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桝屋副大臣会見概要(「第27回技能グランプリ」と「平成24年度ものづくり立国10,000人の夢王国」同時開催、年金記録再確認の呼びかけ)

説明のポイント

「第27回技能グランプリ」と「平成24年度ものづくり立国10,000人の夢王国」同時開催

  •  日本の基盤産業である「ものづくり産業」において厳しい国際競争に打ち勝って、日本が更なる経済成長を遂げていくためには、「ものづくり産業」の重要な支えとなる「技能」を次の世代へと継承していくことが極めて重要。
  •  二つのイベントの狙いは、「技能」の魅力・重要性を啓発し、若者ものづくり人材の確保・育成につなげていくこと。次代を担う多くの若者が積極的に技能者を目指していただくことを期待している。
  •  2月22日の開会式から25日の閉会式までの4日間の日程で、千葉県の幕張メッセを主会場として、「技能グランプリ」を開催する。競技は23日と24日の土日の2日間に行う。 この大会は、全国で技能検定に合格した「一級技能士」の中から、選抜された「技の達人」が会場で競技課題に取組み、その正確さ・出来映えを競うもの。
  •  同じく23日、24日の2日間、幕張メッセで、小中学生を中心に「ものづくり」の楽しさを体験・体感できるイベント「10,000人(いちまんにん)の夢王国」を開催し、現代の名工等の卓越した技の達人による「トークショー」、腕時計組立の体験などの「ものづくりを楽しく体験できるコーナー」といったさまざまな催しを展開する。

気になる年金記録、再確認キャンペーン

  •  「気になる年金記録、再確認キャンペーン」がこの1月31日から始まった。
    • 受給者、加入者、すべての個人の方に対して、ねんきん定期便などを通じたお知らせ
    • 年金記録のもれが見つかりやすいパターンや、簡単に確認できるチェックリストを盛り込んだパンフレットを年金事務所や市区町村の窓口等に配置し、確認の呼びかけ
    • 関係団体の協力を得て、ホームページや会員向け機関誌で紹介
    • 政府広報(内閣府の政府インターネットテレビ、新聞広告 等)
    など、周知を図っていく。
  •  2,200万件の持ち主不明記録の解明には、ご本人から心当たりの記憶を申し出ていただくことが持ち主の発見につながるので、国民の皆様お一人お一人に、ぜひ再確認をしていただくようお願いする。また、改めて、報道関係の皆様もこのキャンペーンについて、広く国民の皆様にお伝えいただくよう、御協力をお願いする。

会見の詳細

《冒頭》

(副大臣)

