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災害看護の授業:BLS(一次救命処置)演習に参加して


 2年生は、2月5日にBLS演習を実施しました。

 人は日常生活を送る中でいつ、何が起こるのかわかりません。もし、目の前で人が倒れたら皆さんはどうしますか?おそらく、倒れた人のもとへ駆けつけ、意識確認をし、応援を呼んで心肺蘇生を行うでしょう。倒れた人のもとへ駆けつけ、声をかけることは、すごく勇気のいる行動だと思います。しかし、その行動がなければ救える命も救えなくなってしまいます。人は心臓が停止すると収縮できなくなるため全身に血液を送ることができなくなります。特に脳組織は酸素の欠乏に弱いため呼吸停止から5分間で不可逆的な変化を生じてしまいます。そのため脳に酸素の混じった血液を送り続けるためには絶え間ない胸骨圧迫を行うことが重要です。

 講義では病院内で倒れている設定でモデル人形を用いて実践しました。まず、意識確認し反応ない場合は応援を呼び、駆けつけた人にAEDと救急カートの指示をだし、次に呼吸の確認、医療者なら頸動脈の触知を行い呼吸・脈拍触知なしにはAEDが届くまで胸骨圧迫を行いました。実際に体験してみて胸骨圧迫は体力を使うため、徐々に圧迫する深さが浅くなって来たりして、胸骨圧迫を行うことは難しいと感じました。

 また、協力者と声の掛け合いをしながら、役割を交代するなど正しい胸骨圧迫を行うことが重要なのだと思いました。今回学んだことを、就職してからも生かしていきたいと思います。

(2年 平田沙矢香)

BLS演習の様子