参加者メリットを設計し、産学官連携による主体的な健康づくりイベント開催を実現「せんだい健康づくり推進会議・ワーキング」(宮城県仙台市)
地元の企業や大学生の協力等の連携により、主体的な健康づくりイベントの開催を実現している。
基本情報
- 実施主体者:宮城県仙台市
- 関係機関:地域企業(スポーツ関連業界、保険業界、商業施設 等)、学生ボランティア団体 等
- 対象者:地域住民、学生、働く世代
- 実施期間:令和元年度~
健康課題
仙台市国民健康保険特定健康診査(40-74歳)において、令和3年度時点でのメタボリックシンドローム該当者割合は23.3%であり、全国平均20.6%、政令市平均19.7%と比較して高い。
令和3年時点の仙台市(20-60歳代)の平均歩数は、男性4,719歩、女性4,342歩であり、全国平均(男性6,793歩、女性5,832歩)よりも低い。
令和3年時点の仙台市(20-60歳代)の平均歩数は、男性4,719歩、女性4,342歩であり、全国平均(男性6,793歩、女性5,832歩)よりも低い。

取組目的・内容
仙台市では、地域・職域保健の関係者で構成される「せんだい健康づくり推進会議」を通じ、健康づくりに関する方策について議論を実施している。これに加え、地域企業等との協働を強化することを目的に、2019年に地域企業等で構成される「せんだい健康づくり推進会議・ワーキング」(以下、「ワーキング」)を設置した。
ワーキングを通じて創出された取組として、2024年7月に「仙台新港クリーンアップ・ウォーク」を開催した。開催上の工夫として、ワーキング参加企業の資源を活用したほか、学生ボランティア団体が当日の運営を担った。民間企業と接点を持てること、勉学以外の経験を得られること、活動が公式ウェブサイト上に記録される就職活動でアピールしやすいことなどが学生の参加につながった。
ワーキングを通じて創出された取組として、2024年7月に「仙台新港クリーンアップ・ウォーク」を開催した。開催上の工夫として、ワーキング参加企業の資源を活用したほか、学生ボランティア団体が当日の運営を担った。民間企業と接点を持てること、勉学以外の経験を得られること、活動が公式ウェブサイト上に記録される就職活動でアピールしやすいことなどが学生の参加につながった。
取組の成果・効果
上記イベントには計113人が参加した。参加企業と学生ボランティア団体には参加することによる利点を提供し、予算をかけない手法を編み出せたことから、継続的なイベント開催に向けて関係者間で協議を進めている。