概要情報
| 事件名 |
ロイヤル病院 |
| 事件番号 |
中労委昭和50年（不再）第63号
|
| 再審査申立人 |
医療法人 社団回心会 ロイヤル病院 |
| 再審査被申立人 |
ロイヤル病院労働組合 |
| 再審査被申立人 |
東京地方医療労働組合連合会 |
| 命令年月日 |
昭和51年 2月 4日 |
| 命令区分 |
再審査棄却（初審命令をそのまま維持） |
| 重要度 |
|
| 事件概要 |
団交ルールが合意されていないこと、不当労働行為救済申立てをしたことを理由に団交も拒否し、上部団体の団交参加を拒否しあるいは組合員とその家族にストに関する文書を配付したり、家庭訪問して上部団体脱退を勧奨した事件で、団交拒否の禁止とポスト・ノーティスを命じた初審救済命令を支持し、再審申立てを棄却した。 |
| 命令主文 |
本件再審査申立てを棄却する。 |
| 判定の要旨 |
2211 団交ルールの先議
団交ルールの先議を主張し団交を拒否したことが不当労働行為とされた例。
2244 特定条件の固執
不当労働行為救済申立ての取下げを団交再開の前提条件としたことが不当労働行為とされた例。
2621 個別的示唆・説得・非難等
組合員のストを批判する文書の郵送とその直後の組合員宅訪問が組合の上部団体脱退をねらった支配介入とされた例。
3500 処分の時期
労使が緊張関係にある時期に、病院総務部長がことさら組合員らの家庭訪問をしたことが住所確認に籍口して組合の上部団体脱退を意図した支配介入とされた例。
|
| 業種・規模 |
医療業 |
| 掲載文献 |
不当労働行為事件命令集58集752頁 |
| 評釈等情報 |
中央労働時報 昭和51年 6月10日 589号 21頁
|