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13 在宅サービスの利用状況
(1)過去1年間の在宅サービスの利用状況をみると、「ショートステイ」「ホームヘルプサービス」「デイサービス」のいずれかの在宅サービスを利用した者が15.7%、3つすべてを利用した者が1.6%、どれも利用していない者が58.5%となっている。
 これを障害の種類別にみると、「在宅サービスをいずれか利用した」者については、肢体不自由が20.4%と最も高く、内部障害が7.4%と最も低い。

表III−29 障害の種類別にみた在宅サービスの利用状況
(単位:千人)
障害の程度 総数 在宅サービス
をいずれか
利用した
在宅サービス
をすべて
利用した
在宅サービス
を利用して
いない
回答なし
総数 3,245 510 53 1,897 785
(100.0) (15.7) (1.6) (58.5) (24.2)
視覚障害 301 52 4 175 70
(100.0) (17.3) (1.3) (58.1) (23.3)
聴覚・言語障害 346 39 5 205 97
(100.0) (11.3) (1.4) (59.2) (28.0)
肢体不自由 1,749 356 38 965 390
(100.0) (20.4) (2.2) (55.2) (22.3)
内部障害 849 63 6 552 228
(100.0) (7.4) (0.7) (65.0) (26.9)
重複障害(再掲) 175 49 7 86 33
(100.0) (28.0) (4.0) (49.1) (18.9)
(  )内は構成比(%)

(2)過去1年間の在宅サービスの種類別利用状況をみると、「デイサービスを利用した」者が11.1%と最も多く、次いで「ホームヘルプサービスを利用した」者が9.2%、「ショートステイを利用した」者が5.1%の順である。これを障害の種類別にみると、3つのサービスとも肢体不自由で利用率が比較的高い。

表III−30 障害の種類別にみた在宅サービスの利用の状況
(単位:千人)
サービスの種類 総数 障害種類別 (再掲)
重複障害
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
ショートステイ 3,245 301 346 1,749 849 175
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
  利用した 165 14 14 119 17 22
(5.1) (4.7) (4.0) (6.8) (2.0) (12.6)
利用してない 2,043 194 213 1,078 557 106
(63.0) (64.5) (61.6) (61.6) (65.6) (60.6)
回答なし 1,038 93 119 551 275 47
(32.0) (30.9) (34.4) (31.5) (32.4) (26.9)
ホームヘルプサービス 3,245 301 346 1,749 849 175
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
  利用した 297 37 17 201 42 29
(9.2) (12.3) (4.9) (11.5) (4.9) (16.6)
利用してない 1,656 152 174 892 438 81
(51.0) (50.5) (50.3) (51.0) (51.6) (46.3)
回答なし 1,292 111 155 655 370 65
(39.8) (36.9) (44.8) (37.4) (43.6) (37.1)
デイサービス 3,245 301 346 1,749 849 175
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
  利用した 359 27 34 263 35 39
(11.1) (9.0) (9.8) (15.0) (4.1) (22.3)
利用してない 1,536 160 154 799 423 75
(47.3) (53.2) (44.5) (45.7) (49.8) (42.9)
回答なし 1,351 114 159 687 391 61
(41.6) (37.9) (46.0) (39.3) (46.1) (34.9)
(  )内は構成比(%)

(3)過去1年間のショートステイの利用状況をみると、利用していない者のうち「制度は知っているが利用する必要がない」と答えた者が48.4%である。これを障害の種類別にみると、各障害いずれも「制度は知っているが利用する必要がない」と答えた者の割合が最も高い。

表III−31 障害の種類別にみたショートステイの利用の状況
(単位:千人)
ショートステイの
利用状況
総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 3,245 301 346 1,749 849
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用したことがある 165 14 14 119 17
(5.1) (4.7) (4.0) (6.8) (2.0)
制度は知っているが利用する必要がない 1,570 147 163 809 451
(48.4) (48.8) (47.1) (46.3) (53.1)
利用を希望したが利用できなかった 22 2 2 12 5
(0.7) (0.7) (0.6) (0.7) (0.6)
制度を知らなかったので利用したことがない 156 18 22 83 33
(4.8) (6.0) (6.4) (4.7) (3.9)
その他 295 27 27 174 68
(9.1) (9.0) (7.8) (9.9) (8.0)
回答なし 1,038 93 119 551 275
(32.0) (30.9) (34.4) (31.5) (32.4)
(  )内は構成比(%)

