鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む) |
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リスクの程度の評価 | A 薬理作用 | B 相互作用 | C 重篤な副作用のおそれ | C’ 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | D 濫用のおそれ | E 患者背景(既往歴、治療状況等)(重篤な副作用につながるおそれ) | F 効能・効果(症状の悪化につながるおそれ) | G 使用方法(誤使用のおそれ) | H スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | 用法用量 | 効能効果 | |||||||||
評価の視点 | 薬理作用 | 相互作用 | 重篤な副作用のおそれ | 重篤ではないが、注意すべき副作用のおそれ | 薬理に基づく習慣性 | 適応禁忌 | 慎重投与 (投与により障害の再発・悪化のおそれ) |
症状の悪化につながるおそれ | 適応対象の症状の判別に注意を要する(適応を誤るおそれ) | 使用方法(誤使用のおそれ) | スイッチ化等に伴う使用環境の変化 | |||||||||
併用禁忌(他剤との併用により重大な問題が発生するおそれ) | 併用注意 | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 薬理・毒性に基づくもの | 特異体質・アレルギー等によるもの | 使用量に上限があるもの | 過量使用・誤使用のおそれ | 長期使用による健康被害のおそれ | ||||||||||||
外用鎮痛・消炎薬 | ||||||||||||||||||||
抗炎症成分 | インドメタシン軟膏 | インテバン軟膏 | 鎮痛作用 ・抗炎症作用 を有する。急性炎症・慢性炎症に対し強い効力を示す。 | 0.1%〜5%未満 (そう痒、発赤、発疹) 0.1%未満 (ヒリヒリ感、乾燥感、熱感、腫脹) |
・本剤又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴 ・アスピリン喘息又はその既往歴(重症喘息発作の誘発) |
・気管支喘息 ・感染を伴う炎症 ・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、慢性疾患 |
感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法も考慮 |
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量・広範囲に渡る投与をさける 眼及び粘膜に使用しない 表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみる、ヒリヒリ感 密封包帯法での使用はしないこと |
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては広範囲にわたる長期間の使用をさける | 症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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インドメタシン貼付剤 | カトレップ | 鎮痛作用 ・抗炎症作用 を有する。急性炎症・慢性炎症に対し強い効力を示す。 | 0.1%〜5%未満(発赤、そう痒、発疹、かぶれ) 0.1%未満(ヒリヒリ感、腫脹) |
本剤又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(重症喘息発作の誘発) |
・気管支喘息 ・感染を伴う炎症 ・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 ・小児、慢性疾患 |
感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法も考慮 |
損傷皮膚及び粘膜、湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。 | 1日2回患部に貼付する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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インドメタシン外用液 | インテバン外用液 | 鎮痛作用 ・抗炎症作用 を有する。急性炎症・慢性炎症に対し強い効力を示す。 | 0.1%〜5%未満 (そう痒、発疹、発赤) 0.1%未満 (ヒリヒリ感、熱感、乾燥感、腫脹) |
本剤又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(重症喘息発作の誘発) |
・気管支喘息 ・感染を伴う炎症 ・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、慢性疾患 |
感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法も考慮 |
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量・広範囲に渡る投与をさける 眼及び粘膜に使用しない 表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみる、ヒリヒリ感 密封包帯法での使用はしないこと |
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては広範囲にわたる長期間の使用をさける | 症状により、適量を1日数回患部に塗布する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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グリチルリチン酸 | グリチルリチン酸二カリウムの点眼のみ | |||||||||||||||||||
グリチルレチン酸 | デルマクリン軟膏 | ステロイド様抗炎症作用(浮腫抑制、肉芽腫抑制、抗紅斑) | 5%以上あるいは頻度不明(過敏症) | 眼科用として使用しない。 | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 | 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎 | ||||||||||||||
ケトプロフェン | メナミン軟膏 後発品なし |
急性炎症・持続性炎症に対する抗炎症作用 、鎮痛作用を有する | 頻度不明:アナフィラキシー様症状 喘息発作の誘発(アスピリン喘息) 接触皮膚炎 光線過敏症 |
頻度不明(局所の刺激感、色素沈着) 0.1〜5%未満(局所の発疹、発赤、そう痒感、水疱・びらん) 0.1%未満(局所の腫脹、適用部の皮膚乾燥) |
本剤又は本剤の成分に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(喘息発作の誘発) チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート及びオキシベンゾンに対して過敏症の既往歴(交叉感作性による過敏症) |
気管支喘息、感染を伴う炎症、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児、慢性疾患 | 感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 | 原因療法ではなく対症療法 接触皮膚炎・光線過敏症は使用後数日から数ヶ月して発現することがある。 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法も考慮 |
表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみる、ヒリヒリ感 眼及び粘膜に使用しない 密封包帯法での使用はしない |
