健康増進計画における地域・職域連携推進の位置づけ、市町村・事業所を支援する体制の構築(福島県)

健康増進計画に地域・職域連携を明記し取組を推進している。また、市町村等の健康づくりプログラムの活用を県が支援している。

基本情報

  • 実施主体者:福島県
  • 関係機関:民間企業
  • 対象者:市町村、県内中小規模事業所
  • 実施期間:平成29年度~

健康課題

 福島県は平均寿命、健康寿命ともに全国的に下位にあり、生活習慣に関する健康指標も全がん死亡率、脳血管疾患死亡率、心疾患死亡率、メタボ率、肥満者の割合、食塩摂取量、喫煙率等で全国ワーストクラスのものが多い。
取組目的・内容

取組目的・内容

 「第三次健康ふくしま21計画」では、地域・職域連携についての内容を新たに追加した。主な記載内容として、地域・職域連携の目的、県内7地域及び関係団体が捉える健康課題、課題解決に向けた施策の方向性、取組事例等の紹介が整理されている。
 また、市町村や事業所における健康づくり推進の取組を県が支援する取組として、健康課題の改善につながるプログラムを民間企業に提案してもらい実施している。
 さらに、プログラム活用による評価は、市町村や事業所の健康づくり等に還元している。プログラムの活用から評価まで保健福祉事務所等の関係機関が支援し、地域・職域連携による取組の一つとなっている。

取組の成果・効果

 「統一指標」として①BMI平均値、②適正体重者の割合、③肥満者の割合を全プログラム共通で設定し、プログラム実施前後で評価している。令和5年度にプログラムを実施したすべての企業において全指標が改善した。