食の環境整備にかかる地域・職域への拡大について(大分県竹田市)
平成30年度より推進している市内の店舗やスーパーと連携した食の環境整備事業では、野菜摂取のための野菜もりもりメニューや減塩の工夫を取り入れた「うま塩弁当」等を開発したり、ポスターやポップを活用して啓発している。(※うま塩とは「旨みのある食材を活用して上手く減塩した美味い食事」として大分県が推進している減塩対策)令和7年度には健康経営事業所に声をかけ、職場での地域の強みを活かした食育講話を実施し、働き世代へのアプローチを「たけた式健康経営」として展開した。
基本情報
- 実施主体者:大分県竹田市
- 関係機関:市内飲食店、スーパー、健康経営事業所、保健所等
- 対象者:一般市民、働き世代
- 実施期間:平成30年度から食の環境整備事業、令和7年度から「たけた式健康経営」の試み
健康課題
人工透析の有病率が高く、人工透析に至る主因となる疾病、高血圧については有所見割合(特定健診)のうち収縮期血圧:39.2%となっており、高血圧有病率については、国保:28.1%、後期高齢:65.6%と年齢が上がるほど増えている状況である。食塩摂取量は平成28年時点では男性14.5g、女性10.8gでその後減少傾向は見られるが、目標値には達していない。野菜摂取量は平成28年時点では女性は県下で一番多かったが、その後減少傾向で、今は1日300gに満たない状況である。

取組目的・内容
野菜摂取や減塩への取組では、市内モデル店舗にメニュー開発を依頼、ポスターやポップ等の活用やキャンペーン等で野菜摂取量の測定も取り入れるなどして啓発するなど、食の環境整備を進めてきた。今年度は一部の健康経営事業所内でも働き盛り世代に向けての野菜摂取量の測定や、地域の特産品を取り入れたうま塩の食事をしながらの食育講話を実施。今後もこのような地域の強みを活かして地域・職域に働きかける「たけた式健康経営」を進めていく計画である。

取組の成果・効果
協力店舗からは、ポスターやポップはお客様の目によく留まり好評だとの声をいただいている。野菜摂取量測定については、個人の気づきが得られるとともに、今年度分から経年的に集団の変化を確認し、評価していく。健康経営事業所での測定や食育講話の反応はよく、アンケートの結果から「減塩に取り組んでみたい」との声が寄せられた。今後はその他の健康経営事業所にも拡げていく計画である。