厚生労働省

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結果の概要

1 家族の状況

1−1 配偶者及び同居者の状況

単独世帯・夫婦のみの世帯が増加し、子と同居している世帯が減少した。

同居者の構成が、第1回・第4回とも同じ構成となっているのは、「単独世帯」が81.0%、「夫婦のみの世帯」が80.9%と高く、「三世代世帯」が67.8%、「親あり子なしの世帯」が66.6%と低くなっている。「三世代世帯」は、「親あり子なしの世帯」と「親なし子ありの世帯」への変化、「親あり子なしの世帯」は、「夫婦のみの世帯」と「三世代世帯」への変化の割合が高い。

「親あり子なしの世帯」では、「単独世帯」への変化も7.3%あり、同居者の構成は「単独世帯」が第1回5.5%から第4回7.6%へ、「夫婦のみの世帯」が第1回20.5%から第4回28.0%へ増加、「三世代世帯」が第1回22.6%から第4回19.0%へ、「親なし子ありの世帯」が第1回39.1%から第4回33.5%へ減少した。(表1)

第1回「配偶者なし」から第4回「配偶者あり」となった割合は6.3%で、これを性・年齢階級別にみると、女「53・54歳」が9.9%と高くなっている。第1回「配偶者あり」から第4回「配偶者なし」となった割合は、男が1.3%、女が2.2%で、女のほうが高い。(表2)

表1 同居者の構成の変化
(単位:%)
  第4回の同居者の構成
総数 単独世帯 夫婦のみ
の世帯
三世代世帯 親あり子なし
の世帯
親なし子あり
の世帯
その他の世帯









総数 (100.0) 100.0 7.6 28.0 19.0 10.5 33.5 1.1
単独世帯 (5.5) 100.0 81.0 5.8 1.9 3.3 5.9 1.9
夫婦のみの世帯 (20.5) 100.0 2.4 80.9 4.0 1.9 9.6 0.4
三世代世帯 (22.6) 100.0 1.3 7.4 67.8 11.7 11.4 0.3
親あり子なしの世帯 (10.5) 100.0 7.3 11.5 10.5 66.6 2.4 1.5
親なし子ありの世帯 (39.1) 100.0 3.0 19.9 4.1 0.5 72.1 0.3
その他の世帯 (0.9) 100.0 16.7 15.5 3.0 2.7 6.1 55.7

注:総数には同居者の構成の不詳を含む。

表2 配偶関係の変化
(単位:%)
  性・第4回の配偶関係
総数
総数 配偶者
あり
配偶者
なし
総数 配偶者
あり
配偶者
なし
総数 配偶者
あり
配偶者
なし












総数 (100.0) 100.0 85.7 14.1 (100.0) 100.0 87.3 12.6 (100.0) 100.0 84.3 15.5
  配偶者あり (86.5) 100.0 98.0 1.8 (87.7) 100.0 98.5 1.3 (85.4) 100.0 97.5 2.2
配偶者なし (13.3) 100.0 6.3 93.6 (12.1) 100.0 6.3 93.6 (14.5) 100.0 6.4 93.6
53・54歳 (100.0) 100.0 86.0 13.8 (100.0) 100.0 85.4 14.3 (100.0) 100.0 86.6 13.4
  配偶者あり (86.5) 100.0 98.1 1.7 (85.9) 100.0 98.3 1.3 (87.1) 100.0 97.9 2.0
配偶者なし (13.3) 100.0 8.4 91.6 (13.8) 100.0 6.8 93.2 (12.9) 100.0 9.9 90.1
55〜59歳 (100.0) 100.0 85.7 14.2 (100.0) 100.0 86.8 13.1 (100.0) 100.0 84.7 15.2
  配偶者あり (86.5) 100.0 98.1 1.8 (87.3) 100.0 98.4 1.4 (85.8) 100.0 97.8 2.1
配偶者なし (13.4) 100.0 6.2 93.8 (12.6) 100.0 6.5 93.4 (14.2) 100.0 5.9 94.1
60〜62歳 (100.0) 100.0 85.6 14.1 (100.0) 100.0 89.1 10.8 (100.0) 100.0 82.3 17.1
  配偶者あり (86.6) 100.0 97.8 1.8 (89.5) 100.0 98.8 1.1 (84.0) 100.0 96.8 2.6
配偶者なし (13.2) 100.0 5.5 94.5 (10.4) 100.0 5.6 94.4 (15.8) 100.0 5.5 94.5

