7月の主要変更点(概観部分)
一般経済の動向
6月 月例 | 7月 月例 |
景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、このところ上向きの動きがみられる。 ・生産は、東日本大震災の影響により減少していたが、上向きの動きがみられる。輸出は、減少していたが、上向きの動きがみられる。 ・企業収益は、増勢が鈍化している。設備投資は、東日本大震災の影響により、このところ弱い動きがみられる。 ・企業の業況判断は、慎重さがみられる。 ・雇用情勢は、東日本大震災の影響により、このところ持ち直しの動きに足踏みがみられ、依然として厳しい。 ・個人消費は、引き続き弱さがみられるものの、下げ止まりつつある。 ・物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にある。 先行きについては、サプライチェーン立て直しが進み、生産活動が回復していくのに伴い、海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、電力供給の制約や原子力災害及び原油高の影響に加え、海外経済の回復がさらに緩やかになること等により、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。 |
景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、このところ上向きの動きがみられる。 ・生産は、東日本大震災の影響により減少していたが、上向きの動きがみられる。輸出は、上向きの動きがみられる。 ・企業収益は、増勢が鈍化している。設備投資は、下げ止まりつつある。 ・企業の業況判断は、東日本大震災の影響による 厳しさが残るなど、慎重さがみられる。 ・雇用情勢は、東日本大震災の影響により、このところ持ち直しの動きに足踏みがみられ、依然として厳しい。 ・個人消費は、下げ止まっている。 ・物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にある。 先行きについては、サプライチェーン立て直しが進み、生産活動が回復していくのに伴い、海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果などを背景に、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、電力供給の制約や原子力災害及び原油高の影響に加え、海外経済の回復がさらに緩やかになること等により、景気が下振れするリスクが存在する。また、デフレの影響や、雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要である。 |
個別項目の判断
6月月例 | 7月月例 | |
個人消費 | 引き続き弱さがみられるものの、下げ止まりつつある。 | 下げ止まっている。 |
設備投資 | 東日本大震災の影響により、このところ弱い動きがみられる。 | 下げ止まりつつある。 |
輸出 | 減少していたが、上向きの動きがみられる。 | 上向きの動きがみられる。 |
輸入 | 持ち直しの動きがみられる。 | 横ばいとなっている。 |
業況判断 | 慎重さがみられる。 | 東日本大震災の影響による厳しさが残るなど、慎重さがみられる。 |
(注)下線部は、先月から変更した部分。