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平成30年度 厚生労働行政モニター会議 議事次第

第1回目 厚生労働省仮設第四会議室(東京都千代田区)

日時 1月15日(火)12:50〜15:10
出席者 厚生労働行政モニター 4名
厚生労働省年金局総務課(山下企画官、山口調査員)
 大臣官房総務課広報室(本木室長補佐、小島係員)
議題 老後の生活設計と公的年金制度及び周知・広報について
厚生労働省の広報について
議事要旨 別添1のとおり

第2回目 大阪合同庁舎第4号館3階会議室(大阪府大阪市)

日時 1月22日(火)13:30〜15:30
出席者 厚生労働行政モニター 5名
厚生労働省年金局総務課(山下企画官、山口調査員)
 大臣官房総務課広報室(本木室長補佐、小島係員)
議題 老後の生活設計と公的年金制度及び周知・広報について
厚生労働省の広報について
議事要旨 別添2のとおり

議事要旨(別添1)

老後の生活設計と公的年金制度及び周知・広報について

厚生労働省

 年金のホームページのリニュアールを予定しております。そのため、年金についてどのように感じているのか、どういった情報が必要なのか、貴重なご意見をいただけたらと思います。
 最初に、マンガ「いっしょに検証!公的年金」について、率直なご意見をいただきたいと思います。

モニター

 ・マンガと聞いて、厚生労働省は非常にやわらくなったと感じました。ただ、文章は非常に堅苦しい印象を受けます。
 ・企業などで年金業務に携わっている者に対しては、わかりやすい内容となっています。
  一方で、年金業務に携わったことがないような者、には理解しにくい内容だと思われます。
 ・冊子にしていただき、銀行などに置いていただけると、待ち時間などにみることができるのでいいのではないでしょうか。

厚生労働省

 いろいろな意見をいただき、ありがとうございます。若い世代の方にもお話を伺ったことがあり、同じような回答をいただきました。難しい内容をいかに易しく伝えていくために、検討していきたいと思います。では、そもそも「年金」に対してどのように感じているのか、皆様のお考えをお聞かせいただければと思います。

モニター

 ・それだけでは生活できないほど国民年金の額は非常に少ないため、若い頃は本当に必要なものなのかと思っていました。
 ・「年金」と聞くとすぐに頭に思い浮かぶのは老齢年金ですが、他にも遺族年金や障害年金などがあるため、それらについても取り上げてもらい、周知してもらいたいと思います。
 ・個人的に、「働き方改革」と上手に連動させていく必要があると感じています。
  また、マンガや年金教室の開催などにより、小・中学校の時から十分な教育を行っていく必要があると思います。
 ・働いている時は、給料から天引きされるため特に意識はしていませんでしたが、結婚して国民年金に加入することになって、初めて(年金を)払わないという選択肢が生じ、年金を意識するようになりました。払わないと今までのものがもったいないという意識で払っているところです。

厚生労働省

 ありがとうございます。
 では、そういった印象をお持ちの年金について、年金に関する様々な情報を皆様はどうやって入手されているのでしょうか。

モニター

 ・日本年金機構のホームページやメディアの記事を見ることが多いです。文章がこなれているので、非常に読みやすく感じます。一方で、厚生労働省ホームページも見ることがありますが、一般国民にとって必要な情報があるとは言えず、ニーズに合った情報が提供されていない。
 ・「年金」という検索ワードを使って出てきた情報を見るようにしています。その後、正確な情報なのか誤った情報なのか確認が必要な場合に、日本年金機構のHPを見るようにしています。
 ・ネットの記事以外にも新聞やテレビなどから情報を仕入れています。

厚生労働省

 貴重な意見をありがとうございます。
 それでは次に、皆様がどういったことをきかっけとして「年金」に関心を持つようになったのか聞かせていただけますか。

モニター

 ・マスコミの過剰な記事などを見たときに必然的に意識してしまった。自分は得をしているのか、損をしているのかなど気になり、調べるようになりました。
 ・年金を受給できる年齢に近づき、老後を考えるようになりました。そこで、あと何年働けば良いのか、どれぐらい貯蓄があったらよいのかを考え、意識するようになりました。

厚生労働省

 作成予定のホームページに、こういった情報があればいい、こうしてほしいという希望がありましたら、率直なご意見をいただきたいと思います。

モニター

 ・カテゴリー分けをするなど、瞬時にわかるような構成のものを作成してほしい。小学生でもわかるような、端的で的確でシンプルな文章をお願いしたい。また、今の自分の状況に応じたカテゴライズを希望します。
 ・3、4つ検索語を入れるとピンポイントで知りたい情報が出てくれば非常に助かります。Q&Aなどを設置してはどうでしょうか。

厚生労働省

 ありがとうございます。
 正しい情報や誤った情報、いろいろな情報が発信されています。
 その中でも「誤った情報」への対策について、厚生労働省内でも検討しているところですが、なかなか良い解決策が出てきません。
 皆様の目線から、厚生労働省としてはどのように対応していくべきでしょうか。

モニター

 ・正確な情報をホームページ上に載せ、信頼を得ていく必要があると思います。また、よくある質問、Q&Aなどを載せ、一般国民の疑問に的確に答えていけるようにしてほしいと思います。「年金」といったら厚生労働省のHPというぐらい、正しい情報を国が行っていくべきではないでしょうか。

