若年者の方へ  「経験能力評価基準の活用手順」

◇  アルバイト等の職業経験により培われた職業能力を適切に位置づけ、積み重ねることが、キャリア形成を行っていく上で大切です!!

◇  「経験能力評価基準」を積極的に活用してください!!

「経験能力評価基準」を活用すると・・・

(1)アルバイト等の仕事を行う上での行動(職務行動)を抽出して評価項目としていますので、自らのアルバイト等の経験と照らし合わせることにより、経験能力を診断することができます。

(2)典型的で他の仕事においても成果を発揮できる・成果につながる行動を評価項目とし、事業主の方が採用時に重視する能力を踏まえて構成していますので、一般の職業において通用する職業能力として評価することができます。

(3)具体的な評価項目で構成されていることから、求人事業主の方と共通の指標により、経験能力を評価し、また、評価を受けることができます。

【活用手順】

1 様式「経験能力(自己診断シート)」をダウンロードして記載してください。

「経験能力(自己診断シート)」の記載方法記載例「経験能力(自己診断シート)」を参考にしてください。

アルバイト等における職務行動に照らして診断してください。

「経験能力評価基準判定目安表」は、評価項目ごとに、同じような場面でとられるより具体的な職務行動を記載していますので、判定の目安にしてください。

2 アルバイト等先の上司の方(訓練(OJTなど)や業務指導にあたられている方)に「経験能力(上司アドバイスシート)」の記載を依頼してください。

『上司』という立場から、『自己診断』と違った視点からの診断を行っていただければ、職業能力を積み重ねていく上で有益です。職場によって異なると思いますが、アルバイト等の期間が終了するときなど節目の機会に、様式やこのホームページの記載を示して、依頼を行ってください。

3 「経験能力(自己診断シート)」(記載がなされた場合は「経験能力(上司アドバイスシート)」もあわせて)に沿って「経験能力記述シート」の記載を行ってください。

職業経験において習得した技能や能力を適切に位置づけて、積み重ねていくことが必要です。今後の職業生活、キャリア形成を行う上で役に立ちます。

4 「経験能力記述シート」を求人事業主への応募に活用してください。

様式「経験能力記述シート」をダウンロードして記載してください。

「経験能力記述シート」の記載方法記載例「経験能力記述シート」を参考にしてください。

培った経験能力を的確に記載するとともに、目指す職業に必要な能力と比較しながら、何ができるかなどの観点から自己PRも記載してください。

「経験能力記述シート」は、「能力」を具体的に記載することができますので、履歴書などとあわせて有効に活用してください。

経験業務、保有資格(検定等)、スキルなどをあわせて記述することになっていますので、求人事業主の方に『何ができるか』をうまく伝えられるように工夫してください。

また、アルバイト等の職務は様々ですので、それぞれの職務で培われた特有の能力については「IX専門性」の欄をうまく活用して記述してください。

※ 「経験能力評価基準 判定目安表」とは・・・

(1) 判定目安表の構成

  「経験能力(自己診断シート)」を記載する際には、「「経験能力(自己診断シート)」の記載方法」、「「経験能力(自己診断シート)」記載例」を参考としていただきますが、それぞれの評価項目についての診断には、「経験能力評価基準 判定目安表」を参考にしてください。

  「経験能力評価基準」は、I〜IXまでの9つの能力で構成され、各能力はそれぞれ5つの評価項目となっています。この評価項目ひとつひとつについて、自らのアルバイト等における行動(職務行動)と照らし合わせることにより記載を行います。「経験能力評価基準 判定目安表」は、I〜IXの能力ごとに1枚の表として作成され、それぞれの目安表は評価項目(1)〜(5)ごとに記載していますので参考にしてください。

(2) 「経験能力評価基準」の判定項目と判定目安表との関係

 「経験能力評価基準」の判定項目は、アルバイト等の職務行動から抽出したものですが、一般職務の成果につながる行動特性(コンピテンシー)の観点を踏まえたもので、各能力についての判定を行うための代表的な職務行動を選んだものとなっています。これに対して「経験能力評価基準 判定目安表」は、各判定項目ごとに、これと同じような場面でとられる職務行動であって、より具体的なものを集めています。そして、“質の高い”職務行動の例、“押さえておきたい”職務行動の例、“改善したい”職務行動の例に分けています。

  判定目安表は、アルバイト等の職業における職務行動の中からより具体的なものを抽出し、さらに、“質の高い”職務行動の例、“押さえておきたい”職務行動の例、“改善したい”職務行動の例に分けて作成されています。

  そこで、アルバイト等の職務から経験能力の向上を図るため、現在の状況を確認するとともに、次の目標を設定する場合の具体的行動の目安としても活用していただけます。


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