症状により適量を1日数回患部に塗擦する。 | 下記の疾患ならびに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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ケトプロフェン | モーラス(貼付剤) | 急性炎症・持続性炎症に対する抗炎症作用 、鎮痛作用を有する | 0.1%未満(アナフィラキシー様症状、喘息発作の誘発(アスピリン喘息) 5%未満、重特例は頻度不明(接触皮膚炎) 頻度不明(光線過敏症) |
0.1〜5%未満(局所の発疹、発赤、腫脹、そう痒感、刺激感、水疱・びらん、色素沈着) 0.1%未満(皮下出血) |
頻度不明(過敏症) | 本剤又は本剤の成分に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(発作の誘発) チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート及びオキシベンゾンに対して過敏症の既往歴(交叉感作性による過敏症) |
気管支喘息、感染を伴う炎症、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児、慢性疾患 | 感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 接触皮膚炎・光線過敏症が悪化し、全身の皮膚炎症状が拡大し重篤化 |
原因療法ではなく対症療法 接触皮膚炎・光線過敏症は使用後数日から数ヶ月して発現することがある。 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法 |
損傷皮膚及び粘膜、湿疹又は発疹の部位に対して刺激があるので使用しないこと | 1日2回患部に貼付する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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ケトプロフェン | セクターローション 後発品なし |
急性炎症・持続性炎症に対する抗炎症作用 、鎮痛作用を有する | 0.1%未満(アナフィラキシー様症状、喘息発作の誘発(アスピリン喘息) 5%未満、重特例は頻度不明(接触皮膚炎) 頻度不明(光線過敏症) |
0.1〜5%未満(局所の発疹、発赤、腫脹、そう痒感、刺激感、水疱・びらん、色素沈着) 0.1%未満(適用部の皮膚乾燥) |
本剤又は本剤の成分に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(発作の誘発) チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート及びオキシベンゾンに対して過敏症の既往歴(交叉感作性による過敏症) |
気管支喘息、感染を伴う炎症、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦等、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児、慢性疾患 | 感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性化 接触皮膚炎・光線過敏症が悪化し、全身の皮膚炎症状が拡大し重篤化 |
原因療法ではなく対症療法 接触皮膚炎・光線過敏症は使用後数日から数ヶ月して発現することがある。 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法を考慮 |
表皮が欠損している場合に使用すると一過性な刺激感 眼及び粘膜に使用しない 密封包帯法での使用はしない |
症状により、適量を1日数回患部に塗布する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛 |
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サリチル酸グリコール | 配合のみ | |||||||||||||||||||
サリチル酸メチル | サリチル酸メチル「ミヤザワ」 後発品なし |
過敏症 | 本剤過敏症の既往歴 | 眼には使用しない。大量使用による頭痛、悪心・嘔吐、食欲不振、頻脈 | 5%又はそれ以上の濃度の液剤、軟膏剤又はリニメント剤として皮膚局所に塗布する | 下記における鎮痛・消炎 関節痛、筋肉痛、打撲、捻挫 |
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ピロキシカム軟膏 | バキソ軟膏 | アラキドン酸代謝におけるシクロオキシゲナーゼを阻害し、炎症・疼痛に関与するプロスタグランジンの生合成を抑制することによるものと考えられている。抗炎症作用、鎮痛作用を有する。 | 0.1〜1%未満 (湿疹・皮膚炎、そう痒感) 0.1%未満 (発赤、発疹、粃糠様落せつ ) |
頻度不明(光線過敏症) | 本剤の成分過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(重篤な喘息発作の誘発) |
気管支喘息、感染を伴う炎症、高齢者、妊婦、産婦、低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児、慢性疾患 | 感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法 |
表皮が損傷している場合に使用すると一過性の刺激感 眼及び粘膜に使用しない 密封包帯法での使用しない |
本品の適量を1日数回患部に塗擦する。 高齢者には必要最小限の使用にとどめる |
下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛 変形性関節症 肩関節周囲炎 腱・腱しょう炎、腱周囲炎 上腕骨上顆炎(テニス肘等) 筋肉痛(筋・筋膜炎等) 外傷後の腫脹・疼痛 |
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フェルビナク軟膏 | ナパゲルン軟膏 | プロスタグランジン生合成抑制作用 を有し、疼痛、急性炎症・慢性炎症に対し、鎮痛・抗炎症作用を示す。 | 0.1〜1%未満(そう痒、皮膚炎、発赤) 0.1%未満(接触皮膚炎、刺激感、水疱) |
本剤の成分過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(発作の誘発) |
気管支喘息 感染を伴う炎症 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 小児、慢性疾患 |
感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法 |
表皮が損傷している場合に使用すると一過性の刺激感 眼及び粘膜に使用しない 密封包帯法での使用しない |
症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症 筋・筋膜性腰痛症 肩関節周囲炎 腱・腱鞘炎 腱周囲炎 上腕骨上顆炎(テニス肘等) 筋肉痛 外傷後の腫脹・疼痛 |
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フェルビナク貼付剤 | セルタッチ | プロスタグランジン生合成抑制作用 を有し、疼痛、急性炎症・慢性炎症に対し、鎮痛・抗炎症作用を示す。 | 0.1〜1%未満(皮膚炎(発疹、湿疹を含む)、そう痒、発赤、接触皮膚炎) 0.1%未満(刺激感) 頻度不明(水疱) |
本剤又は他のフェルビナク製剤に対して過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(喘息発作の誘発) |
気管支喘息、感染を伴う炎症、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、小児、慢性疾患 | 感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法 |
