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表4:各団体の相談支援における工夫点
項目 | 工夫点 |
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(1)支援の連続性の確保 | ●団体のスタッフによる施設訪問や退所を控えた児童との交流会などの実施により、団体のメンバーや活動内容を知ってもらう機会を作っている |
●退所を控えた児童を対象にSSTを実施し、児童と団体のスタッフとの関係作りを進めておく | |
(2)専門家から協力を得られる体制づくり | ●多様な分野の専門家に団体の活動に賛同し参加してもらうことにより、迅速にスーパーバイズを受けられる体制をつくっている(いわばスーパーバイズ機能の内部化) |
●各団体が有している人材やネットワークの積極的な活用を図っている | |
(3)関係機関との役割分担、連携体制の確保 | ●個々の事例に対応する過程で、他の機関に本事業について理解してもらい、信頼関係を築いている |
●支援が長期間に及ぶ場合や、遠方の機関が支援に関わる場合などには「覚書」を作成し、それぞれの機関が担うべき役割を明確にすることにより責任体制を担保している | |
(4)就労支援における協力者(雇用主)の確保 | ●本事業を実施していることを様々な機会を利用して広く周知しておくことで、本事業に関心や理解を示す雇用主と出会える可能性を高めている |
●退所者の状況を理解してくれる企業やNPOが実施する就労支援プログラムを開拓し、団体との連携の下で有効に活用している | |
●退所者の就労を継続させるために、退所者を雇用することに対して不安を抱いている雇用主に対してきめ細かな支援を行っている | |
●行政からの表彰制度により感謝状を贈呈するなど、本事業に協力してくれる雇用主に対して感謝を表する機会を設けている | |
(5)当事者性の発揮、当事者のネットワークづくり | ●退所者の率直な意見や思いを受け止め、それらを権利養護の視点から集約し、社会的養護を広く啓発するための活動につなげている |
●当事者の視点から見た現状の課題を提起し、当事者団体がネットワークを強化することによりその解決に向けた活動を行っている | |
●当事者がイベントや趣味の活動に気軽に参加できるような機会をつくり、それらへの参加をきっかけとして当事者活動につなげる工夫をしている |
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