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 企業組織の再編・事業部門の縮小の労使間の話合い
(1)  最初に話合いが持たれた段階とその時期の評価
 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について「話合い」が持たれた組合の、最初の「話合い」の段階をみると、「大枠が固まった段階」41.6%、「検討に着手した(する)段階」36.4%、「詳細が固まった段階」13.5%となっている(第4図)。
 最初の「話合い」の時期の評価をみると、「適当であった」55.7%、「もっと早い段階で話合いが持たれるべきであった」43.4%となっている。これを最初の「話合い」の段階別にみると、「検討に着手した(する)段階」では、「適当であった」70.0%、「もっと早い段階で話合いが持たれるべきであった」30.0%であるのに対し、「大枠が固まった段階」では、それぞれ53.3%、46.7%、「詳細が固まった段階」では31.5%、68.5%となっており、時期が早いほど「適当であった」が多くなっている(第5図)。

第4図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について最初に話合いが持たれた段階別労働組合の割合
(「企業組織の再編・事業部門の縮小」について話合いが持たれた労働組合=100)

第4図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について最初に話合いが持たれた段階別労働組合の割合


第5図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について最初の話合いの時期の評価別労働組合の割合

第5図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について最初の話合いの時期の評価別労働組合の割合

    (2)  使用者側からの情報・資料提供の程度の評価
 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について使用者側からの情報・資料提供の程度の評価をみると、「十分である」7.5%、「概ね十分である」38.6%で、46.1%が十分と評価している。一方、「やや不十分である」16.9%、「不十分である」13.0%で、29.9%が不十分と評価している(第6図)。

第6図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について話合いの評価別労働組合の割合
(「企業組織の再編・事業部門の縮小」について話合いが持たれた組合=100)

第6図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について話合いの評価別労働組合の割合

    (3)  労使間で十分な話合いが尽くされたかの評価
 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について労使間で十分な「話合い」が尽くされたかの評価をみると、「十分に行われた」12.5%、「概ね十分であった」34.9%で、47.4%が十分に話合いが行われたと評価している。一方、「やや不十分であった」15.7%、「不十分であった」10.2%で、25.9%が話合いが不十分であったと評価している(第6図)。

    (4)  使用者側からの提示案に対する組合の意見の反映
 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について、「話合い」を通じて組合の意見はどの程度反映されたかをみると、「概ね反映された」18.0%、「一部反映された」41.1%、「あまり反映されなかった」25.4%などとなっている(第7図)。

第7図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について組合意見の反映の程度別労働組合の割合
(「企業組織の再編・事業部門の縮小」について話合いが持たれた組合計=100)

第7図 「企業組織の再編・事業部門の縮小」について組合意見の反映の程度別労働組合の割合



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