目次  前ページ  次ページ

 老人保健制度の現状と課題
○ 老人保健制度は、市町村が主体となって、住民である70歳以上の高齢者(65歳以上の寝たきりの者等を含む)に対し医療を提供するとともに、40歳以上の者に保健サービスを提供し、医療と保健サービスを一体的に提供するものです。

老人保健制度の基本的な仕組みの図

【老人医療費の負担の仕組み】

○ 老人医療費は患者負担のほか、給付費の7割が医療保険の各保険者からの拠出金で、3割が国・都道府県・市町村の公費負担(税金)で賄われています。

老人医療費(平成13年度予算ベース)の図

【老人医療費拠出金負担の変化】

○ 高齢化が急速に進展している中で、老人保健制度の発足当初(昭和58年度)と比較すると、老人医療費拠出金は老人医療費とほぼ同様の伸びとなっており、また、拠出金支出割合の制度間格差の是正により、被用者保険の拠出金負担が相対的に大きくなっています。
○ これを支出割合で見ると、組合管掌健康保険では平均して約35%と他制度とほぼ同じ水準となっており、老人保健制度創設時の2倍を上回っています。
○ 一方、医療保険制度の全加入者に対する各保険者の加入者に占める割合と各保険者が負担する老人医療費拠出金の割合がほぼ一致することになりました。

老人医療費拠出金額の推移の図 老人医療費の推移の図
老人医療費拠出金への支出割合の推移の図 加入者数及び老人医療費拠出金の占める割合の推移の図


トップへ
目次  前ページ  次ページ