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2019年11月15日 診療放射線技師学校養成所カリキュラム等改善検討会(第4回) 議事録

医政局医事課

○日時

令和元年11月15日(金)17:00~

○場所

厚生労働省 専用第13会議室(21階)
東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館

○出席者

井上 優介 (北里大学医学部 教授)
遠藤 啓吾 (京都医療科学大学長)
釜萢 敏 (公益社団法人日本医師会 常任理事)
北村 聖 (東京大学 名誉教授)
金高 雅輝 (医療法人社団慈恵会神戸総合医療専門学校 学科長)
熊代 正行 (公益社団法人日本診療放射線技師会 副会長
(公益社団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院放射線技術部技師長))
桑山 潤 (日本医療科学大学 保健医療学部 放射線学科 教授)
西山 篤 (日本医療大学 保健医療学部 診療放射線学科 教授)
本田 浩 (聖マリア学院大学 放射線医療研究部門 教授)
松尾 浩一 (東京慈恵会医科大学附属病院 放射線部 技師長)
 
 

○議題

・検討会報告書(案)について

○議事

 

○松田医事専門官 構成員の先生方々、おそろいですので、少し早いですが会を始めたいと思います。
只今より、第4回「診療放射線技師学校養成所カリキュラム等改善検討会」を開催いたします。
本日は、先生方におかれましては、御多忙のところ、御出席を賜り、誠にありがとうございます。
構成員の欠席等について、本日、松尾構成員からは、所用により御欠席との御連絡をいただいております。
以降の議事運営につきましては、座長にお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
○北村座長 皆さん、こんにちは。お久しぶりですという感じですが、第4回、よろしくお願いいたします。週末の金曜日で、働き方改革違反みたいな時間で大変恐縮ですが、また、7時を過ぎても弁当は出ませんので、よろしくお願いいたします。
まず、資料の確認を事務局からお願いいたします。
○医事課(板橋) それでは、資料の確認をお願いいたします。
議事次第、座席表、資料1~4、参考資料1~4となります。
今回は、ペーパーレスで行いますため、お手元のタブレットをご覧ください。資料ナンバーが、資料1~4、参考資料1~4となっております。
不足する資料がございましたら、事務局にお申しつけいただきたいのですが、大丈夫そうでしょうか。
ありがとうございます。
○北村座長 それでは、議事に入りたいと思います。
議事は、1つです。「検討会報告書(案)について」を検討していただいて議論してということです。
それでは、事務局より、この検討会報告書(案)の御説明をお願いします。
○医事課(板橋) 資料の説明に移らせていただきます。
資料1を開いていただけますでしょうか。資料1で、概要を説明させていただいています。
「1.教育内容及び総単位数の見直しについて」をまとめさせていただいています。総単位数では、診療放射線技師を取り巻く環境の変化に対応するための教育の見直しを行わせていただき、95単位以上から102単位以上へ引き上げをさせていただきました。カリキュラムの主な見直しの内容としては、実践臨床画像学は新設して2単位としています。臨床実習は2単位増、診療画像技術学・臨床画像学は教育の内容を変更して1単位増やしています。放射線治療技術学、医療安全管理学も1単位追加しております。
次に、「2.専任教員の見直しについて」ですが、総単位数の見直しに伴う人数の変更を行っています。見直しの主な内容としましては免許を受けた後5年以上法第2条第2項に規定する業務を業として行った診療放射線技師を1名追加して7名とする。専任教員のうち4人以上は、免許を受けた後5年以上法第2条第2項に規定する業務等を業として行った診療放射線技師であることとするとしております。
次のページをおめくりください。
「3.臨床実習の在り方について」をまとめさせていただいています。(1)~(4)としてまとめている内容として、「(1)臨床実習施設の要件」の中には、病院などで10単位以上を行うこととする。教員の資格を有する診療放射線技師または5年以上業務に従事した後に、厚生労働省が定める基準に合った臨床実習指導者講習会を終了した技師が配置されることが望ましいという書きぶりを追加しています。「(2)臨床実習の方法」としては、遵守事項を設け、さらに、実習前の学生に対し、実技試験を含む評価を必須とするという書きぶりを追加しています。「(3)臨床実習指導者の要件」としては、各指導内容に対する専門的な知識に優れ、診療放射線技師として5年以上実務経験を有し、十分な指導能力を有する者としています。最後に、「(4)臨床実習指導者講習会について」ですが、新カリキュラムが適用されるまでの間に公益財団法人医療研修推進財団が実施する診療放射線技師実習施設指導者等養成講習会を修了した者については、臨床実習指導者講習会を修了した人とみなすという書きぶりを追加しています。
