開催結果
2019年10月19、20日にG20保健大臣会合を岡山県岡山市で開催しました。
1. 開催概要
日 時
場 所
加藤厚生労働大臣は、G20岡山保健大臣会合に議長として出席しました。
本会合には、G20の国・地域に加え、招待国、WHOやOECDなどの国際機関が参加しました。
「UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)(※1)の達成」「高齢化への対応」「AMR(薬剤耐性)(※2)を含む健康危機への対応」の3つをテーマに、議論が行われました。
G20保健大臣会合として初めて議題となった「高齢化への対応」については、加藤厚生労働大臣が、高齢化のフロントランナーとしての日本の経験を各国と共有し、議論を行いました。また「UHCの達成」については、G20の保健大臣として、2030年までのUHC達成にどう貢献していくかについて議論を行いました。
会合の最後に、3つのテーマに対応するため必要な政策の方向性を盛り込んだ大臣宣言が採択されました。
G20保健大臣会合・労働雇用大臣会合は「G20金融・世界経済に関する首脳会合」(G20サミット)に加えて開催される分野別閣僚級会合のうちの一つです。今回のG20保健大臣会合は、日本が議長国になり、6月に開催されたG20大阪サミットの分野別閣僚級会合として開催されました。
※1 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態
※2 AMR(薬剤耐性)
抗微生物薬の不適切な使用を続けることなどにより、微生物に対して薬が効かなくなること
2. 参加国・機関
- G20 メンバー国
- アルゼンチン、オーストラリア、 ブラジル、カナダ、中国、EU、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ共和国、トルコ、英国、米国
- 招待国
- チリ、エジプト、オランダ、セネガル、シンガポール、スペイン、タイ、ベトナム
- 国際機関
- WHO(世界保健機関) 、OECD(経済協力開発機構)、WB(世界銀行)、GAVI(GAVIアライアンス)、UNICEF(国連児童基金)、GF(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)、Unitaid(国際医薬品購入機関)