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自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ドクゼリ

概要版

高等植物:ドクゼリ

 
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ドクゼリ(有毒)(芽生え)
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ドクゼリ(有毒)(花)
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ドクゼリ(有毒)(根茎)
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セリ(食用)(全草)
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セリ(食用)(花)
(写真提供:磯田 進)
和名(科名) ドクゼリ (セリ科)
別名 オオゼリ
英名 Water hemlock, Cowbane
茎高 60〜100cm
特徴 茎は分枝し中空、葉は2回羽状複葉で小葉は不規則に深く切れ込んだ鋸歯をもつ。7〜8月に複散形花序に白〜淡桃色の花をつける。タケノコ状で中空の根茎をもつことと茎丈が大きいことが特徴で食用のセリと区別できるが、葉の形状がよく似ていて生育環境も共通しているため、若葉をセリと間違い、中毒事故が多い。葉は精油を含みほのかな香りをもつが食用セリの独特の香りとは異なる。全草に猛毒のポリイン化合物(シクトキシン)を含有していて、根茎をワサビ、ガマと間違えた中毒例もある。誤食するとめまい、流涎、嘔吐、頻脈、呼吸困難等の症状が現れ、死亡する危険も大きい。毒成分は皮膚からも吸収されるので注意が必要。国内外で牛馬の死亡例も多い。
有毒成分 ポリイン化合物(シクトキシン)
分布 北海道から九州、ロシア、朝鮮半島、中国、ヨーロッパ、北米の湿地、水辺。
毒性
部位 茎・葉 地下部(根茎)
毒性 強毒 強毒 強毒
食用の可否 × × ×

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