「4.その他について」として、養成施設において備える必要がある備品等の見直しを行い、適用の時期としては2022年4月の学生からとできるようにという書きぶりでまとめさせていただいております。
次に、資料2をおめくりください。資料2では、報告書本体の案としてまとめたものを用意させていただいています。
2ページ目に、目次があり、内容は第1~第8章という構成になっています。「第1 はじめに」からはじまり「第2 総単位数の見直しについて」、「第3 専任教員の要件について」、「第4 臨床実習の在り方について」、「第5 養成施設に備えるべき備品等の見直しについて」、「第6 適用時期について」、「第7 今後の課題」、「第8 おわりに」として書かさせていただいています。
資料3、資料4については、イメージを準備させていただきました。今回のこの取りまとめ案の内容を審議していただきましたものを、指定規則、指導ガイドラインに落とし込んだときに、どこに入り込むかをお示しさせていただくものとなっています。実際にこれがそのまま通るというものではなく、あくまでイメージとして扱っていただければと思います。
資料の説明は、以上となります。
○北村座長 次に、皆さんで見ていただくのですが、どれでいきましょうか。
○医事課(板橋) 資料2です。
○北村座長 資料2、全文の案です。概略は先生方も見ていただいたということで、目次にあるように、第1~第8まであります。
第1から順番に見ていって、読みませんが、先生方に見ていただいて、御意見があればおっしゃっていただくという形でお願いしたいと思います。
最初は、「第1 はじめに」、約1ページがあります。読んだほうがいいですかね。目で読んでいただいていいですか。何か御意見がございましたら、お願いします。
よろしいですか。一番最後にこれを共有したいのですが、「本検討会では、国民の信頼と期待に応える質の高い診療放射線技師を養成することを目的として、カリキュラムの改善、臨床実習の在り方、専任教員の要件等の指定規則の改正も含めた見直しについて幅広く検討する」ということで、あくまでも質の高い診療放射線技師を養成することが目的です。いろいろお立場もあろうかと思いますが、国民のためにちゃんと働ける、質の高い診療放射線技師をどうやって育てるかということで、よろしくお願いします。
それでは、「第2 教育内容及び総単位数の見直しについて」、1ページ目の後ろの4行目からずっと行があります。ちょっと読んでいただいて、いろいろ議論を思い出しながら考えていただければと思います。
マル1は「診療画像技術学」の名称を「診療画像技術学・臨床画像学」に変更し、17単位を18単位にするということです。マル8の臨床実習まであります。臨床実習は、10単位が12単位になる。規定はないのですが、1単位で大体1週間丸々5日間分ぐらいのイメージです。何か御意見はございませんでしょうか。
随分議論しましたものね。いいですかね。何かありましたら、また戻っていただくということでお願いします。
○釜萢構成員 余りに細かいところでどうしようかなと思ったのですが、マル7の実践臨床画像学の現行の「-単位」の1はちょっと。
○北村座長 失礼しました。「1」に。
○松田医事専門官 これは空白の下線を表しています。
○釜萢構成員 単位がなかったのでしたか。ゼロ単位か。失礼しました。余計なことを申しました。
○松田医事専門官 今回新設されたもので、2単位が付け加わったものです。表記が紛らわしいので、訂正させていただきます
○北村座長 「0」にしたほうがいいかも。
○佐々木医事課長 ありがとうございます。
○北村座長 よろしいですか。
それでは、「第3 専任教員の要件について」、学校としては、結構厳しいのですかね。
○熊代構成員 養成機関の先生方どうでしょうか。
○北村座長 短いところですが、よろしいですか。
後でもう一回戻るとして、「第4 臨床実習の在り方について」、結構内容のあるところですが、見ていただけますでしょうか。(4)の一番下に、この公益財団法人がやることを臨床実習指導者講習会とみなすというものがありますが、回数とか、キャパシティーは十分に行われるのですかね。受けたいと思っても受けられなかったとか、そういうことはないのですか。
○松田医事専門官 事務局からお答えさせていただきます。
この実施母体が医療研修推進財団というところでありますので、実施主体が適切に講習会が受けられるように調整させていただきたいと思いますし、必ず受けられるような体制が取れるよう、適宜努力させていただきたいと思っています。
○北村座長 それでは、要望があったら必ずに近いぐらい全国で受けられると。
○松田医事専門官 受講者がどれぐらいの規模が来るかはまだわかりかねますので、状況を見ながら財団等と協力というか、調整をしながら対応させていただきたいと思っております。
○北村座長 井上先生、いいですか。
○井上構成員 結構です。
○北村座長 指導者がいないところで実習をするのはまずいのですよね。そういう意味で、各病院で、受け入れる病院は指導者を用意してくださいということです。