 どうも皆さんこんにちは。先週の秋葉副大臣の会見に続きまして、こうして会見の場を持たせていただきます。どうぞよろしくお願いします。今日は二つございまして、一つは「第27回技能グランプリ」が行われるという宣伝と、同時に、「平成24年度ものづくり立国10,000人の夢王国」、これを開催すると。こういう御案内・お知らせと、それから「気になる年金記録再確認キャンペーン」、この2点について私から御報告を申し上げたいというふうに思います。
 最初にですね、今の技能グランプリ等のお話でございます。安倍内閣の最大かつ喫緊の課題は経済再生でございます。経済再生のためには我が国の輸出額のほとんどを占めております製造業の復活が不可欠でございます。既に報道されているとおり、昨年12月の製造業就業者数は998万人、51年振りに1,000万人を下回ったと、こういう状況でございます。御承知のとおり我が国の産業に占めるものづくり産業は極めて高いウエイトを占めているわけであります。日本の基盤産業でございますものづくり産業において厳しい国際競争に打ち勝って日本が更なる経済成長を遂げていくためにはものづくり産業の重要な支えとなります技能を次の世代へどう継承していくかと、こういうことが極めて重要でございます。日本のものづくりの強みはマニュアルとか、あるいはデータベースでカバーしきれるものではないと思っております。旋盤で削るときのにおいでありますとか、あるいは色とか触った感触など機械にはまねのできないいわゆる匠の技、優れた技能そのものに大きな意義があると思っております。そしてこの技能そのものが日本の競争力の源泉であると、このように考えております。本日御紹介する二つのイベントの狙いは、この技能の魅力・重要性を啓発して、若者ものづくり人材の確保・育成につなげていくということでございます。次代を担う多くの若者が積極的に技能者を目指していただくことを期待しているわけであります。一つ目のイベントが技能グランプリ、第27回の技能グランプリでございます。2月の22日から、22日に開会式をやりまして、25日の閉会式まで4日間の日程でございます。千葉県の幕張メッセを主会場として開催するものでございます。競技は23日と24日、土日の2日間で行います。この大会は全国で技能検定に合格いたしました一級技能士の中から選抜された技の達人が会場で競技課題に取り組み、その正確さ・出来映えを競うものでございます。匠の技を目の前で見ることができると、我が国のものづくりの水準の高さを改めて感じることのできる貴重な機会になると思っております。二つ目のイベントがですね、同じく23日・24日、同時並行で幕張メッセで2日間行われる小中学生を中心にものづくりの楽しさを体験・体感できるイベント、10,000人の夢王国を開催するということでございます。現代の名工等の卓越した技の達人によるトークショー、あるいは腕時計の組立の体験など、ものづくりを楽しく体験できるコーナーといった様々な催しを開催したいと思っております。以上の二つのイベントに多くの小中学生はもちろんでありますが、保護者や学校関係者にもたくさん御来場いただいて、ものづくりの素晴らしさを体感していただくことを強く期待をしているわけでございます。以上が二つのイベントのお知らせでございます。
 それから、本日はもう1点、気になる年金記録再確認キャンペーンでございます。先般、閣議後の会見で大臣の発言もあったところでございます。気になる年金記録再確認キャンペーンがこの1月31日から始まっているとこういうことでございます。2,200万件の持ち主不明記録の解明には、御本人から心当たりの記憶を申し出ていただくことが持ち主の発見につながるわけでございまして、申出のきっかけとなるよう広く国民の皆様に年金記録の再確認を呼びかけるキャンペーンでございます。
 具体的には、受給者、加入者、全ての個人の方に対して、ねんきん定期便などを通じたお知らせをお届けすると、そして、年金記録の漏れが見つかりやすいパターンや、簡単にチェック、確認できるチェックリストを盛り込んだパンフレットを年金事務所、あるいは市区町村の窓口等に配置しまして、確認の呼びかけをすると、さらには、関係団体の協力を得てホームページや会員向けの機関誌で紹介をする。そして、政府広報、内閣府の政府インターネットテレビ、あるいは新聞広告等を通じて周知を図ってまいりたいと思っております。
 先週、このキャンペーンが始まりましてから、ねんきんネットへのログイン件数が、キャンペーンを開始した週で約12万件とこれまでと比べて約2倍に増えました。また、日本年金機構ホームページのキャンペーン特設ページへのアクセスや電話による問合せも増えてきているわけでございます。
 ところで、ねんきんネットによります持ち主不明記録検索、これは高齢者にはなかなか難しいのではないかということも言われますので、今日は、もう一度ここで実際にねんきんネットを実演してみようと思っております。今日は、アクセスキーを使いまして、ユーザーIDの取得についても日本年金機構から実演をしてもらおうと思っておりますので、しばし御覧いただきたいと思います。