注:総数には配偶者の有無不詳を含む。

配偶者と同居している者がふだん配偶者と一緒に何をして過ごしているかについて、「あてはまる」と回答した項目は、男女とも「会話」「食事」「テレビを見る」が多い。仕事の有無別にみると、男では、「仕事をしている」で割合が高い項目が多いが、女では「仕事をしていない」で割合が高い項目が多くなっている。(図1)

ふだんの1日に配偶者と一緒に過ごす時間別に、過去1か月間に神経過敏等の6項目について感じたことの割合は、男女とも配偶者と過ごす時間が長いと低くなる傾向になっている(表3)。

図1 仕事の有無別にみたふだん配偶者と一緒にすることの割合
図1

注:第4回に配偶者と同居している者を集計。

表3 配偶者と過ごす時間別にみた過去1か月間に感じたことの割合
(単位:%)
  総数 神経過敏に
感じた
絶望的だと
感じた
そわそわ、
落ち着かなく
感じた
気分が沈み込んで、
何が起こっても
気が晴れない
ように感じた
何をするのも
骨折りだと
感じた
自分は価値の
ない人間だと
感じた
(100.0) 100.0 44.0 22.6 34.5 38.5 39.9 21.5
  2時間未満 (6.4) 100.0 47.3 29.6 41.3 46.6 46.4 27.3
2〜4時間未満 (22.1) 100.0 46.9 23.0 37.2 41.8 42.3 22.3
4〜6時間未満 (23.0) 100.0 43.9 21.3 33.9 38.0 39.4 21.3
6〜12時間未満 (19.1) 100.0 43.6 21.1 32.8 37.3 39.4 20.7
12時間以上 (20.3) 100.0 42.3 22.4 33.1 35.5 37.4 18.3
(100.0) 100.0 51.0 25.8 37.2 44.8 44.9 24.2
  2時間未満 (5.3) 100.0 56.5 34.8 44.7 53.3 54.2 31.7
2〜4時間未満 (18.7) 100.0 53.9 26.6 40.7 49.0 49.3 26.4
4〜6時間未満 (22.7) 100.0 51.9 24.7 36.4 44.7 45.1 22.9
6〜12時間未満 (20.8) 100.0 50.4 24.6 36.6 43.6 43.4 21.8
12時間以上 (22.2) 100.0 48.0 23.4 34.5 41.1 41.5 21.8

注:第4回に配偶者と同居している者のうち、各項目に「いつも」「たいてい」「ときどき」「少しだけ」と回答した者を集計。

第4回に「子あり」は、84.4%で、そのうち「同居の子あり」は52.5%となっている。同居の子のうち、収入のない子がいる割合(「(再掲)収入のない同居の子 あり」)は16.6%で、これを年齢階級別にみると、「53・54歳」では28.9%、「60〜62歳」で9.4%となっている。(表4)

子の状況別に、過去1か月間に神経過敏等の6項目について感じたことをみると、男では「子なし」の「絶望的だと感じた」「自分は価値のない人間だと感じた」で割合が高く、女では「収入のない同居の子あり」で割合が高い項目が多くなっている(図2)。

表4 第4回の子の状況
(単位:%)
  総数 53・54歳 55〜59歳 60〜62歳
総数 100.0 100.0 100.0 100.0
子あり 84.4 82.8 84.5 84.9
同居の子あり 52.5 60.5 54.0 45.6
 全て同居 18.7 27.5 19.0 13.5
 同居・別居あり 33.8 33.0 35.1 32.1
全て別居 31.9 22.3 30.5 39.3
子なし 15.6 17.2 15.5 15.1
(再掲)収入のない同居の子 あり 16.6 28.9 17.0 9.4
なし 65.9 52.0 65.6 73.7



図2 第4回の子の状況別にみた過去1か月間に感じたことの割合
図2

注:各項目に「いつも」「たいてい」「ときどき」「少しだけ」と回答した者を集計。


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