データ分析を通じた健康課題の明確化(大阪府)

保険者とのデータ連携やNDBデータ(特別抽出)の活用を通じて、地域の健康課題を明確化している。

基本情報

  • 実施主体者:大阪府
  • 関係機関:全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)大阪支部
  • 対象者:保健所、市町村、住民
  • 実施期間:平成26年度~

健康課題

 平均寿命は年々延伸しており全国との差は縮まっているが、健康寿命は依然として低位にある。特定健診受診率は、年々向上しているが、全国比較では低位にある。特定保健指導実施率も全国平均を下回る。医療保険者別でみても、国保・協会けんぽともに、全国と比べて低い状況にある。

取組目的・内容

 大阪府では、市町村国保のデータだけでは地域全体の実態把握は困難として、協会けんぽ大阪支部とのデータ連携を通じて健康課題の明確化を行っている。さらに、市町村単位でのより詳細な分析のために、レセプト情報や特定健診・特定保健指導情報等を格納するNDBデータ(特別抽出)の活用も進めている。大阪府で二次医療圏協議会(府では保健所圏域協議会)間の情報共有等を目的に開催する地域・職域連携推進連絡会では、外部の有識者も参加し、上記の分析結果の共有や計画推進に向けた議論もしている。
 健康づくりに向けた取組としては、健康経営セミナーの開催や、事業場や地域における健康づくり活動の表彰等を実施している。
取組目的・内容