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広報誌「厚生労働」

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1月〜2月は「はたちの献血」キャンペーン月間です 〜献血にご協力をお願いします〜

若い世代のご協力が必要です

 多くの患者さんの病気やけがの治療に使われている血液製剤(輸血用血液製剤および血漿分画製剤)は、献血でご提供いただいた血液からつくられています。血液は、人工的につくることができず、長い間保存することもできません。また、献血者の健康を守るため、1人あたりの年間の献血回数や献血量には上限が設定されていますので、患者さんに安定的に血液製剤を届けるためには、多くの方に継続して献血にご協力いただく必要があります。
 しかし、献血者数は減少傾向にあり、特に20代・30代の献血者数はこの10年で約38%も減少しています。少子化で献血可能人口が減少し続けるなか、若い世代からの協力が得られないと、将来必要な血液量を確保できなくなるおそれがあります。
 このため、厚生労働省、都道府県および日本赤十字社は、1月1日から2月28日の2カ月間、成人式を迎える「はたち」の若者を中心に若い世代に献血への理解と協力を求めることを目的とした「はたちの献血」キャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中は、全国各地で、地域や学生のボランティア団体などの協力のもと、さまざまなイベントの開催を通じて献血の呼びかけを積極的に行いますので、この機会にぜひ献血へのご協力をお願いします。

複数回献血のお願い

 10代で献血にご協力いただいた方でも、20代から30代前半にかけて、仕事や家事で献血する時間を確保できないなどの理由により、献血から足が遠のいてしまう傾向があります。
 献血する時間を確保しづらい方でも、仕事や家事の空き時間を利用して気軽に献血にご協力いただけるように、日本赤十字社が運営しているWeb会員サービス「ラブラッド」では、全国の献血ルームでの献血を簡単にWeb予約・変更することができます。また、お近くに献血ルームがない場合は、献血バスが皆さまのお住まいの近くのショッピングモール、職場、学校など、さまざまな場所に出張して献血を実施していますので、これらの機会をぜひご活用ください。
 より安全な血液製剤を安定的に患者さんに届けるため、継続的に献血へのご協力をお願いします。

安全な血液製剤を患者さんに届けるために…

 患者さんに安全な血液製剤を届けるため、献血時の問診には正しく回答するとともに、検査を目的とした献血はご遠慮ください。エイズウイルスや肝炎ウイルスの感染初期には、強い感染力を持っていますが、最新の検査技術を用いても検出できないことがあります。感染症の検査をしたい場合は、保健所またはかかりつけの医師等へご相談ください。

日本赤十字社の次の情報もご参照ください。

始めよう献血君の勇気が命を救う

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