薬系技官とは
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薬系技官の守備範囲は人々の
「生きる」にかかわる様々な分野に及びます
薬系技官は、化学、生物、薬学などの基礎知識を背景とした技術系の行政官です。
医薬品や食品、化学物質など「モノ」が人体に与える影響に着目した、国民の暮らしや健康保持・増進に関する制度作りのほか、安全な医療を届けるための仕組み作りなどの分野を中心に活躍しています。
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薬事分野
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等に基づき、世の中に流通する医薬品等を国民の皆様に安心して使ってもらえるようなルール作りを行います。
- 医薬品、医療機器、再生医療等製品、医薬部外品、
化粧品の品質・有効性・安全性の確保 - 麻薬・大麻・覚醒剤・危険ドラッグ等の取締り
- 献血の推進
- 医薬品の販売制度
- 薬剤師国家試験
- 医薬品、医療機器、再生医療等製品、医薬部外品、
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保健医療分野
- 医療の一翼を担う薬剤師の役割及びそれを踏まえた診療報酬の在り方の検討や、医薬品等の価格を適正に評価し決定することで、国民が安心して医療を受けられるような体制を整えます。
- 診療報酬、調剤報酬
- 薬剤師の職能
- 薬価、材料価格
- 後発医薬品の使用促進
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食品安全分野
- 食品衛生法等に基づき、食品の添加物や包装等のリスク管理を行うことで、「流通している食べ物は安心して食べられる」という“当たり前”を守ります。
- 食品添加物指定、規格基準
- 食品のリスク評価、安全監視
- 食品中の農薬等の残留基準
- 器具・容器包装の規格基準
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化学物質分野
- 新規及び既存化学物質をはじめ毒物及び劇物から身近な家庭用品まで、国民の健康に関わる化学物質の安全対策を行います。
- 化学物質のリスク評価
- 家庭用品の安全対策
- 毒物・劇物の取締り
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研究開発分野
- 医薬品等を大学や企業が開発しやすい環境を整えたり、研究予算を確保したりすることで、日本のライフサイエンス研究を支援します。
- 医薬品・医療機器・再生医療等製品等の研究開発の推進
- ライフサイエンス分野の研究開発の推進
- 医療系ベンチャー企業の支援
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その他行政分野
- これらの分野に留まらず、国全体で進めていく施策に貢献することもあります。
- 国際案件
- 感染症対策
- 災害・テロ対策
- 政府の基本方針の調整
政策立案から実施に至る
プロセスすべてに関わります
政策の立案から実施に至るプロセスで、薬系技官はすべての過程に関与します。関係者と意見交換し、円滑で適切な問題解決を目指し行動していきます。
![[現場視察]→[政策の立案]審議会での議論(現場の視点、専門的議論)政策案・法案や予算案の立案→[政策の決定]国会にて政策決定(予算、法案)→政策の実施](../assets/img/overview/img_cont01.png)
薬系技官の武器は
分野の専門性と行政スキルです
行政官には色々な人の声に耳を傾け、政策を実行する能力が必要です。薬系技官はこのようなスキルに加えて、理系の基礎知識や「科学的にデータを評価し論理的に考える能力等の専門性」を武器に仕事を進めます。
![「薬系技官に必要なスキル」[分野の専門性]理系的知識、科学的判断力、知的好奇心[行政スキル]調整力、コミュニケーション能力、問題解決能力](../assets/img/overview/img_cont02.png)
こんな想いを持っているなら、
あなたの力を発揮できる仕事が待っています
- 人のため、社会のために
役立ちたい - 「国民の幸福」が私達の求める利益です。様々な状況におかれている人々に目を向け、社会に貢献したいという気持ちが大切です。
- 様々な人たちと協力して
自分を高めたい - 制度作りは自分一人ではできません。多くの専門家や関係者の意見を聴き、自らも知識を吸収しながら、協力して取り組みます。
- 大きな改革に
チャレンジしたい - 社会は常に変化しています。既存の枠にとらわれない柔軟な発想力とともに、社会全体をよりよい方向へと変えていきます。