厚生労働省

 では、最後に、年金を知らないという若い人たちに対して、どういったことを発信していけばよいでしょうか。

モニター

 ・若い人たちは、「今」が大事だからあまり将来のことは考えないのではないでしょうか。
  「どれぐらい年金がもらえるのか」がわかれば、少しは自分のこととして「年金」を捉えていくことができるかもしれません。
 ・人間、払った分は取り返したいという気持ちが本音だと思いますので、いかに「損をしたくない」という気持ちをくみ取っていくのかが大事だと思います。

厚生労働省の広報について

厚生労働省

 厚生労働省では、ホームページ、SNS、広報誌など様々な媒体を使用して広報を行っております。率直なご意見をいただければと思います。

モニター

 ・ホームページについて、更改後のページは非常に見やすくなったと思います。ただ、文章が非常に堅苦しい印象を受け、読みづらいです。誰がホームページを見るのかという観点から、新聞記事の記載ぶりなどを参考に、易しい文章を心がけてほしいです。
 ・広報誌「厚生労働」について、初めて拝見しました。自治体の図書館などにも置いてあるのを見たことがありません。病院の待合室など時間をつぶせるところに置いてもらってはどうでしょうか。
  また、人事労務担当者しか興味がわかないような内容であるため、もっと一般国民が興味を引くような内容があった方が良いと思います。

議事要旨(別添2)

老後の生活設計と公的年金制度及び周知・広報について

厚生労働省

 年金について広く知っていただくため、ホームページのリニュアールや周知・広報を予定しております。そのため、年金についてどのように感じているのか、どういった情報が必要なのか、貴重なご意見をいただけたらと思います。
 まず、皆様が年金についてどのように感じているのか、率直なご意見を聞かせてもらえればと思います。

モニター

 ・年金のシステム自体がわかりにくく、将来設計を行う際に見通しを立てることが難しいと思います。対応として、一目、一言でわかりやすいイメージをつくってみてはどうでしょうか。
 ・会社で総務を担当していますが、いつの段階で年金をもらうことが一番よいのか、そういったシステムなどがあるとよいと思いました。
  また、業務上年金事務所に問合せをすることが多々ありますが、なかなかつながらないことが多いです。もう少しなんとかならないものかと思います。
 ・会社での年金の説明会で、年金(企業年金)が減ることを聞かされた影響で、「破綻」というのが今の一番の関心事です。
 ・生活保護よりも国民年金が低いという現状において、最悪な状況となった場合にセーフティネットとして年金が使用できるのかが心配です。いっそ生活保護と年金を一緒にしてはどうでしょうか。
 ・わかりやすい年金制度を周知するなど、若者に対しての教育が必要だと思います。

厚生労働省

 貴重なご意見ありがとうございます。
 それでは、周知の一環として作成したマンガ「いっしょに検証!公的年金」について、率直なご意見をいただきたいと思います。

モニター

 ・とても読みやすかったという印象です。ただ、マンガに留めておくのは非常にもったいないと思いました。例えば、有名な声優さんなどを使って動画にしてもらうことでも、今まで関心の無かった方々に対して広く周知していけるのではないかなと感じました。
 ・分量が多く一度に読めずにあきらめてしまう人もいると感じました。要点毎に区切ったり、詳細版と簡易版を作成するなど工夫してもいいと思います。
 ・冊子にして、病院や市役所などの待ち時間などに閲覧してもらうことも非常に効果的だと思います。図書館にあるとなおよいと思います。
 ・義務教育の中に盛り込んでもいいと思います。
 ・掲載されているケースが典型的なモデルケースとなっており、必要と感じる方々の身近な者として捉えられない可能性があると思います。1人親や親子だけなどいろんなケースを作成してもらうといいと思います。

厚生労働省

 いろいろなご意見ありがとうございます。
 先週、関東でもモニター会議をやらせていただきましたが、同じようなご意見をいただいたところです。
 さて、次に年金について調べる際に、どういったページをご覧になっているかお聞かせください。

モニター

 ・YouTubeを見て情報を得ています。
 ・まず最初に、NHKや主要なマスメディアで情報を得、それでも分からなかった場合に厚生労働省のホームページを見ています。
 ・仕事で調べ物をするのがほとんどで、新聞やテレビなどから情報を得ている。厚生労働省ホームページはほとんど見ません。
 ・検索で話題になったものを見ています。厚生労働省ホームページはほとんど見ません。

厚生労働省

 ありがとうございます。
 効果的な周知・広報を行うには年金というものを意識させていく必要があると思っております。最後にお聞かせください。
 皆様は、どういった時に年金を意識するものでしょうか。

モニター

 ・何かイベントや事件が起きた際に、気になって調べます。
 ・不幸ごとがあり、福祉に頼らざるを得なくなった時に意識しました。
  なお、日本年金機構のホームページはそのコンテンツが非常に重く、負担が大きい。人により通信環境などが異なることも理解しておいてほしい。
 ・自分が意識したのは、20歳になって年金の納付の通知が来たときです。
 ・家族が出来た時に意識します。
 ・行政の不手際があった際に意識するようになりました。

厚生労働省の広報について

厚生労働省

 厚生労働省では、ホームページ、SNS、広報誌など様々な媒体を使用して広報を行っております。率直なご意見をいただければと思います。

モニター

 ・自分はSNSを使用しません。そういう人がいるというのも意識してほしいと思います。
 ・広報誌「厚生労働」について、自治体の各図書館にも置いてほしいと思います。
  初めて見ましたが、中身は非常に良いものだと思います。他の省庁の広報誌はよく見るので、もっと配布場所を増やしてはどうでしょうか。
 ・値段が高いと思います。広報誌の中には無料で配布しているものもありますので、もう少し値段を安くしてもらえればいいのかなと思いました。

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