合では、日・ASEAN保健大臣会合共同宣言文を採択し、住民登録・人口動態統計の構築支援や政策人材の育成と知見の共有を柱とする日・ASEAN UHC イニシアティブを発表しました。
 
参考:厚労省ホームページ. 日・ASEAN UHCイニシアチブ (2017).
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10501000-Daijinkanboukokusaika-Kokusaika/0000171525.pdf
 
2017年12月に日本政府がWHOや世界銀行と共催した「UHCフォーラム2017」では、安倍晋三内閣総理大臣の他、グテーレス国連事務総長、テドロスWHO事務局長、キム世界銀行総裁が出席したほか、30か国以上の政府高官や国際機関等の代表や専門家が集まり、各国におけるUHC推進に向けた議論が行われました。加藤厚生労働大臣は「UHC実現に向けた取組の加速」と題したスピーチの中で、2030年までにUHCを達成すべく、各国レベルでの国際機関等の援助機関の協調を呼びかけ、各国の実践と経験の情報共有を促進することが世界の健康に大きく貢献する旨発言しました。
 
参考:UHCフォーラム2017「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)東京宣言: UHC実現に向けた取組の加速」
http://universalhealthcoverageday.org/forum/
 
 

 

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