~日本年金機構からの説明~

 どうでしょうか。それほど難しい作業ではないと思うわけでありますが、今、説明もありましたように、御本人の依頼によりまして、御家族の方が検索するということも可能であるわけであります。是非こうした取組をお願いしたいというふうに思う次第でございます。なお、このキャンペーンに関しまして、報道関係者の皆様方にお知らせをしておきたいと思います。今の説明がありました日本年金機構では、キャンペーンに関する取材の受付を始めております。年金事務所の現場窓口でアクセスキーの払出しの様子、あるいは年金相談の様子などの撮影など、取材を受け付けいたしますので、報道に当たりまして御利用いただければと思います。申込みや照会は日本年金機構へお願いをしたいと思います。なお、このキャンペーンの実施状況、あるいは年金事務所での相談状況等につきまして、私自身も年金事務所を訪問したいと考えております。前回の副大臣のときも最初に行ったのでありますが、今回もこのキャンペーンの期間中に現場にまいりたいと思っております。公務の状況もございますが、来週か再来週に行きたいと考えております。また、日程等については、お知らせをしたいと思っております。最後になりますが、2,200万件の持ち主不明記録の解明には、御本人から心当たりの記憶を申し出ていただくことが、持ち主の発見につながりますので、国民の皆様お一人お一人に、是非再確認をしていただくようお願いしたいと思います。また、改めて報道関係の皆様にもこのキャンペーンについて広く国民の皆様にお伝えいただきますよう御協力をお願いしたいと思います。
 私からは、以上でございます。

《質疑》

(記者)

 年金記録の問題の話ですけれども、来年度キャンペーンも含めてかなり集中的に取り組んでいかれるということなのですが、今残っている2,200万件の未統合記録の内どれぐらい来年度を含めて記録の統合を目指していかれるのかというのは、どれくらい目標にされているのでしょうか。

(副大臣)

 これは、そもそも始まったのは、安倍総理の時代、安倍総理が厳しい国民の皆様からの御指摘を頂いて、最後の1件までというふうに申し上げて、一応25年度で仕上げるということでありますから、確かにおっしゃるように非常に処理困難なケースもあろうかと思いますけれども、今日お願いしたことも含めまして、25年度中に是非仕上げたいと、この目標に向けて全力を挙げてまいりたいと思っております。

(記者)

 今日のテーマとは直接関係ないのですが、先日、秋葉副大臣が会見されて、今日桝屋副大臣が会見されているのですが、この会見は定例化されるということではないのですか。

(副大臣)

 どうしたらいいでしょう。

(記者)

 できれば、定例で行って・・・。

(副大臣)

 適宜、適切にという。大臣とも御相談しておりまして、政務三役で適宜、適切にこうした場を持ちたいということで、三役の打合せで検討しております。おそらくその方向になるのではないかと、大臣とよく相談をしながら決めてまいりたいと思います。

(記者)

 気になる年金記録の確認キャンペーンなのですが、高齢者の方はネットを使うのがかなり大変だと思うのですが、直接、(年金)事務所に私のはありますかというふうに訪ねて行っても構わないのですか。

(副大臣)

 当然、おいでいただいてもいいと思いますし、相当数、このキャンペーンの中で、実際にお電話や、来所で御相談される方もいるわけでありますので、しかし、せっかくこういうネットもございますから、是非、御家族の方にも御相談いただいて、こうしたネットも、やはり事務所に行くというのは、皆さん大変でありまして、お待ちいただく場合もあるかも知れませんし、是非ネットの御活用もお願いしたいなと思う次第でございます。

(記者)

 先ほど、25年度で仕上げるとおっしゃったと思うのですが、今回のやってみて実際にどの程度見つかるかというところもあると思うのですが、25年度以降のイメージについては、どういう対応をしようとしているのでしょうか。

(副大臣)

 先ほど申し上げた、どうしても処理困難なケースが出るかも知れない、それは、先ほど申し上げたように最後のお一人までと、こういう精神で我々取り組みたいと思っておりますので、そういう意味では、その処理困難なケースが、大臣は25年度中にやると、こうおっしゃっておられますので、まずはその精神で取り組みたいと思います。おそらく処理困難ケースの対応は相当、事務方、役所としても苦労するだろうと思いますが、全力を挙げたいと思います。

(了)


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