1 概要
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律に関する「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の運用について」(昭和62年3月24日薬発第291号、62基局第171号、厚生省薬務局長及び通商産業省基礎産業局長連名通知(以下「運用通知」という。))により、新規化学物質の審査に際して、水に可溶で水中で解離も会合もせず、界面活性を有さない新規化学物質(有機金属化合物を除く。)については、当該新規化学物質の1−オクタノールと水との間の分配係数を魚介類の体内における濃縮度を判定するための知見として取り扱うこととしています。
経済協力開発機構(OECD)のテストガイドライン107(分配係数(n−オクタノール/水):フラスコ振とう法)が1995年に改正され、イオン性物質に関してもその測定法が明確化されたこと及びこれまでに実施された既存化学物質の点検結果や経済産業省の化学物質総合評価管理プログラム事業等によりイオン性物質の魚介類の体内における濃縮性に関する知見の集積が進められたことを踏まえ、これまで対象となっていなかった水に可溶で水中で解離又は会合し、界面活性を有さない新規化学物質(有機金属化合物を除く。)についても1−オクタノールと水との間の分配係数を魚介類の体内における濃縮度を判定するための知見として取り扱うこととする改正案を作成し、その内容について、以下のとおり御意見の募集を行いました。
(1) | 期間:平成14年8月19日(月)〜 9月18日(水) |
(2) | 告知方法:厚生労働省ホームページへの掲載(経済産業省及び環境省ホームページへの掲載と同時)等 |
(3) | 意見提出方法:郵送、ファックス、電子メールのいずれか 今回、御意見をお寄せいただきました方々の御協力に厚く御礼申し上げます。 |
2 受付意見等の件数
合計7件(提出者数5名)
3 受付意見等の概要及び改正最終案
寄せられました意見等を適宜要約したもの及びそれらへの対応・考え方については、別紙1に記載します。また、これを踏まえて作成した改正最終案を別紙2に記載します。
4 経済産業省及び環境省ホームページ
別途、経済産業省ホームページ(http://www.meti.go.jp/)及び環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/)においても意見の募集結果を公表しております。