平成18年5月8日
平成16年 国民健康・栄養調査結果の概要について
〜メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況を中心に〜
〜メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況を中心に〜
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況について |
(1) | メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を併せた割合は、男女とも40歳以上で特に高い。(図4) メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を併せた割合は、男性では30歳代の約20%から40歳代で40%以上、女性では30歳代の約3%から40歳代で10%以上となり、男女とも40歳以上で特に高かった。 | |||
(2) | 40〜74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者。(図4) 40〜74歳でみると、強く疑われる者の割合は、男性25.7%、女性10.0%、予備群と考えられる者の割合は、男性26.0%、女性9.6%であり、40〜74歳男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者であった。
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(3) | 腹囲が男性85cm、女性90cm以上の者は、血中脂質、血圧、血糖のいずれかのリスクを2つ以上有する割合が高い。(図6) メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準の1つである腹囲が男性85cm、女性90cm以上の者は、未満の者に比べ、血中脂質、血圧、血糖のいずれかのリスクを2つ以上有する割合が高い。 |
生活習慣の状況について |
(1) | 運動習慣のある者の割合が低いのは、男性20〜50歳代、女性20〜40歳代。(図11,12) 運動習慣のある者の割合は、20〜50歳代男性、20〜40歳代女性で低い。年次推移をみると、単年では、ばらつきがあるものの、経年的な傾向としては男女とも総数ではほぼ横ばいであり、比較的若い年齢層で低い傾向が続いている。 |
(2) | 朝食の欠食率は男女とも20歳代で最も高く、男性で約3割、女性で約2割。20歳代の一人世帯に限ると、男性では約7割、女性では約3割。(図13,14,15) 朝食の欠食率は、平成11年以降、全体的に男女とも増加しており、特に男女とも20歳代で最も高く、男性で約3割、女性で約2割であり、20歳代の一人世帯に限った場合は、男性で約7割、女性で約3割であった。 |
(3) | 脂肪からのエネルギー摂取が25%を超えている者の割合は、成人で男性約4割、女性約5割。(図19) 脂肪からのエネルギー摂取が25%を超えている者の割合は、成人で男性の約4割、女性の約5割であった。 |
結果の概要
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