４　病院の平均在院日数

(1)　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数（病院報告）

　平均在院日数は、38.7日で前年に比べ0.4日短くなっており、病床の種類別にみると、「精神病床」は373.9日、「結核病床」は94.0日、「一般病床等」は23.5日で 前年に比べそれぞれ2.6日、2.2日、1.3日短くなっている。
　「一般病床等」の病床規模別にみると、600〜699床(20.2日)が最も短く、次いで400〜499床(20.3日)、500〜599床(20.7日)であり、100〜149床(29.0日)、50〜99床(27.0日)、150〜199床(26.8日)などが長い。（表18）

表18　病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数 各年間 (単位：日) 　 平成13年 (2001) 平成12年 (2000) 対前年 増減 総数 38.7 39.1 △0.4 精神病床 373.9 376.5 △2.6 感染症病床 8.7 9.3 △0.6 結核病床 94.0 96.2 △2.2 その他の病床等 30.1 30.4 △0.3 　 （再掲） 　 　 　 一般病床等 23.5 24.8 △1.3 　 49床以下 24.3 25.0 △0.7 50〜99 27.0 28.3 △1.3 100〜149 29.0 31.1 △2.1 150〜199 26.8 28.6 △1.8 200〜299 23.6 25.1 △1.5 300〜399 21.2 22.0 △0.8 400〜499 20.3 21.5 △1.2 500〜599 20.7 21.7 △1.0 600〜699 20.2 21.4 △1.2 700〜799 23.1 24.5 △1.4 800〜899 21.6 22.5 △0.9 900床以上 24.0 25.1 △1.1

注： 1 　その他の病床等とは、療養病床、一般病床及び 経過的旧その他の病床(経過的旧療養型病床群 を含む。)である。 2 　一般病床等とは、一般病床及び経過的旧療養型 病床群を除く経過的旧その他の病床である。

　また、「一般病床等」の平均在院日数別に施設数をみると、20〜30日未満が2,307施設(「一般病床等」を有する病院数の32.5%)と、最も多い。(図7)

（参考）
統計表13	人口10万対1日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移
統計表16	都道府県−13大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

図7　一般病床等の平均在院日数別にみた施設数

注：	一般病床等とは、一般病床及び経過的旧療養型病床群を除く経過的旧その他の病床である。

(2)　都道府県別にみた病院の平均在院日数（病院報告）

　都道府県別平均在院日数を病床の種類別にみると、「一般病床等」では長野県(18.4日)が最も短く、次いで岐阜県(20.7日)、東京都(21.2日)であり、佐賀県(29.6日)、鹿児島県(27.1日)、和歌山県(26.9日)などが長い。
　また、「精神病床」では東京都(262.4日)が最も短く、次いで長野県(270.4日)、島根県(276.8日)であり、徳島県(659.9日)、鹿児島県(603.4日)、茨城県(522.5日)などが長い。（図8）

（参考）
統計表16	都道府県−13大都市・中核市（再掲）別にみた病床利用率及び平均在院日数

図8　都道府県別にみた病院の平均在院日数

(3)　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移（病院報告）

　平均在院日数の年次推移を病床の種類別にみると、「その他の病床等」では昭和62年以降、特に「一般病床等」で短縮傾向が著しい。また「精神病床」及び「結核病床」も短縮傾向である。（図9）

（参考）
統計表13	人口10万対１日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・平均在院日数の年次推移

図9　病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移

注：	1	平成11年４月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が施行され、「伝染病床」は 「感染症病床」に改められた。
	2	その他の病床等とは、療養病床、一般病床及び経過的旧その他の病床(経過的旧療養型病床群を含む。) である。
	3	一般病床等とは、一般病床及び経過的旧療養型病床群を除く経過的旧その他の病床である。