ホーム > 厚生労働省について > 採用情報 > 仕事と家庭の両立支援制度 > 制度利用者の声 > 岸田 京子(きしだ きょうこ)

岸田 京子(きしだ きょうこ)

 

岸田 京子(きしだ きょうこ)

職業能力開発局総務課 課長補佐
(I種法律職)
< Profile >
平成17年入省。
その後、食品安全部企画情報課、大臣官房総務課・人事課、高齢・障害者雇用対策部企画課、法務省入国管理局入国管理企画官室、育児休業、医薬食品局総務課副作用被害対策室を経て、現職。一児の母。

私の両立支援制度の利用のしかた

 私は、2010年4月末から産休に入り、同年6月に長男を出産後、翌年の4月まで育児休業を取得しました。

 1歳になるまで育休をとろうかとも考えましたが、やはり4月の方が保育園に入りやすいだろうと考え、長男が10ヶ月になる4月から復帰しました。この頃になると、離乳食も3回食べるようになっており、保育園での共同生活にもわりとスムーズに馴染めるようになっていた気がします。

 職場復帰後も、長男が1歳になる6月半ばまでは夕方2時間の育児時間を取得して16:15に退庁させていただき、自分で保育園のお迎えに行ったり、子どもの食事・お風呂・寝かしつけまでやったりしていました。

 その後はフルタイム勤務に戻し、実家の両親に保育園のお迎え・食事・お風呂などをお願いしながら、育児と仕事をしています。

両立の大変さと喜び

 仕事も育児も両方やるのは大変です。仕事について言えば、まだまだ残業をして仕事したいなあと思うときも、「こどもを迎えに行かなきゃ」と職場を後にすることも少なくありません。でも、帰る時間を気にしないといけない分、効率的に仕事を行うことができるようになりますし、成長できたと思う部分もあります。

 以前は、仕事で悩みがあると、休日も考え込んでしまうことも多かったのですが、今は、休日はこどもと遊んでいるとあっという間に過ぎ去ってしまい、悩んでいる暇がありません(笑)こどもがいることによって、うまく仕事のリフレッシュできていて、精神衛生上は良い影響が出ているなと実感しています。

 また、こどもはなかなか言うことを聞きませんし、育児はなかなか思い通りにならないものです。でも、その経験のおかげで、仕事で思い通りにいかないことがあったりしても、おおらかな気持ちでいられるようになったと思っています。

両立にあたって心がけていること

 小さなこどもは、突然体調を崩すことが珍しくありません。朝起きたら、いきなり39度の高熱が出ていたり、出勤しようしたらこどもがいきなり嘔吐したり・・・なんてこともあります。すぐに預け場所が見つかれば良いですが、なかなかうまくいかなくて、自分が休まざるを得ないこともあります。

 そうすると、急に仕事を休まないといけなくなるため、職場の人たちには迷惑をかけてしまいます。この迷惑を最小限に抑えるために、(1)やれる仕事はなるべく前倒ししてすること、(2)自分の仕事の作業状況・内容をこまめに情報共有すること、(3)自分がいなくても必要な資料がすぐわかるよう日頃から資料整理することを心がけています。

 どうしても「こどもが理由」で職場に迷惑をかけてしまうことは多くなってしまいますが、普段から同僚とコミュニケーションを良くし、いざというときにお願いできる関係作りをすることを心がけています。

皆さんへのエール

 特に女性は、就職先を考える際に「今後の結婚、出産、育児と仕事の両立はどうなるのだろう・・・」と悩んでしまうことも少なくないと思います。今でもやはり仕事と育児を両立することは大変ですが、これまでの先輩方の努力によって、厚生労働省では育児をしながら働くことへのハードルは低くなってきていると思います。しかし、まだ改善していくことはたくさんあると思います。これからの私たちの努力によって、より一層、女性はもちろん、男性も仕事と育児をしていくことのハードルが低くなっていくようにしていきたいですね。

 厚生労働行政の良いところは、自分たちが仕事をしていったり、家庭生活を営んでいったりする中で「課題」だと感じることを解消していくことが、施策を前進させることにもつながるところです。やりがいをいつまでも感じていける場所、だと言えると思っています。

 

ある1日のスケジュール

 
6:30 起床(朝食準備)
7:00 子ども起床、朝食
7:30 夫と電話
−単身赴任中の夫と電話し、少しでも夫と子どものコミュニケーションがとれるようにしています。
7:45 子どもの着替えなど出発準備
8:10 出発
−すんなり自転車に乗ってくれるといいのですが、逃げ回ったり、愚図って暴れたりして、なかなか時間通りに行くことばかりではありません。
8:20 保育園登園
9:15 登庁
9:30 メールチェック
10:00 局長へ資料のご説明
10:30 局内の打ち合わせ
−今後の作業方針や、今後検討が必要となる論点について、局内関係者でディスカッションします。
写真
11:30 ディスカッションを踏まえ資料作成
12:00 お昼
−今日はお弁当を作ってきたので、近くの席の人と話をしながらランチタイムです。外に食べに行くときもあります。
13:00 来週の審議会の対応について、室内で打ち合わせ
14:00 審議会の委員への説明
16:00 資料作成
17:00 課長への説明
−作った資料を課長に説明し、了解を得ます。
18:00 係長からの説明
−係長が作業した結果について、説明を受けます。改善点を示し、より良いものになるようアドバイスします。
19:00 資料作成
20:00 退庁
−急いで帰って、実家に子どもを迎えに行きます。
21:00 実家着
−子どもはまだ眠くなさそうで元気だったので、私の夕飯も実家で食べました。
21:45 帰宅
−さすがに子どもも眠そうなので、帰宅後そのまま布団へ
22:00 片付け、翌日の準備
−洗濯物の片付け、朝食の仕込み、保育園の準備を行います。
24:00 就寝
写真 写真
休日は子どもと公園にピクニックに行ったり、子どもとの時間を大切にしています。

ホーム > 厚生労働省について > 採用情報 > 仕事と家庭の両立支援制度 > 制度利用者の声 > 岸田 京子(きしだ きょうこ)

ページの先頭へ戻る