
「我が国における新たな多剤耐性菌に関する実態調査」の調査検体について
調査の対象となる菌
ア 腸内細菌科の細菌(大腸菌、肺炎桿菌、セラチア、エンテロバクター等)であって、
かつ、
イ カルバペネム系、フルオロキノロン系、アミノ配糖体系の3系統すべての抗菌薬(各1剤以上)に「R」と判定されたもの
※ カルバペネム系に「S」または「I」、フルオロキノロン系に「R」、アミノ配糖体系に「R」と判定されたもののうち、セフタジジムに「R」、または、セフタジジムディスクの周囲に阻止円が観察されない株が分離された場合も、ご連絡をいただければ検査をいたしますので、ぜひ、ご連絡をお願いします。
これまで、我が国では、大腸菌と肺炎桿菌からNDM-1産生菌が検出されていますが、中には、肺炎桿菌の事例では、多くの広域β-ラクタム薬に「R」と判定されたものの、カルバペネムに対して、「S」〜「I」と判定された株があります。