県・圏域協議会による壮年期の健康づくり(島根県)

県の協議会等に労働局・産保センター、圏域協議会に監督署等が参画し、労災防止も含めた職域への健康づくりを推進している。

基本情報

  • 実施主体者:島根県
  • 関係機関:各保健所、島根産業保健総合支援センター、全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)島根支部、島根労働局等
  • 対象者:働く世代
  • 実施期間:平成30年度~

健康課題

 島根県は全国と比べて男性の健康寿命が短い。また、働く世代ではがん及び脳血管疾患による死亡率が高く、高血圧の有症者が多い。

取組目的・内容

 島根県では県協議会を中心に、地域と職域が連携して健康づくり・健康経営の支援を進めている。
■「しまね☆まめなカンパニー」制度登録事業
島根県が主体となり、県内すべての事業場を対象とし、従業員の健康づくり・健康経営に取り組む事業場や来客者等への健康情報発信に協力する事業場を登録。登録事業所には、県からのメールマガジンにて健康づくり情報を定期的に発信している。
■ヘルス・マネジメント認定制度、健康宣言事業所登録
協会けんぽ島根支部・山陰中央新報社・島根県の3者協働事業として、経済団体、金融機関等と連携して実施。事業場からのエントリーを受け付け、認定基準チェックシートを通じた審査を実施し、認定基準を満たしている場合に認定。令和4年度から表彰式を実施し、機運醸成を図っている。
■事業場訪問(健康相談・両立支援個別訪問)
各圏域では、連絡会等での検討をしながら、保健所の保健師等と島根産業保健総合支援センターで連携して各業種の事業場を訪問し、ストレッチや、ロコモティブシンドロームチェック、食事や禁煙等の啓発を実施している。
協会けんぽ島根支部、産保センター、労働局が連携し、 健診後の保健指導に関する共同リーフレットを作成。また、協会けんぽ島根支部の事業主向け出前講座で、産保センターの訪問支援について周知している。
取組目的・内容

取組の成果・効果

 令和5年度現在、「しまね☆まめなカンパニー登録制度」の登録事業所:353事業場、「ヘルス・マネジメント認定制度」の認定事業場:181事業場、「健康宣言事業所エントリー制度」の健康宣言事業場:1,373事業場である。