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硫黄島証言映像資料制作における証言者の公募
公示
厚生労働省では、平成23年度に引き続き、平成24年度においても「平和を祈念するための硫黄島特別対策事業」に係る証言映像資料を制作することとしております。
この度、本資料制作の趣旨に御賛同を頂き、本資料作成に協力して頂ける硫黄島関係の証言者を下記のとおり募集いたします。
別紙「取材テーマ及び対象者一覧表」で募集するテーマの取材に応じることが可能な場合には、平成24年11月26日(月)までに別添様式による応募用紙に関係書類を添えて下記7の書類送付先に御提出願います。
記
- 1.証言映像資料制作業務の趣旨
先の大戦の激戦地の一つに東京都小笠原村の硫黄島があり、激戦を通じて日本軍の戦没者は約2万2千人に及んだ。御遺族等の協力を得て、御遺骨の収容を進め、約4割の御遺骨が帰還されたが、戦没者の御遺骨は、戦後67年が経過した現在でも、国内最多数の約1万2千柱の御遺骨が未収容となっている。
そのため、平成22年8月に政府に設置された「硫黄島からの遺骨帰還のための特命チーム」を中心とし、政府一体となって硫黄島からの御遺骨の帰還を推進しているところである。
また、戦没者の御遺骨の帰還を待つ関係御遺族に心の安らぎをもたらすことをはじめ、戦争の悲惨さや平和の意義、命の尊さというメッセージを後世代に伝え、国民生活の安定(安全)に寄与することを目的として、平成23年度より「平和を祈念するための硫黄島特別対策事業」が開始された。
当該事業に係る証言映像資料制作については、生還者や御遺族をはじめとした硫黄島関係者に当時の状況を語って頂く映像資料を制作することにより、次世代への平和へのメッセージを広く伝承するものである。 - 2.募集対象者
硫黄島関係者(注1)であって、別紙「取材テーマ及び対象者一覧表」によるテーマを証言することができる方を募集します(証言できるテーマが複数ある場合、その該当テーマ全てについて応募できます)。
なお、硫黄島戦没者関係団体(注2)の会員につきましては、別途、当該団体に対象者の推薦をお願いしておりますので、当該団体の会員で応募を希望される方は、申込み方法等のお問い合わせを含めて、直接所属団体にお申込みください。〈脚注〉
- (注1)「硫黄島関係者」とは、先の大戦で硫黄島に当時日本兵として戦闘を経験した者(以下「生還者」という。)及び戦前戦中に硫黄島で生活をした者(以下「旧島民」という。)並びにこれらの者の家族(注3)又は遺族(注4)を指す。なお、旧島民であって、当時日本兵として硫黄島で戦没した方については、一覧表の対象者では戦没者に該当するものとする。
- (注2)「硫黄島戦没者関係団体」とは、次の3団体を指す。
[1] 硫黄島協会、[2] 日本遺族会、[3] 硫黄島旧島民の会 - (注3)「家族」とは、戦前戦中戦後において生還者又は旧島民と生活を共にしている者又はしたことがある者を指す。
- (注4)「遺族」とは、戦没者又は旧島民との関係が兄弟姉妹及び子である者、並びに生存中は配偶者であった者を指す。
- 3.取材実施の期限
平成25年2月28日(木)
- 4.応募用紙
- 5.応募期間(期限)
平成24年11月8日(木)〜平成24年11月26日(月)(必着)
- 6.証言者の選定等
書類審査の上、証言者の選定を行います。選考結果につきましては12月14日(金)までに厚生労働省より、連絡させて頂く予定です。
証言者として採択された後は、厚生労働省と契約をした受託業者が証言者の自宅等を訪問して取材(映像撮影)を行う予定です。
取材した映像につきましては、編集の結果、必ずしも撮影した映像が採用されない場合がありますので、あらかじめ、ご承知おき願います。
また、取材した映像につきましては、厚生労働省ホームページ等で公開されることがありますので、あらかじめ、ご承知おき願います。 - 7.書類送付先
厚生労働省社会・援護局援護企画課外事室 外事第1係 〒100−8916 東京都千代田区霞が関1−2−2
- 8.その他
応募の秘密については、厳守いたします。また、応募に係る経費は全て個人負担となります。なお、応募書類は返却いたしませんので、ご了承ください。 その他ご不明な点については下枠内の照会先まで照会願います。
〈照会先〉厚生労働省社会・援護局援護企画課外事室
玉城(内線3439)、中川(内線3499)
電話:03-5253-1111(代表)FAX:03-3503-2667
別紙
取材テーマ及び対象者一覧表
テーマ | 対象者 | |
---|---|---|
戦争開始前の体験記 | (1)出征前の様子(当時の生活状況) | 生還者 |
(2)生還者から伝え聞いている当時の状況(出征前の様子) | 生還者の家族 | |
(3)戦没者にまつわる思い出話 | 戦没者の遺族 | |
(4)島内での当時の生活状況 | 旧島民 | |
(5)疎開先への移動状況 | ||
(6)旧島民から伝え聞いている当時の状況(疎開前の様子) | 旧島民の家族 旧島民の遺族 |
|
戦争中の体験記 | (7)島内生活の労苦 | 生還者 生還者の家族 |
(8)壕内の生活の様子 | ||
(9)島内の様子 | ||
(10)戦友にまつわる思い出話 | ||
(11)所属部隊行動での労苦 | ||
(12)心理状態 | ||
(13)戦没者の遺体の状況(埋葬状況等) | ||
(14)戦闘状況 | ||
(15)戦場体験 | ||
(16)負傷・治療の状況 | ||
(17)空襲等の戦災体験 | 戦没者の遺族 | |
(18)生活の労苦 | ||
(19)兵器製造体験 | ||
(20)学校教育 | ||
戦後の体験記 | (21)捕虜生活の労苦 | 生還者 |
(22)生活全般の労苦(連合国占領時から現在まで) | 生還者 生還者の家族 戦没者の遺族 旧島民 旧島民の家族 旧島民の遺族 |
|
(23)母子家庭生活及び境遇 | 戦没者の遺族(妻・子に限る) | |
(24)戦没者の遺留品(手記等)にまつわる談話 | 戦没者の遺族 | |
(25)疎開先の生活 | 旧島民 | |
(26)旧島民から伝え聞いている当時の状況(疎開後の様子) | 旧島民の家族 旧島民の遺族 |
|
政府主催派遣団参加体験記(硫黄島渡島経験者) | (27)遺骨収容体験 | 参加者(生還者、生還者の家族、戦没者の遺族、旧島民、旧島民の家族及び旧島民の遺族に限る。) |
(28)慰霊巡拝体験 | ||
(29)島内踏査見学体験(戦跡等) | ||
(30)その他 | 生還者 生還者の家族 戦没者の遺族 旧島民 旧島民の家族 旧島民の遺族 |
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