この実習前に、総合的知識及び基本的技能・態度を備えていることを確認する試験をやってください、評価をやってくださいということで、医師の場合は共用試験という制度がありますが、何か制度設計をされているのですか。
○遠藤構成員 各学校でやる予定でおります。
○北村座長 そうすると、でこぼこができないですか。
○遠藤構成員 最初はちょっとあるかもわかりませんけれども、なるべく全国統一水準にするよう、施設協議会として検討を始めております。
○北村座長 よろしくお願いします。
○遠藤構成員 臨床実習の前の評価についても、よろしくお願いいたします。
○北村座長 よろしいでしょうか。
臨床実習は患者さん相手になりますから、それなりに態度も保証していただかないと。
よろしいですか。
それでは、「第5 養成施設に備えるべき備品等の見直しについて」です。量的には大したことはないのですが、別添4にガイドライン等があります。これも大きな予算は大丈夫ですか。巨大なものを買うとか。
○遠藤構成員 実現可能な範囲でおさめました。例えば、放射線治療装置といったら何億円もするものですから、必須に入れておりません、なるべく可能な限りで入れました。
○北村座長 現場の病院で見ていただければいいと思いますので、不可能なものは入っていないということです。よろしいでしょうか。
次、「第6 適用時期について」。適用時期は、2022年4月の新入生から適用することが適当と考えられると。随分先ですけれども、よろしいでしょうか。
○遠藤構成員 2022年4月の入学生から適用ということは了解しているのですけれども、2021年4月の入学生から早目にやりたいという学校が出てくると思うのですけれども、それは可能かだめなのか、いかがなのでしょうか。
○松田医事専門官 適用が2022年の学生からとしておりますので、その以前に行うのは難しいと思います。2022年にした理由としましては、今後、今回の報告書がまとめられまして、必要な省令改正、パブコメ、それに伴うQ&Aを出すことになることから、一定の準備期間が必要になります。そうしますと、2020年度の上半期ぐらいにいろいろと公布ができるような状況になるのではないかと。その間、学校としては、学則とかの変更承認を、行政庁の文部科学大臣、都道府県知事に申請をして認可をいただく。また、今回、単位数の見直しに伴って教員の数を増やしましたので、そういった教員の確保の準備期間も含めて、1年半があれば十分対応できると思って2022年ということで準備をしております。かつ、その1年半の準備期間を設けたのは、過去、医事課においても、省令改正をしたときにそういった準備期間をつくってやったケースもありましたので、それに倣った形で1年半の猶予を置いたという形にしております。
○北村座長 例えば、勝手に102単位をやる分には構わないのでしょう。
○松田医事専門官 それは学校の自主運用ということでやっているところは構わないと思うのですけれども、今回の新しいカリキュラムの中身については2022年の学生から行うということになります。
○北村座長 遠藤先生、よろしいですか。
○遠藤構成員 2020年9月末に文科省に申請する学校があった場合に、それはだめですか、いいですかという質問です。早目に先取りしてカリキュラムを変える学校が出てくるのではないかと思っているのですけれども。
○松田医事専門官 早目に準備をされて文科大臣に承認されることはいいということなのですけれども、実際の状況は文科省から御説明いただければと思います。
○福島文部科学省医学教育課・薬学教育専門官 文部科学省の福島と申します。よろしくお願いします。
まず、この新しい規則が改正された場合の施行日が2022年度4月からですので、基本的には、それにのっとった形で、それに合わせる形で各大学なり専門学校の方々が、その指定規則にのっとったカリキュラムだとか、いろいろなものを直したものを申請していただくことになりますので、もし仮に一つ前の年度にそれを行っていただくということであれば、2022年度からのものではなくて、2021年度からやりますということは質を高めるためにやりますというだけのことになってしまいますので、2回申請を出していただく必要があるということになります。
○北村座長 よろしいでしょうか。
○熊代構成員 そうしますと、4年後の2026年に実施する国家試験から新カリキュラムに基づいた国家試験を実施する形になりますね。それに基づいて恐らくガイドラインも改定されると思うのですが、それでよろしいですか。
○松田医事専門官 国家試験の関係については、担当が別になりますので、今の時点ではお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○北村座長 3年でしょう。
○熊代構成員 教育課程は、現在3年制と4年制をとっているのですが、3年制の場合は先に卒業してしまうのですが、4年制の場合にはまだ在学中ですので、現在も93単位から95単位になったときにそこが問題になっておりまして、国家試験の実施が1年おくれるわけです。新しいカリキュラムに基づいて新しい基準で国家試験の試験問題が作成されると思いますが、次回も同様に、1年の猶予期間をもって、4年制大学の卒業生をもって新しい国家試験で実施されるのかどうかということをお伺いしたいと思います。