(4)ショートステイを利用した過去1年間の利用回数・平均利用日数をみると、利用回数では「1回」及び「6回以上」の者がそれぞれ28.5%と最も高く、次いで「2回」の14.5%となっている。これを障害の種類別にみると、聴覚・言語障害の「6回以上」が42.9%と高い。
 平均利用日数では、「3〜4日」が24.2%と最も高く、次いで「5〜7日以上」が20.6%である。これを障害の種類別にみると、視覚障害では「3〜4日」と「10日以上」、聴覚・言語障害では「5〜7日」、肢体不自由、内部障害では「3〜4日」の割合が高い。

表III−32 障害の種類別にみた過去1年間のショートステイの利用回数の状況
(単位:千人)
障害の種類 総数 利用した回数
1回 2回 3回 4回 5回 6回以上 回答なし
総数 165 47 24 14 10 9 47 13
(100.0) (28.5) (14.5) (8.5) (6.1) (5.5) (28.5) (7.9)
視覚障害 14 4 3 2 1 - 3 1
(100.0) (28.6) (21.4) (14.3) (7.1) - (21.4) (7.1)
聴覚・言語障害 14 3 1 3 1 1 6 1
(100.0) (21.4) (7.1) (21.4) (7.1) (7.1) (42.9) (7.1)
肢体不自由 119 37 18 9 8 8 32 8
(100.0) (31.1) (15.1) (7.6) (6.7) (6.7) (26.9) (6.7)
内部障害 17 4 2 1 1 1 6 3
(100.0) (23.5) (11.8) (5.9) (5.9) (5.9) (35.3) (17.6)
(  )内は構成比(%)

表III−33 障害の種類別にみた過去1年間のショートステイの利用日数の状況
(単位:千人)
障害の種類 総数 利用した日数
1〜2日 3〜4日 5〜7日 8〜9日 10日以上 回答なし
総数 165 29 40 34 11 29 21
(100.0) (17.6) (24.2) (20.6) (6.7) (17.6) (12.7)
視覚障害 14 3 4 1 1 4 1
(100.0) (21.4) (28.6) (7.1) (7.1) (28.6) (7.1)
聴覚・言語障害 14 2 4 5 1 1 1
(100.0) (14.3) (28.6) (35.7) (7.1) (7.1) (7.1)
肢体不自由 119 21 27 26 8 22 16
(100.0) (17.6) (22.7) (21.8) (6.7) (18.5) (13.4)
内部障害 17 4 5 2 1 2 4
(100.0) (23.5) (29.4) (11.8) (5.9) (11.8) (23.5)
(  )内は構成比(%)

(5)ショートステイ利用希望者の改善意見をみると、「利用費用の減額」が40.3%と最も高く、次いで「利用手続きの簡素化、迅速化」が36.3%、「利用日数の増」が22.6%の順となっている。

表III−34 障害の種類別にみた今後ショートステイの利用を
希望する者の改善意見の状況(複数回答)
(単位:千人)
改善意見 総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 124 11 11 84 17
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用手続きの簡素化、迅速化 45 4 5 28 7
(36.3) (36.4) (45.5) (33.3) (41.2)
利用費用の減額 50 5 6 32 8
(40.3) (45.5) (54.5) (38.1) (47.1)
サービスメニューの多様化 19 1 1 13 4
(15.3) (9.1) (9.1) (15.5) (23.5)
利用日数の増 28 2 3 21 2
(22.6) (18.2) (27.3) (25.0) (11.8)
早朝・夜間の入退所 16 1 1 11 2
(12.9) (9.1) (9.1) (13.1) (11.8)
施設職員の資質の向上 17 1 1 15 1
(13.7) (9.1) (9.1) (17.9) (5.9)
その他 13 1 1 9 1
(10.5) (9.1) (9.1) (10.7) (5.9)
回答なし 14 2 1 8 3
(11.3) (18.2) (9.1) (9.5) (17.6)
(  )内は構成比(%)

(6)過去1年間のホームヘルプサービスの利用状況をみると、全体では「制度は知っているが利用する必要がない」と答えた者の割合が41.2%と最も高い。これを障害の種類別にみても、いずれも「制度は知っているが利用する必要がない」の割合が最も高い。

