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平成28年度 厚生労働行政モニター会議 議事次第
1. | 日時 | 平成29年2月22日(水) |
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2. | 場所 | 厚生労働省(東京都千代田区) |
3. | 出席者 | 厚生労働行政モニター 6名 |
厚生労働省医薬・生活衛生局総務課
(勝山課長補佐、岩井係員) 事務局(官房総務課広報室) |
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4. | 議題 | かかりつけ薬剤師・薬局 ・概要説明 ・意見交換(概要は議事要旨のとおり) |
議事要旨
モニター
以前、住んでいた家の近くにかかりつけ薬局を持っており、利便性が良く、通い慣れていることから現在も利用しています。
厚生労働省
かかりつけ薬局を選んだ理由には、立地条件や慣れた雰囲気も大事ということですね。
モニター
薬局は狭く、話している内容が他の人にも聞こえてしまうので、あまり詳しい話をすることに抵抗を感じます。
厚生労働省
薬局でのプライバシーの確保については、私どももいろいろと話を聞いているところです。パーテーションをつけたり、音楽を流すことにより他の人の話が聞こえないような機器を導入している薬局も出てきていますが、このような環境の必要性について周知していきたいと思っています。
モニター
自宅の近くの薬局に処方せんを持って行くと、薬がないのではないかと心配になり、受診した病院の近くの薬局に行ってしまいます。
厚生労働省
お薬の種類は非常にたくさんあるので、薬局に置いていない薬が処方されることはもちろんありますが、病院を出るときにFax等でかかりつけの薬局に処方せんを送っていただけると、すぐに薬局がそのお薬を取り寄せて、多くの場合は半日程度で用意することができるようです。活用してみてください。
モニター
残薬が把握できるよう、お薬手帳にシールを貼るものがあるという話を聞きましたが、見たことがありません。
厚生労働省
薬局の独自の取り組みとして、残薬シールや残薬バッグ(飲み残した薬を薬局に持ってきてもらう袋)を活用した取り組みも増えてきています。残薬があるということは飲み残している、ということなので、そのことで病気が悪化するなど、危険につながる場合もあります。薬剤師が残薬を把握することで、例えば、1日3回服薬することがどうしても難しい患者さんは、1日2回で良い薬に変えるように医師に提案するなど、良い事例もあるので、私どもとしても進めていただきたい取り組みです。
モニター
お薬手帳が新しくなると、それまでの薬歴が消えてしまうことが気になります。
厚生労働省
同じ薬局であれば、患者さんごとに情報を管理しているので、お薬手帳が変わっても薬局で服用歴は管理されています。患者さん側で複数のお薬手帳を持つことが不便に感じるのであれば、新しいお薬手帳の最初のページに、薬のアレルギーがある等の気になることやこれまでの薬歴の概要などを記載しておくと安心して新しいお薬手帳をお持ちになれると思います。薬局でこうした取り組みもしていただけると安心ですね。
モニター
健康サポート薬局の数を調べてみたのですが、東京で10件、他の県では1件程度のところもありました。健康サポート薬局の条件が厳しすぎるのではないでしょうか。
厚生労働省
健康サポート薬局とは、処方薬の取り扱いだけでなく、健康相談など総合的な健康サポート機能を持った薬局のことで、届出を行うと健康サポート薬局であることを表示できるようになります。昨年の10月から始まって、現時点では、全国で150薬局ほどあり、自転車で行ける程度の距離に1薬局あることを目指しています。健康サポートの研修を受けた薬剤師の配置が必要ですが、その研修の開始が遅れたこともあり、なかなか延びていない状況です。これから増えていくのではないかと思っています。
モニター
利用している薬局では、質問をしても「先生(医師)に聞いて欲しい」と言われてしまいます。かかりつけ薬局といっても、どの程度答えてくれるのか疑問に感じます。
厚生労働省
お話のケースは、患者さんが「何故、薬局を選ばなくてはいけないのか」と思われる原因の一つとなっています。医師の判断に対して何か言うことは、薬剤師にとってもハードルが高いところがあるとは思うのですが、そうではなくて、薬剤師自らがきちんと医師と連携をしなくてはいけない、という方向転換をしているところです。
モニター
それを薬剤師ができる法的な根拠はあるのでしょうか。
厚生労働省
薬剤師法に、処方せん中に疑わしい点があるときは、処方せんを交付した医師等に確認をしなければならない、という条文があります。複数の医療機関から処方された薬の飲み合わせが悪い場合などは、どちらの治療を優先させるのかなどを薬剤師が医師に相談し、疑わしい点を明らかにする責任があります。
モニター
お薬手帳のサイズは一般的な手帳のサイズくらいの方が持ち歩きやすくなります。
厚生労働省
参考にさせていただきます。
モニター
患者側に自己啓発を促すようなキャンペーンも必要ではないでしょうか。また、薬局を活用した良い事例などについて、わかりやすい事例集などを出すと、薬剤師の活用方法のイメージが湧いて良いと思います。
厚生労働省
毎年10月に「薬と健康の週間」という期間を設けており、ポスターの配布やイベントを実施しています。この中で、かかりつけ薬剤師・薬局を選んで下さい、というキャンペーンも行っているところです。
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