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医療保険制度の仕組み・構造
○ 我が国では、原則として全ての国民がいずれかの医療保険制度に加入する国民皆保険制度を採用しています。
○ 国民皆保険制度は、被用者を対象とする政府管掌健康保険や組合管掌健康保険などの被用者保険制度と、自営業者や無職者等を対象とする国民健康保険制度の2本立ての体系を基本としており、こうした体系を前提として70歳(寝たきりの者等については65歳)以上の高齢者については、これを全国民で支える老人保健制度が設けられています。
○ 国民健康保険、政府管掌健康保険、組合管掌健康保険の各制度を比較すると、加入者の年齢構成や所得水準に格差が見られます。
○ こうした格差は、高齢化の進展や就業構造の変化により、拡大してきました。
○ 所得水準については負担能力の低い加入者の多い制度(国民健康保険や政府管掌健康保険)に対して公費負担を行うことにより、年齢構成については老人保健制度などを設けることにより、こうした格差を是正し、一世帯当たりの保険料は大きな差が生じないようになっています。
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