表III−35 障害の種類別にみたホームヘルプの利用状況
(単位:千人)
ホームヘルプサービス
の利用状況
総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 3,245 301 346 1,749 849
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用したことがある 297 37 17 201 42
(9.2) (12.3) (4.9) (11.5) (4.9)
制度は知っているが利用する必要がない 1,338 113 139 720 366
(41.2) (37.5) (40.2) (41.2) (43.1)
利用を希望したが利用できなかった 16 1 2 9 4
(0.5) (0.3) (0.6) (0.5) (0.5)
制度を知らなかったので利用したことがない 101 11 18 50 22
(3.1) (3.7) (5.2) (2.9) (2.6)
その他 202 27 15 114 46
(6.2) (9.0) (4.3) (6.5) (5.4)
回答なし 1,292 111 155 655 370
(39.8) (36.9) (44.8) (37.4) (43.6)
(  )内は構成比(%)

(7)ホームヘルプサービスの利用頻度をみると、「週3回以上」の割合が27.9%と最も高く、次いで「週2回」が26.3%である。
 ホームヘルプサービス1回の平均利用時間についてみると、「1〜2時間」の48.1%が最も高く、次いで「1時間以内」が27.9%、「3時間以上」が10.1%の順となっている。これを障害の種類別にみると、各障害でいずれも「1〜2時間」の割合が最も高い。

表III−36 障害の種類別にみたホームヘルプの利用頻度の状況
(単位:千人)
障害の種類 総数 利用頻度
月に1回 月に
2〜3回
週に1回 週に2回 週に
3回以上
その他 回答なし
総数 297 10 18 65 78 83 14 29
(100.0) (3.4) (6.1) (21.9) (26.3) (27.9) (4.7) (9.8)
視覚障害 37 - 4 9 11 7 3 4
(100.0) - (10.8) (24.3) (29.7) (18.9) (8.1) (10.8)
聴覚・言語障害 17 - 2 6 1 4 1 2
(100.0) - (11.8) (35.3) (5.9) (23.5) (5.9) (11.8)
肢体不自由 201 9 11 40 53 60 8 20
(100.0) (4.5) (5.5) (19.9) (26.4) (29.9) (4.0) (10.0)
内部障害 42 1 1 10 12 12 1 4
(100.0) (2.4) (2.4) (23.8) (28.6) (28.6) (2.4) (9.5)
(  )内は構成比(%)

表III−37 障害の種類別にみたホームヘルプサービスの1回の平均利用時間の状況
(単位:千人)
障害の種類 総数 平均利用時間
1時間以内 1〜2時間 3時間以上 回答なし
総数 297 83 143 30 41
(100.0) (27.9) (48.1) (10.1) (13.8)
視覚障害 37 6 21 4 6
(100.0) (16.2) (56.8) (10.8) (16.2)
聴覚・言語障害 17 5 6 2 4
(100.0) (29.4) (35.3) (11.8) (23.5)
肢体不自由 201 61 95 19 27
(100.0) (30.3) (47.3) (9.5) (13.4)
内部障害 42 11 21 6 4
(100.0) (26.2) (50.0) (14.3) (9.5)
(  )内は構成比(%)

(8)ホームヘルプサービス利用希望者の改善意見をみると、「利用費用の減額」が37.4%と最も高く、次いで、「緊急時の派遣」が33.3%、「利用手続きの簡素化、迅速化」が28.9%の順となっている。これを障害の種類別にみると、視覚障害では「緊急時の派遣」が27.6%、聴覚・言語障害、肢体不自由、内部障害では「利用費用の減額」の割合が最も高い。

表III−38 障害の種類別にみた今後ホームヘルプサービスの
利用を希望する者の改善意見の状況(複数回答)
(単位:千人)
改善意見 総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 246 29 14 162 42
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用手続きの簡素化、迅速化 71 6 4 45 17
(28.9) (20.7) (28.6) (27.8) (40.5)
利用費用の減額 92 6 6 61 18
(37.4) (20.7) (42.9) (37.7) (42.9)
プライバシーの保護の徹底 33 3 1 22 6
(13.4) (10.3) (7.1) (13.6) (14.3)
派遣回数、時間の増 45 4 1 35 4
(18.3) (13.8) (7.1) (21.6) (9.5)
早朝・夜間・休日の派遣 45 5 3 33 4
(18.3) (17.2) (21.4) (20.4) (9.5)
指名制度の導入 39 4 1 32 1
(15.9) (13.8) (7.1) (19.8) (2.4)
ホームヘルパーの資質の向上 55 4 1 40 10
(22.4) (13.8) (7.1) (24.7) (23.8)
緊急時の派遣 82 8 5 57 12
(33.3) (27.6) (35.7) (35.2) (28.6)
その他 22 2 1 14 4
(8.9) (6.9) (7.1) (8.6) (9.5)
回答なし 34 6 1 17 9
(13.8) (20.7) (7.1) (10.5) (21.4)
(  )内は構成比(%)

