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愛知県の家きん農場における鳥インフルエンザ(H7N6)について

愛知県の家きん農場における鳥インフルエンザ(H7N6)について

平成21年2月27日、農林水産省が実施している高病原性鳥インフルエンザ定期モニタリングにおいて、愛知県豊橋市のうずら農場から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H7亜型)が検出されました。その後の検査により、このウイルスはH7N6亜型の高病原性鳥インフルエンザ(弱毒タイプ)と確定されました。

現在、感染農場及びその周辺地域では、ウイルスの感染拡大を防止するための防疫措置が行われており、今後、感染ルートの究明などが行われる予定となっています。

※家きんでの発生に関する詳細は、農林水産省ホームページをご覧ください。

「鳥インフルエンザに関する情報」

http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html

【厚生労働省の対応】

一般的に鳥インフルエンザウイルスが人に感染することはほとんどありませんが、感染した鳥の死骸や排泄物を取扱うなど、ウイルスと濃厚に接触した場合には人に感染するおそれがあると考えられています。

厚生労働省では今回の発生を受けて、関係者への鳥インフルエンザ感染防止に万全を期す観点から、関係省庁や関係自治体とも連携し、次の対応を行っています。

(1)ウイルスが見つかった農場の従業員など、ウイルスと接触のあった可能性のある者の健康調査

(2)家きんの処分や農場の消毒など、防疫作業に従事する者の感染防止の徹底

都道府県の対応について:

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の感染が国内の鳥類で確認された場合の対応については、平成18年12月27日付け健感発第1227003号「国内の鳥類における鳥インフルエンザ(H5N1)発生時の調査について」によりお知らせしているところですが、今回の鳥インフルエンザ(H7N6)の発生についてもこれに準じて関係部局と連携し、接触者に対する健康調査、感染予防指導の実施等適切な対応をお願いします。

防疫作業に従事する方へ:

体調に異状がなく(特に季節性のインフルエンザに感染している者は作業を避ける)、作業時には適切な個人感染防護具(防疫服、マスク、手袋、ゴーグル、長靴など;PPE)を適切に着用するなど、感染防止を徹底することが重要です。

農場従業員の方へ:

日頃から作業内容に応じて、作業服、マスク、手袋、ゴーグル、長靴等の適切な着用や作業後の手洗い、うがいの励行等の感染防止の徹底が必要です。

【鳥インフルエンザの人への感染について】

鳥インフルエンザウイルスは、A型インフルエンザウイルスのうち、多くの種類(亜型;H5N1、H7N6など)のウイルスが存在します。

現在、東南アジアを中心に死亡者が報告されている鳥インフルエンザ(H5N1)を除き、その他の鳥インフルエンザウイルスは一般的に人に感染することはまれであり、万一感染した場合にも重症化した報告例はほとんどありません。普段生活している中で鳥インフルエンザウイルスへの感染を予防するためには、(1)鳥インフルエンザウイルスの感染が疑われる鳥の死骸や排泄物等を取扱わないこと、(2)もしも触れてしまったおそれがある場合にはよく手を洗うこと、などの対策が有効です。

また、鶏肉や卵について、内閣府食品安全委員会は、「これまでに鶏肉や鶏卵を食べることによって鳥インフルエンザが人に感染した例は世界的に報告がなく、現在のところ、我が国においては、鶏肉や鶏卵を食べることによって人に感染することは考えられない」とし、うずらの肉・卵についても同様であるとしています。

※鳥インフルエンザに関する詳しい情報は、以下のホームページをご覧ください。

・国立感染症研究所情報センター 「鳥インフルエンザに関するQ&A」

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/QA0612.html

・内閣府食品安全委員会 「鳥インフルエンザについて」

http://www.fsc.go.jp/sonota/tori1603.html

【世界における鳥インフルエンザ(H7亜型)の感染者報告について】

これまでに世界で報告されたH7亜型による鳥インフルエンザウイルスの感染者報告事例は以下のとおりです。

ウイルス亜型 死亡者/患者※2
(鶏への病原性※1
1959 米国 H7N7(L) 0/1
1978〜1979 米国 H7N7(L) 0/(不明)
1996 英国 H7N7(L) 0/1
2002〜2003 米国 H7N2(L) 0/2
2003 オランダ H7N7(H) 1/89
2004 カナダ H7N3(H) 0/2
2007 英国 H7N2(L) 0/4

(出典:WHO、国立感染症研究所感染症情報センター)

※1 ウイルスのタイプ:H‐強毒タイプ、L‐弱毒タイプ

※2 人が鳥インフルエンザウイルスに感染した場合、重症化することはほとんどなく、多くの場合、結膜炎や緩いインフルエンザ症状と報告されています。

※3 鳥インフルエンザウイルス(H7N6)の人への感染事例は報告されていません。

○ 愛知県家きん農場における鳥インフルエンザ(H7N6)に関するQ&A

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