事業場と行政が共働で取り組む、働きざかりの健康づくり(働きざかりの健康づくり研究会)
地域・職域の関係団体が参加する「働きざかりの健康づくり研究会」で地域・職域の方向性が一致した保健サービスを推進している。
基本情報
- 実施主体者:働きざかりの健康づくり研究会(須坂市健康づくり課が事務局機能を担う)
- 関係機関:事業場、商工会議所、公益財団法人、県、市
- 対象者:働く世代
- 実施期間:平成17年度~
健康課題
国保被保険者のデータより、心疾患や脳血管疾患、悪性新生物が死因の5割を占めている。
メタボリックシンドローム該当者・予備群、高血圧の者の割合、血糖コントロールの程度を判断するHbA1cの値が正常高値の者の割合が増加している。
早い段階からの生活習慣病予防の取組みが必要であり、若い世代に向けた対策が課題。
メタボリックシンドローム該当者・予備群、高血圧の者の割合、血糖コントロールの程度を判断するHbA1cの値が正常高値の者の割合が増加している。
早い段階からの生活習慣病予防の取組みが必要であり、若い世代に向けた対策が課題。
取組目的・内容
「働きざかりの健康づくり研究会」に係る予算は独自の会計があり、各事業場から負担金を徴収し活動している。研究会が主体的に事業を進め、実施事業として主に「働きざかりいきいきセミナー」がある。須坂市は、 「働きざかりの健康づくり研究会」の事務局を担っている。
■働きざかりの健康づくり研究会の運営
働きざかりの健康づくり研究会は市内14事業場(商工会議所を含む)で構成されている。研究会ではグループに分かれて事業場の健康課題に関する意見交換や、働きざかりいきいきセミナーの企画、長野県や須坂市における健康増進関連施策の情報提供等を行っている。研究会が開催する会議には長野県健康づくり事業団も出席している。なお、研究会では会則を策定しており、その会則に沿って事業を推進している。
■働きざかりいきいきセミナーの実施
市内事業場からの参加希望者を対象に、生活習慣の改善に向けて全9回のカリキュラムで構成したセミナーを開催している。座学以外にも実技(家庭でできるストレッチ・筋トレ等)やグループディスカッション、体重・腹囲のモニタリング等、参加者が興味を持って取り組めるプログラムとしている。また、健康づくりの取組を継続させる工夫として、セミナー期間中に健診結果を基に保健師等による個別相談を2回実施し、各参加者に目標の設定と評価をしてもらっている。近年は10代、20代の若い世代の参加者も増えており、若いうちから食生活を見直すきっかけとなったケースもある。セミナーの講師は主に長野県健康づくり事業団に委託し、費用は参加事業場の負担としている。
■働きざかりの健康づくり研究会の運営
働きざかりの健康づくり研究会は市内14事業場(商工会議所を含む)で構成されている。研究会ではグループに分かれて事業場の健康課題に関する意見交換や、働きざかりいきいきセミナーの企画、長野県や須坂市における健康増進関連施策の情報提供等を行っている。研究会が開催する会議には長野県健康づくり事業団も出席している。なお、研究会では会則を策定しており、その会則に沿って事業を推進している。
■働きざかりいきいきセミナーの実施
市内事業場からの参加希望者を対象に、生活習慣の改善に向けて全9回のカリキュラムで構成したセミナーを開催している。座学以外にも実技(家庭でできるストレッチ・筋トレ等)やグループディスカッション、体重・腹囲のモニタリング等、参加者が興味を持って取り組めるプログラムとしている。また、健康づくりの取組を継続させる工夫として、セミナー期間中に健診結果を基に保健師等による個別相談を2回実施し、各参加者に目標の設定と評価をしてもらっている。近年は10代、20代の若い世代の参加者も増えており、若いうちから食生活を見直すきっかけとなったケースもある。セミナーの講師は主に長野県健康づくり事業団に委託し、費用は参加事業場の負担としている。

取組の成果・効果
働きざかりいきいきセミナーにはこれまで延べ673名が参加し、健康について学んでいる。運動・食生活・メンタルヘルス等をテーマとした令和5年度のセミナー参加者で、セミナー開始時にBMI25kg/㎡以上であった参加者(8名)のうち、半数がセミナー参加前後(約3ヶ月間)で体重と腹囲が共に減少していた。また、多くの参加者が生活習慣の改善を実感している。
さらに、参加者がセミナーで学んだことを自社に持ち帰り、他の従業員にも情報共有することで、事業場全体のヘルスリテラシー向上につながったケースもある。
さらに、参加者がセミナーで学んだことを自社に持ち帰り、他の従業員にも情報共有することで、事業場全体のヘルスリテラシー向上につながったケースもある。