損傷皮膚及び粘膜、湿疹又は発疹の部位に対して刺激があるので使用しないこと | 1日2回患部に貼付する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症 肩関節周囲炎 腱・腱鞘炎 腱周囲炎 上腕骨上顆炎(テニス肘等) 筋肉痛 外傷後の腫脹・疼痛 |
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フェルビナクローション | ナパゲルンローション | プロスタグランジン生合成抑制作用 を有し、疼痛、急性炎症・慢性炎症に対し、鎮痛・抗炎症作用を示す。 | 0.1〜1%未満(そう痒、皮膚炎、発赤) 0.1%未満(接触皮膚炎、刺激感、水疱) |
本剤の成分に対し過敏症の既往歴 アスピリン喘息又はその既往歴(発作の誘発) |
気管支喘息 感染を伴う炎症 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 小児、慢性疾患 |
感染を伴う炎症に用いる場合には感染症不顕性 | 原因療法ではなく対症療法 慢性疾患(変形性関節症)では薬物療法以外の療法 |
表皮が損傷している場合に使用すると一過性の刺激感 眼及び粘膜に使用しない 密封包帯法での使用しない |
症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。 | 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎 変形性関節症 筋・筋膜性腰痛症 肩関節周囲炎 腱・腱鞘炎 腱周囲炎 上腕骨上顆炎(テニス肘等) 筋肉痛 外傷後の腫脹・疼痛 |
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局所刺激成分 | カンフル | カンフル精 後発品の添付文書を用いた |
カンフ局所刺激作用を有し、皮膚に塗布すると発赤又は冷感を生じる | 頻度不明(過敏症) | 湿潤面へは使用しない 眼又は眼の周囲には使用しない |
患部に適量を塗布あるいは塗擦する。 | 下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒 筋肉痛、挫傷、打撲、捻挫、凍傷(第1度)、凍瘡、皮膚そう痒症 |
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テレピン油 | なし | |||||||||||||||||||
ハッカ油 | 内服のみ | |||||||||||||||||||
メントール | 内服のみ | |||||||||||||||||||
ユーカリ油 | 保険薬辞典にはきょうみ、きょうしゅう、着色用のみあるが添付文書なし | |||||||||||||||||||
トウガラシエキス | トウガラシチンキ エキスがなかったためチンキで代用をした 後発品なし |
頻度不明(刺激感、疼痛) | び爛、創傷皮膚及び粘膜 | 原液で使用しない、入浴直後の使用は避ける 眼又は眼の周囲に使用しない |
(1)通常、トウガラシチンキとして、10〜40%を添加した液剤、軟膏剤、硬膏剤又はハップ剤を1日1〜数回局所に塗布する。 (2)通常、トウガラシチンキとして、1〜4%を添加した液剤を1日1〜数回局所に塗擦する。 |
皮膚刺激剤として下記に用いる。 (1)筋肉痛、凍瘡、凍傷(第1度) (2)育毛 |
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ノニルワニリルアミド | なし | |||||||||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | ジフェニルイミダゾール | なし | ||||||||||||||||||
ジフェンヒドラミン | レスタミンコーワ軟膏 | アレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。 | 頻度不明(過敏症) | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | 使用部位:眼のまわりに使用しない。 | 通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 | 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ | |||||||||||||
マレイン酸クロルフェニラミン | 外用がないのでポララミン錠2mgを使用 | 抗ヒスタミン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) | 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、0.1%未満(血小板減少),自動車の運転等危険を伴う機械の操作 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) | 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 | じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。 | |||||||||
血行改善薬 | 酢酸トコフェロール | ユベラ錠、外用ないので経口剤を使用。 | 微小循環系の賦活作用を有し、末梢血行を促す。 膜安定化作用を有し、 血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する。 抗酸化作用を有し、過酸化脂質の生成を抑制する。 内分泌系の賦活作用を有し、内分泌の失調を是正する。 |
0.1〜5%未満(便秘、胃部不快感)、0.1%未満(下痢) | 0.1%未満(過敏症 | 末梢循環障害や過酸化脂質の増加防止の効能に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。 | 錠剤 通常、成人には1回1〜2錠(酢酸トコフェロールとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
1. ビタミンE欠乏症の予防及び治療 2. 末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症) 3. 過酸化脂質の増加防止 |
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ニコチン酸ベンジル | 配合のみ | |||||||||||||||||||
外用湿疹・皮膚炎用薬 | ||||||||||||||||||||
ステロイド抗炎症成分 | 吉草酸酢酸プレドニゾロン | リドメックスコーワ軟膏・クリーム・ローション | 局所抗炎症作用、血管収縮作用(軟膏・クリーム、ローションとも同等の作用) | ・(眼瞼皮膚への使用時)眼圧亢進、緑内障、白内障 ・(大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法-ODT使用時)緑内障、白内障等 |
軟膏:刺激感0.17%、毛のう炎・せつ0.08%、そう痒感0.07%、皮疹の増悪0.07%、カンジダ症0.01%など クリーム:刺激感0.24%、毛のう炎・せつ0.21%、皮疹の増悪0.21%、そう痒感0.05%、白癬症0.03% ローション:1例(0.09%)に白癬、皮膚の真菌症、細菌感染症及びウイルス感染症(密封法-ODTの場合、起こり易い。) ・長期連用:ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、ステロイド皮膚、多毛及び色素脱失等、ときに魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥 ・(大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法-ODT使用時)下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
