「企業向け健康経営実践プログラム」(静岡県藤枝市)

企業の主体的な健康づくりを目指し、経営者及びその従業員向けに「企業向けの健康経営実践プログラム」を提供している。

基本情報

  • 実施主体者:藤枝市
  • 関係機関:藤枝商工会議所、岡部町商工会、全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)静岡支部、志太医師会
  • 対象者:働く世代(主に30~50代)
  • 実施期間:平成30年度~

健康課題

 藤枝市では協会けんぽと国民健康保険双方のデータから健康課題を分析。また、従来から「健康・予防日本一」のまちを掲げ、運動や食事の切り口の中で、一般市民に向けて啓発を積極的に行っている。しかし、働く世代の30~50代は、健康に対する関心が薄いと言われる世代であり、藤枝市においても運動や食事といった健康への取組について二の次になりやすい。

取組目的・内容

 藤枝市では、健康経営実践プログラムを通じて事業場の健康経営を推進している。
■健康経営実践プログラムの概要
平成30年度より毎年度、市内事業場2社(社員20人程度)を対象に6ヶ月間の健康プログラムを提供。対象事業場は、藤枝商工会議所や岡部町商工会の会員などから、健康経営に関心の高い事業場を選定している。3カ年事業として取り組み、健康的な生活習慣の定着を支援。健康経営実践プログラム予算は全額市の一般財源を活用している。
■健康経営実践プログラムの内容
健康経営実践プログラムは、毎月1回、委託先の志太医師会が選出した専門家が事業場に出向き、「運動」「食事」「休養(睡眠)」「歯や口の健康」分野の健康出前講座を開催。加えて活動量計の貸与により身体活動量を可視化し、健康意識を向上。プログラムに取り組んだ事業場を掲載した「健康経営ガイドブック」を毎年3,500部作成。健康経営の普及、啓発にも取り組む。
取組目的・内容

取組の成果・効果

 「体組成測定」「体力テスト」「血液検査」の各数値で設定した評価項目は、 「体組成測定」「血液検査」の項目で成果を認めた。