厚生労働省

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平成22年3月31日
照会先:
雇用均等・児童家庭局母子保健課
課長補佐 森岡(内線7933)
栄養専門官  (内線7934)
電話代表 03-5253−1111

「児童福祉施設における食事の提供ガイド」の策定について

厚生労働省では、子どもの健やかな発育・発達を支援する観点から、児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理のあり方等について検討を行うため、昨年9月より学識経験者・実務者等で構成される「児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する研究会」(座長:吉池信男 青森県立保健大学健康科学部教授)を開催し、検討を行ってきました。このたび、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する研究会報告書)としてとりまとめられましたので公表します。

「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する研究会報告書)




児童福祉施設における食事の提供ガイド(概要)

平成22年3月31日
雇用均等・児童家庭局母子保健課
1.「児童福祉施設における食事の提供ガイド」作成の基本的考え方
子どもの健やかな発育・発達を支援する観点から、児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理を実践するにあたっての考え方を提示
食事の提供についての実務を担当する者を対象とし、児童福祉施設における食事の提供に関する留意点を踏まえ、具体的な実践例、施設での取組事例を提示

2.「児童福祉施設における食事の提供ガイド」の内容
1)児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する考え方及び留意点
子どもの健やかな発育・発達を目指し、子どもの食事・食生活を支援することが重要との観点から、食事の提供と食育を一体的な取組として栄養管理を行っていく上での考え方及び留意点を提示
一人一人の子どもの発育・発達への対応、多職種や家庭・地域との連携、食事の提供の際の計画・実施と評価、衛生管理、食育、食を通じた子どもの自立支援などの観点から留意点を整理

 2)児童福祉施設における「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の適用・活用
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」を実務レベルで活用するために、食事摂取基準の基本的に押さえるべきことを整理

 3)実践例
食事の提供の際の計画・実施と評価や食事摂取基準の活用についての具体的な手順、食中毒予防のための衛生管理の留意点等について具体的な実践例を提示
保育所、乳児院、児童養護施設、障害児施設における食事の提供について、施設の種類別の留意点、施設での取組事例を提示

3.今後
厚生労働省ホームページに掲載し、情報提供を行う。
本ガイドを地方公共団体(都道府県等)、児童福祉施設関係団体及び関連する職能団体に送付し、施設での普及啓発を図る。



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