過敏症 | 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)〔感染症悪化〕、本剤の成分に対し過敏症の既往歴、鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎〔穿孔部位の治癒の遅延及び感染の恐れ〕、潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷〔治癒の遅延〕、原則禁忌:皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎 ・高齢者・妊婦及び妊娠の可能性がある婦人・小児への大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。 |
おむつ使用 | 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎に使用しないこと(適切な抗菌剤による治療か併用)。 | 使用部位:眼科用として使用しないこと。 使用方法: 患者の化粧下、ひげそり後などに使用することのないよう注意すること。 |
・大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。・長期連用により、ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛及び色素脱失等があらわれることがある。また、ときに魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥があらわれることがある。・大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制、緑内障、白内障等 | 通常1日1〜数回、適量を患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。また、症状により密封法を行う。 | 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む)、 痒疹群(固定じん麻疹、ストロフルスを含む)、 虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症 |
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酢酸プレドニゾロン | 外用はなし (眼軟膏はあり) |
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ステロイド抗炎症成分 | デキサメタゾン | オイラゾンD | 局所抗炎症作用・皮膚血管収縮作用 デキサメタゾンはヒドロコルチゾアセテート、プレドニゾロンアセテートと同等の血管収縮作用を示すことが認められている。 |
頻度不明 (皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)及びウイルス感染症、長期連用:ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(頬、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、色素脱失、魚鱗癬様皮膚変化、大量・長期:下垂体・副腎皮質系機能の抑制、 後のう白内障、緑内障) |
頻度不明 (過敏症) |
・細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症〔感染症の悪化〕 ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴 ・鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者〔鼓膜の再生を遅らせ、内耳に重篤な感染性疾患を起こすおそれ〕. ・潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷〔創傷治癒を妨げることがある〕、・高齢者・妊婦及び妊娠の可能性がある婦人への大量又は長期投与、原則禁忌:皮膚感染症を伴う湿疹・皮膚炎 |
・小児の大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用(おむつは密閉法と同様の作用がある)。 | 皮膚疾患を伴う湿疹・皮膚炎に使用しないこと(適切な抗菌剤による治療か併用)。 | ・眼科用として使用しないこと。 ・眼あるいは眼周囲及び粘膜には使用しないこと。 ・本剤は皮膚疾患治療薬であるので、化粧下、ひげそり後などに使用することのないよう注意すること。 ・塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。 |
・大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること。 ・長期連用により現れることがある。(ざ瘡様発疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(頬、口囲等に潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、色素脱失、魚鱗癬様皮膚変化) |
通常1日2〜3回、適量を患部に塗布する。 | ・湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む) ・皮膚そう痒症 ・虫さされ ・乾癬 |
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ヒドロコルチゾン | 医療用はなし (酪酸プロピオン酸塩はあり) |
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ステロイド抗炎症成分 | 酪酸ヒドロコルチゾン | ロコイド軟膏・クリーム | 血管収縮作用 | 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障、白内障 ・大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後のう下白内障等 (頻度不明) |
・軟膏:皮膚炎20 件(0.11%)、乾皮様皮膚9件(0.05%)、ざ瘡様疹9件(0.05%)等 ・クリーム:乾皮様皮膚19件(0.13%)、そう痒感16件(0.11%)、毛疱炎14件(0.10%)等 ・頻度不明 ★は0.1%未満 皮膚の真菌症(カンジダ症、★白癬等)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、★毛嚢炎・ ![]() (長期連用:酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、膿疱、丘疹、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、★ざ瘡様疹が、また多毛及び色素脱失等、接触皮膚炎、魚鱗癬様皮膚変化、★乾皮症様皮膚等) (大量又は長期にわたる広範囲の使用・密封法(ODT):下垂体・副腎皮質系機能の抑制) |
0.1〜5%未満(過敏症) | ・細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)〔感染症及び動物性皮膚疾患症状の悪化〕 本剤に対して過敏症の既往歴 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎〔穿孔部位の治癒の遅延、感染のおそれ〕 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷〔治癒の著しい遅延及び感染のおそれ〕 ・妊婦及び妊娠の可能性のある婦人への大量又は長期にわたる広範囲の使用、原則禁忌:皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎 |
・小児で大量又は長期にわたる広範囲の密閉法-ODT等の使用、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。 ・高齢者への大量又は長期にわたる広範囲の密閉法-ODT等の使用 |
皮膚疾患を伴う湿疹・皮膚炎に使用しないこと(適切な抗菌剤による治療か併用)。 | ・使用部位:眼科用として角膜、結膜には使用しないこと。 ・使用方法:患者に化粧下、ひげそり後などに使用することのないよう注意すること。 ・症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止すること。 |
