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(2)新人口推計の厚生年金・国民年金の保険料(率)への影響

1.平成9年1月に公表された新人口推計では、出生率の低下、平均寿命の伸びなど、年金制度の基礎となる人口の将来見通しに大きな変化があることが示された。

  平成4年推計
平成37(2025)年時点
新人口推計
平成62(2050)年時点
中位推計 高位推計 低位推計
65歳以上人口
 ──────── 
20〜64歳人口
55.6%※ 64.6% 58.5% 70.5%
合計特殊出生率 1.80  1.61  1.85  1.38 
平均寿命 78.27年 79.43年
85.06年 86.47年

※ 平成62(2050)年時点での数値(参考推計)である。

2.次期年金制度改正の検討を進めるに当たり、新人口推計の年金財政への影響を明らかにすることを目的として、前回の平成6年財政再計算を基に、将来推計人口のみを新しく置き換えて保険料(率)の粗い試算を行った結果は、次のとおりである。

  平成6年財政再
計算結果
新人口推計対応試算
中位推計 高位推計 低位推計
厚生年金(労使折半)
平成9年度:17.35%
29.8% 34.3% 31.1% 37.6%
国民年金(月額)
平成9年度:12,800円
21,700円 24,300円 22,500円 26,000円
(平成6年度価格)


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