(9)過去1年間のデイサービスの利用状況をみると、全体では「制度は知っているが利用する必要がない」の割合が36.8%である。これを障害の種類別にみても、各障害でいずれも「制度は知っているが利用する必要がない」の割合が高い。

表III−39 障害の種類別にみたデイサービスの利用状況
(単位:千人)
デイサービス
の利用状況
総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 3,245 301 346 1,749 849
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用したことがある 359 27 34 263 35
(11.1) (9.0) (9.8) (15.0) (4.1)
制度は知っているが利用する必要がない 1,194 120 124 610 341
(36.8) (39.9) (35.8) (34.9) (40.2)
利用を希望したが利用できなかった 20 1 3 13 4
(0.6) (0.3) (0.9) (0.7) (0.5)
制度を知らなかったので利用したことがない 116 14 11 55 35
(3.6) (4.7) (3.2) (3.1) (4.1)
その他 206 26 16 121 44
(6.3) (8.6) (4.6) (6.9) (5.2)
回答なし 1,351 114 159 687 391
(41.6) (37.9) (46.0) (39.3) (46.1)
(  )内は構成比(%)

(10)デイサービスの利用頻度をみると「週1回」の割合が32.3%と最も高く、次に「週2回」が29.8%である。これを障害の種類別にみると、それぞれ若干のばらつきはあるものの「週1回」の割合が高い。

表III−40 障害の種類別にみたデイサービスの利用頻度の状況
(単位:千人)
障害の種類 総数 利用頻度
1か月
に1回
1か月に
2〜3回
1週間
に1回
1週間
に2回
1週間に
3〜4回
1週間に
5回以上
その他 回答なし
総数 359 17 22 116 107 54 6 7 29
(100.0) (4.7) (6.1) (32.3) (29.8) (15.0) (1.7) (1.9) (8.1)
視覚障害 27 - 1 11 6 4 - 1 4
(100.0) - (3.7) (40.7) (22.2) (14.8) - (3.7) (14.8)
聴覚・言語障害 34 4 4 9 6 7 - - 4
(100.0) (11.8) (11.8) (26.5) (17.6) (20.6) - - (11.8)
肢体不自由 263 11 16 83 85 40 4 6 19
(100.0) (4.2) (6.1) (31.6) (32.3) (15.2) (1.5) (2.3) (7.2)
内部障害 35 2 2 14 10 3 2 - 1
(100.0) (5.7) (5.7) (40.0) (28.6) (8.6) (5.7) - (2.9)
(  )内は構成比(%)
(11)デイサービス利用希望者の改善意見についてみると、「利用費用の減額」が39.3%と最も高い。障害の種類別にみると、各障害いずれも「利用費用の減額」の割合が最も高い。

表III−41 障害の種類別にみた今後デイサービスの利用を
希望する者の改善意見の状況(複数回答)
(単位:千人)
改善意見 総数 障害種類別
視覚障害 聴覚・
言語障害
肢体
不自由
内部障害
総数 295 20 31 205 40
(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)
利用手続きの簡素化、迅速化 65 4 8 42 11
(22.0) (20.0) (25.8) (20.5) (27.5)
利用費用の減額 116 7 17 76 16
(39.3) (35.0) (54.8) (37.1) (40.0)
プライバシーの保護の徹底 14 - 1 11 2
(4.7) - (3.2) (5.4) (5.0)
利用時間の増 42 3 5 27 7
(14.2) (15.0) (16.1) (13.2) (17.5)
利用日数の増 55 4 9 37 5
(18.6) (20.0) (29.0) (18.0) (12.5)
サービスメニューの多様化 53 3 1 44 5
(18.0) (15.0) (3.2) (21.5) (12.5)
施設職員の資質の向上 31 1 1 27 3
(10.5) (5.0) (3.2) (13.2) (7.5)
その他 16 3 1 10 1
(5.4) (15.0) (3.2) (4.9) (2.5)
回答なし 48 4 5 33 6
(16.3) (20.0) (16.1) (16.1) (15.0)
(  )内は構成比(%)


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