・大量又は長期にわたる広範囲の使用(とくに密封法-ODT)により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状、緑内障、後のう下白内障等の症状、下垂体・副腎皮質系機能の抑制をきたすがあらわれることがある。 ・長期連用により、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口囲等に潮紅、膿疱、丘疹、毛細血管拡張)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、まれにざ瘡様疹が、また多毛及び色素脱失等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り換えること。 また接触皮膚炎、魚鱗癬様皮膚変化、まれに乾皮症様皮膚等があらわれることがある。・密閉法-ODTではウイルス感染症が起こりやすい。小児の長期・大量使用、または密閉法で発育不全のおこるおそれがある。 |
通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。 | 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、脂漏性皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、 乾癬、掌蹠膿疱症 | |||||||
非ステロイド抗炎症成分 | ウフェナマート | コンベック軟膏・クリーム | 抗炎症作用、鎮痛作用を有する。本剤の抗炎症作用は副腎を介さず、炎症部位に直接作用するものであり、膜安定化及び活性酸素生成抑制作用など、生体膜との相互作用により発揮するものと考えられる。 | ・軟膏剤:発赤117件(0.87%),刺激感87件(0.65%),そう痒74件(0.55%),丘疹37件(0.28%),灼熱感29件(0.22%)等 ・クリーム剤 :灼熱感9件(0.70%),接触皮膚炎6件(0.47%),潮紅6件(0.47%),刺激感5件(0.39%),発赤3件(0.23%),そう痒3件(0.23%)等 0.1〜 5%未満 (刺激感,灼熱感,皮膚乾燥) 0.1%未満 (びらん等) |
0.1〜 5%未満(過敏症) | ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴 | ・使用部位:眼科用として使用しないこと. | 本品の適量を1日数回患部に塗布または貼布する. | 急性湿疹,慢性湿疹,脂漏性湿疹,貨幣状湿疹 接触皮膚炎,アトピー皮膚炎,おむつ皮膚炎 酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎 帯状疱疹 |
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ブフェキサマク | アンダーム軟膏・クリーム | 抗炎症作用 鎮痛作用 |
・軟膏 :発赤(0.74%)、そう痒(0.71%)、刺激感(0.57%)、丘疹(0.25%)、熱感(0.14%)等 0.1〜5%未満 (そう痒、刺激感、熱感) 0.1%未満 (色素沈着注、乾燥化、落屑、乾皮症様症状) ・クリーム :刺激感(2.66%)、発赤(1.33%)、乾燥化(1.00%)、そう痒(0.85%)、熱感(0.85%)等 0.1〜5%未満 (刺激感、乾燥化、そう痒、熱感、落屑、色素沈着注、乾皮症様症状) ODT法で汗疹、毛のう炎、膿皮症 |
頻度不明(過敏症) | 本剤の成分に対し過敏症の既往歴 | ・使用部位:眼科用として使用しないこと。 | 長期使用により色素沈着が現れることがある | 本品の適量を1日1〜数回患部に塗布する。 なお、必要に応じて貼布療法、密閉法-ODT療法を行う。 |
軟膏:急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、おむつ皮膚炎、日光皮膚炎、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、帯状疱疹、熱傷(第I・II度)、皮膚欠損創 クリーム:急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、日光皮膚炎、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、帯状疱疹 |
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抗炎症成分 | グリチルリチン酸 | グリチルリチン酸二カリウムの点眼のみ | ||||||||||||||||||
グリチルレチン酸 | デルマクリン軟膏 | グリチルレチン酸は急性炎症に対する抗炎症作用(浮腫抑制-ラット、肉芽腫抑制-ラット、抗紅斑-モルモット)を有する。抗炎症作用は主成分であるグリチルレチン酸の化学構造がハイドロコーチゾンの化学構造に類似しているところによると推定される。 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 眼科用として使用しない | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 | 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎 | ||||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | 塩酸ジフェンヒドラミン | 外用はなし ジフェンヒドラミンはあり →レスタミンコーワ軟膏 |
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ジフェンヒドラミン | レスタミンコーワ軟膏 | アレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。 | 頻度不明(過敏症) | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | ・眼のまわりに使用しない。 | 通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 | 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ | |||||||||||||
マレイン酸クロルフェニラミン | 外用がないのでポララミン錠2mgを使用 | 抗ヒスタミン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) | 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、0.1%未満(血小板減少),自動車の運転等危険を伴う機械の操作 0.1%未満(血小板減少),自動車の運転等危険を伴う機械の操作 |
5%以上又は頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) | 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 | じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。 | |||||||||
鎮痒成分 | クロタミトン | オイラックス | 本剤は抗ヒスタミン作用を示さないこと、またヒトの皮膚感覚のうちそう痒感を抑制するが、他の皮膚感覚には影響を与えないことなどから、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤とは作用機序を異にすると考えられる。 一般には、皮膚に軽いしゃく熱感を与え、温覚に対するこの刺激が競合的にそう痒感を消失させるといわれている。 |
0.1〜5%未満(熱感・しゃく熱感、刺激症状(ピリピリ感、ひりひり感等)、発赤、発赤増強・紅斑増悪、分泌物増加、浸潤傾向) | 5%以上(過敏症) | 本剤に対して過敏症の既往歴 | ・高齢者・妊婦又は妊娠の可能性のある婦人への大量又は長期にわたる広範囲の使用、乳幼児・小児に対する広範囲の使用 | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | ・眼あるいは眼周囲及び粘膜には使用しない。 ・塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。 |
高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、大量・長期にわたる広範囲の作用は避ける | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布又は塗擦する。 ・高齢者・妊婦又は妊娠の可能性のある婦人:大量かつ広範囲の使用は避ける。 |
湿疹、蕁麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス | ||||||||
殺菌成分 | イソプロピルメチルフェノール | フェノールで代用 | 本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。 | 頻度不明(過敏症) | ・損傷皮膚及び粘膜(吸収され中毒症状発現) | ・原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがある ・眼に入らないように注意すること。 ・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。 ・外用にのみ使用すること。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。 ・長期間または広範囲に使用しないこと。[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。] ・誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。 |
長期間に使用しないこと。(吸収され、中毒症状の発現のおそれ。) | 効能・効果 用法・用量(本品希釈倍数) ・手指・皮膚の消毒:フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。(50〜67倍) ・医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 :フェノールとして2〜5%溶液を用いる。(20〜50倍) 排泄物の消毒:フェノールとして3〜5%溶液を用いる。(20〜33倍) 下記疾患の鎮痒 痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ 液: フェノールとして1〜2%溶液を用いる。(50〜100倍) 軟膏:フェノールとして2〜5%軟膏を用いる。(20〜50倍) |
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殺菌成分 | 塩化ベンザルコニウム | 0.1w/v%ヂアミトール水 | ・本剤は使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、真菌等には有効であるが、結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。イオン界面活性剤であるので、表面張力を低下させ、清浄作用、乳化作用等を示す。 ・作用機序は、陰電荷を帯びる細菌に陽電荷を帯びる塩化ベンザルコニウムが菌体表面に吸着・集積され、菌体たん白を変性させ殺菌作用をあらわす。 |
頻度不明(過敏症) | 粘膜、創傷面または炎症部位に長期間または広範囲に使用しないこと | ・原液は皮膚・粘膜に付着及び眼に入らないように注意する(刺激性がある) 。 ・炎症または易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)への使用:正常の部位への使用より低濃度とすることが望ましい。また、使用後は滅菌精製水で水洗する。 ・深い創傷または眼に使用する希釈水溶液は、調製後滅菌処理すること。 ・経口投与しないこと。浣腸には使用しないこと。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないことが望ましい。 |
・粘膜、創傷面または炎症部位に長期間または広範囲に使用しないこと(全身吸収による筋脱力を起こすおそれがある)。 | 効能・効果:用法・用量 (塩化ベンザルコニウム濃度) (1)手指・皮膚の消毒:通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落とした後、塩化ベンザルコニウム0.05〜0.1%溶液に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗の場合には、5〜10分間ブラッシングする。 (2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒:手術前局所皮膚面を塩化ベンザルコニウム0.1%溶液で約5分間洗い、その後塩化ベンザルコニウム0.2%溶液を塗布する。 (3)手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:塩化ベンザルコニウム0.01〜0.025%溶液を用いる。 (4)感染皮膚面の消毒:塩化ベンザルコニウム0.01%溶液を用いる。 (5)医療用具の消毒:塩化ベンザルコニウム0.1%溶液に10分間浸漬するか、または厳密に消毒する際は、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後塩化ベンザルコニウム0.1%溶液中で15分間煮沸する。 (6)手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:塩化ベンザルコニウム0.05〜0.1%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。 (7)膣洗浄 塩化ベンザルコニウム0.02〜0.05%溶液を用いる。 (8)結膜嚢の洗浄・消毒 塩化ベンザルコニウム0.01〜0.05%溶液を用いる。 ・炎症または易刺激性の部位(粘膜、陰股部等)への使用:正常の部位への使用より低濃度とすることが望ましい |
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かゆみ・虫さされ用薬 | ||||||||||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | 塩酸イソチペンジル | アンダントールゼリー ゼリー状軟膏 |
抗ヒスタミン作用及び抗アレルギー作用を有する。 毛細血管浸出抑制作用を有する。 |
0.1%〜5%未満 (しみる、ぴりぴり感・ひりひり感・疼痛等の刺激感) 0.1%未満 (熱感、灼熱感) |
0.1%〜5%未満(過敏症) | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎の場合には、適切な外用剤の使用によりその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用 | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布する。 | 皮膚そう痒症、じんま疹様苔癬、小児ストロフルス、虫さされ、痒疹、神経皮膚炎、湿疹、多形滲出性紅斑・凍瘡・薬疹・日焼けに伴うそう痒 | ||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | 塩酸ジフェンヒドラミン | 外用はなし ジフェンヒドラミンはあり →レスタミンコーワ軟膏 |
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ジフェンヒドラミン | レスタミンコーワ軟膏 | アレルゲンを塗布または皮内注射したときに起こる発赤、膨疹、そう痒などのアレルギー性皮膚反応は、本剤の1回塗布により著明に抑制される。 | 頻度不明(過敏症) | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | 使用部位:眼のまわりに使用しない。 | 通常、症状により適量を1日数回、患部に塗布または塗擦する。 | 蕁麻疹、湿疹、小児ストロフルス、皮膚そう痒症、虫さされ | |||||||||||||
抗ヒスタミン成分 | d−マレイン酸クロルフェニラミン | 外用がないのでポララミン錠2mgを使用 | 抗ヒスタミン作用 | 中枢神経抑制剤・アルコール・MAO阻害剤・抗コリン作用を有する薬剤(相互に作用を増強)、ドロキシドパ,ノルエピネフリン(血圧の異常上昇) | 痙攣・錯乱・再生不良性貧血・無顆粒球症(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 5%以上又は頻度不明(鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視、口渇、胸やけ、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、下痢、頻尿、排尿困難、尿閉等低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉、溶血性貧血、肝機能障害(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等)、悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、 0.1%未満(血小板減少),自動車の運転等危険を伴う機械の操作 |
5%以上又は頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴、緑内障(増悪)、前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(増悪)、低出生体重児・新生児(痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれ) | 眼内圧亢進、甲状腺機能亢進症、狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害、循環器系疾患、高血圧症、高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 | d-マレイン酸クロルフェニラミンとして,通常,成人には1回2mgを1日1〜4回経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。 | じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽。 | ||||||||
鎮痒成分 | クロタミトン | オイラックス | 本剤は抗ヒスタミン作用を示さないこと、またヒトの皮膚感覚のうちそう痒感を抑制するが、他の皮膚感覚には影響を与えないことなどから、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤とは作用機序を異にすると考えられる。 一般には、皮膚に軽いしゃく熱感を与え、温覚に対するこの刺激が競合的にそう痒感を消失させるといわれている。 |
0.1〜5%未満(熱感・しゃく熱感、刺激症状(ピリピリ感、ひりひり感等)、発赤、発赤増強・紅斑増悪、分泌物増加、浸潤傾向) | 5%以上(過敏症) | 本剤に対して過敏症の既往歴 | ・高齢者・妊婦又は妊娠の可能性のある婦人への大量又は長期にわたる広範囲の使用、乳幼児・小児に対する広範囲の使用 | 炎症症状が強い浸出性の皮膚炎:適切な外用剤の使用でその炎症が軽減後もかゆみが残る場合に使用する。 | ・眼あるいは眼周囲及び粘膜には使用しない。 ・塗布直後、軽い熱感を生じることがあるが、通常短時間のうちに消失する。 |
高齢者、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、大量・長期にわたる広範囲の作用は避ける | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布又は塗擦する。 ・高齢者・妊婦又は妊娠の可能性のある婦人:大量かつ広範囲の使用は避ける。 |
湿疹、蕁麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス | ||||||||
局所刺激成分 | アミノ安息香酸エチル | アミノ安息香酸エチル軟膏「マルイシ」 | 過敏症 | 本剤に対し過敏症の既往歴 | 眼には使用しないこと。 | 適宜患部に使用する。 | 下記疾患における鎮痛・鎮痒 外傷、熱傷、日焼け、皮膚潰瘍、そう痒症、痔疾 |
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局所麻酔成分 | 塩酸ジブカイン | ペルカミン、表面麻酔類似と考え使用 | 感覚・求心神経繊維のNa+チャネルを遮断することにより局所麻酔作用を発現する。効力、持続性、毒性いずれも最大級の局所麻酔薬であるが、より効力を強めるために局所鎮痛以外の目的にはエピネフリンを添加して用いる | 振戦、痙攣等の中毒症状(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 頻度不明(眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等) | 頻度不明(過敏症) | 本剤に対し過敏症の既往歴 | 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質。高齢者。妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。 | 使用に際し、目的濃度の水性注射液または水性液として使用する。 ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。 仙骨麻酔:0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人10〜30mgを使用する。 伝達麻酔(基準最高用量:1回40mg):0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人3〜40mgを使用する。 浸潤麻酔(基準最高用量:1回40mg):0.05〜0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人1〜40mgを使用する。 表面麻酔:・耳鼻咽喉科領域の粘膜麻酔には、1〜2%液にエピネフリンを添加したものを用い、噴霧または塗布する。・眼科領域の麻酔には、0.05〜0.1%液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人には1〜5滴を点眼する。・尿道粘膜麻酔には、0.1%液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人男子10〜20mg、女子3〜7mgを使用する。・膀胱粘膜麻酔には、0.025〜0.05%液にエピネフリンを添加したものを用い、通常成人10〜20mgを使用する。・局所鎮痛には、0.025〜0.05%液を用い、適量を使用する。 歯科領域麻酔:0.1%注射液にエピネフリンを添加したものを用い、伝達麻酔・浸潤麻酔には通常成人1〜2mgを使用する。 |
仙骨麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔 | |||||||||
局所麻酔成分 | リドカイン | キシロカイン液「4%」:塩酸リドカイン 表面麻酔に類似のため使用 |
神経膜のナトリウムチャネルをブロックし、神経における活動電位の伝導を可逆的に抑制し、知覚神経及び運動神経を遮断する局所麻酔薬である。表面・浸潤・伝達麻酔効果は、塩酸プロカインよりも強く、作用持続時間は塩酸プロカインよりも長い。 | 意識障害、振戦、痙攣(頻度不明) | ショック(頻度不明) | 頻度不明(眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐) | 頻度不明(過敏症) | 本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴。 | 高齢者又は全身状態が不良。心刺激伝導障害。重症の肝機能障害又は腎機能障害。幼児。妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。 | ・過量投与で中毒症状が現れる。症状として中枢神経系(不安、興奮、意識消失、全身痙攣など)、心血管系(血圧低下、徐脈、循環虚脱など)が現れる。 ・眼科(点眼)用として使用しないこと。注射用として使用しない。 |
塩酸リドカインとして、通常成人では80〜200mg(2〜5mL)を使用する。 なお、年齢、麻酔領域、部位、組織、体質により適宜増減する。 幼児(特に3歳以下)では低用量から投与を開始。 |
表面麻酔 | ||||||||
抗炎症成分 | グリチルレチン酸 | デルマクリン軟膏 | グリチルレチン酸は急性炎症に対する抗炎症作用(浮腫抑制-ラット、肉芽腫抑制-ラット、抗紅斑-モルモット)を有する。抗炎症作用は主成分であるグリチルレチン酸の化学構造がハイドロコーチゾンの化学構造に類似しているところによると推定される。 | 5%以上又は頻度不明(過敏症) | 眼科用として使用しない | 通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。 | 湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎 | |||||||||||||
抗炎症成分 | サリチル酸メチル | サリチル酸メチル「ミヤザワ」 | 大量使用:頭痛、悪心・嘔吐、食欲不振、頻脈 | 過敏症 | 本剤に対し過敏症の既往歴 | 眼には使用しない | 大量使用による頭痛、悪心・嘔吐、食欲不振、頻脈 | 5%又はそれ以上の濃度の液剤、軟膏剤又はリニメント剤として皮膚局所に塗布する | 下記における鎮痛・消炎 関節痛、筋肉痛、打撲、捻挫 |
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殺菌成分 | イソプロピルメチルフェノール | フェノールを使用 | 本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。 | 頻度不明(過敏症) | ・損傷皮膚及び粘膜(吸収され中毒症状発現) | ・原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがある ・眼に入らないように注意すること。 ・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。 ・外用にのみ使用すること。 ・密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。 ・長期間または広範囲に使用しないこと。[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。] ・誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。 |
長期間に使用しないこと。(吸収され、中毒症状の発現のおそれ。) | 効能・効果 用法・用量(本品希釈倍数) ・手指・皮膚の消毒:フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。(50〜67倍) ・医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 :フェノールとして2〜5%溶液を用いる。(20〜50倍) 排泄物の消毒:フェノールとして3〜5%溶液を用いる。(20〜33倍) 下記疾患の鎮痒 痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ 液: フェノールとして1〜2%溶液を用いる。(50〜100倍) 軟膏:フェノールとして2〜5%軟膏を用いる。(20〜50倍) |
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殺菌成分 | 塩酸クロルヘキシジン | グルコン酸塩として 5%ヒビテン液 |
抗菌作用(in vitro試験) ・広範囲の微生物に作用し、グラム陽性菌には低濃度でも迅速な殺菌作用を示す。 ・グラム陰性菌には比較的低濃度で殺菌作用を示すが、グラム陽性菌に比べ抗菌力に幅がみられる。 ・芽胞形成菌の芽胞には効力を示さない。 ・結核菌に対して水溶液では静菌作用を示し、アルコール溶液では迅速な殺菌作用を示す。 ・真菌類の多くに抗菌力を示すが、全般的に細菌類よりも抗菌力は弱い。 ・ウイルスに対する効力は確定していない。 作用機序 作用機序は十分には解明されていないが、比較的低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、比較的高濃度では細胞内の蛋白質や核酸の沈着を起こすことが報告されている。 |
ショック(0.1%未満) | 0.1%未満 (過敏症) |
・クロルヘキシジン製剤過敏症の既往歴 ・脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)(聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。) ・膣、膀胱、口腔等の粘膜面(ショック症状の発現が報告されている。) ・産婦人科用(膣・外陰部の消毒等)、泌尿器科用(膀胱・外性器の消毒等)には使用しない。 ・眼 |
・薬物過敏症の既往歴 ・喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴 |
・本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。 ・外用にのみ使用する。. ・眼に入らないように注意する。 |
本品は下記の濃度(グルコン酸クロルヘキシジンとして)に希釈し、水溶液又はエタノール溶液として使用する。 効能・効果 用法・用量 (使用例) (1)手指・皮膚の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈) (通常時:0.1%水溶液(30秒以上) 汚染時:0.5%水溶液(30秒以上) ) (2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈)又は0.5%エタノール溶液(本剤の10倍希釈) (0.5%エタノール溶液 ) (3)皮膚の創傷部位の消毒 0.05%水溶液(本剤の100倍希釈) (0.05%水溶液) (4)医療用具の消毒 0.1〜0.5%水溶液(本剤の50倍〜10倍希釈)又は 0.5%エタノール溶液(本剤の10倍希釈) (通常時:0.1%水溶液(10〜30分) 汚染時:0.5%水溶液(30分以上) 緊急時:0.5%エタノール溶液(2分以上) ) (5)手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒 0.05%水溶液(本剤の100倍希釈) (0.05%水溶液 ) |
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局所刺激成分 | アンモニア | アンモニア水「エビス」 | 頻度不明(局所刺激、発赤、灼熱感) | 頻度不明(過敏症) | 眼又は眼の周囲に使用しない | 希釈して使用 眼に入らないようにする 原液または濃厚液の蒸気を吸入すると、呼吸器等の粘膜を刺激し、喉頭痙れん、肺・気管支に障害を起こすことがある |
刺激作用を有するので、長期間または同一部位に反復使用しない 湿布等による長期間にわたる皮膚との接触を避ける |
(2)2〜10倍に希釈し、塗布する。 | (1)経口 皮アンモニア・ウイキョウ精の調剤原料に用いる。 (2)外用 虫さされ |
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清涼化成分 | カンフル | カンフル精 | 局所刺激作用を有し、皮膚に塗布すると発赤又は冷感を生じる | 頻度不明(過敏症) | 湿潤面へは使用しない 眼又は眼の周囲には使用しない |
患部に適量を塗布あるいは塗擦する。 | 下記疾患における局所刺激、血行の改善、消炎、鎮痛、鎮痒 筋肉痛、挫傷、打撲、捻挫、凍傷(第1度)、凍瘡、皮膚そう痒症 |
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メントール | 内服のみ |