○松田医事専門官 養成学校では3年制、大学では4年制ということで、1年遅れて卒業することになるかと思うのですけれども、そのときの国家試験については、おそらく不利益にならないような配慮をした試験の実施を行っていくとになろうかと思います。
国家試験のところについては、先ほども申し上げましたが、担当が別でございますので、詳細については。
○佐々木医事課長 医事課長でございます。
免許のこと、試験のこともございます。過去にも、今、事例があったという御指摘もありました。実際、今、本検討会で最終的な報告書を御議論いただいておりますけれども、今後、施行に向けた準備等とあります。2022年4月に向けて準備を進めてまいりますけれども、その中で、基本としてはどういうふうに対応していくか、しっかりそのプロセスの中で方針はお示ししていきたいと思っているところでございます。
○北村座長 古いカリキュラムの人が不利にならないような制度設計があるべきですし、新カリキュラムはふえているので、新カリキュラムを3年で卒業した人が古いカリキュラムの試験を受けても不利ではないですよね。ただ、古いカリキュラムを出た人が新カリキュラムのものを受けようとしたら知らないこともあるということで、全員が新カリキュラムになったときが恐らく不利にならない試験なのだろうという気はしますが、幾つかがふえて幾つかが減ってというややこしい変化ではないので、割と考えやすいかとも思います。
○佐々木医事課長 先ほど担当からも御説明申し上げましたが、この細かい施行に向けましてQ&A等の整備等もやってまいります。その中で今のような御指摘は恐らく必ず出てまいると思いますので、学校関係や受験される学生さんたちを含めてしっかりと方針を定めて周知をしてまいりたいと思います。
○北村座長 そしたら、「第7 今後の課題」はいろいろ書いてあります。「第8 おわりに」、これもちょっと書いてあります。目を通していただいて、ここの部分はいかがでしょうか。
雑談レベルで聞いていただければいいのですが、現在、世の中で医師の働き方改革が話題になっていて、タスクシフトということも話題になっているように思います。今後、いろいろ変わると思いますが、臨床放射線技師の皆さんに、今までやっていないタスクをお願いするというときは、またカリキュラムに足したりしていくのですかね。
○佐々木医事課長 医事課長でございます。
今、御指摘が座長からございましたが、今、医師の働き方改革推進の観点で、タスクシフト、タスクシェアということで、今、検討会を並行して動かしているところでございます。
その中で、具体的に診療放射線技師の方に業務を担っていただいたほうがいいのではないかという項目が幾つか挙がっておりまして、その中には、例えば、現状の教育で対応できるものもありますが、法改正なりが必要というものにつきましても含まれております。その中で、2つありまして、今の教育でできるのだけれども法律的にはできないというものと、そもそも教育内容も含めて検討が必要であるというものが含まれているということの御指摘、これは放射線技師さんだけでなくほかの分野もそうですが、そういったものを含めまして、実際、御指摘のとおり、カリキュラムの見直しが必要ということになりますれば、そういったことも含めた検討をすることになると思っております。
○北村座長 そういうことで、またこの新カリキュラムの寿命は短いかもしれない。世の中の動きにフットワークよく対応することが今からの我々医療者の仕事だと思っていますので、それはそれで。
第7、第8、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、「第1 はじめに」から「第8 おわりに」を通じて、何か言い足りない、あるいは、もっと確認しておきたいことがあったら、どうぞ御発言ください。
よろしいでしょうか。本当にいいですか。先に行きますよ。
ありがとうございました。
この報告書案はおおむね御了承いただいたと考えております。本日いただいた御意見、適用の問題とかタスクシフトの問題等もありましたが、修正をするほどの話はなかったと思っております。もし必要ならば、細かい修正をすることで、大きな内容的な修正はないということで、これで最終的な報告書とさせていただきたいと思います。修正がもし必要であれば、座長に一任させていただきたいと思いますが、内容にかかわるものがもし万が一あれば、また御相談しますので、文言程度のことですので、よろしいでしょうか。
(委員首肯)
○北村座長 ありがとうございます。
それでは、御一任いただいて、報告書もできると思います。
最後に、吉田局長がいらっしゃっております。御挨拶をいただければ、お願いいたします。
○吉田医政局長 改めまして、医政局長の吉田でございます。
会議の最後に参上いたしまして、申しわけございません。この間の経緯につきましては、医事課長、担当から報告を受けておりました。振り返れば、平成30年3月からこの今回の御議論をお願い申し上げました。報告書の中にも書いてございますように、前回のカリキュラム改正が平成13年でございますので、18年ぶり。先ほど、北村座長から、動きが速い中、迅速に対応するという今後の方向についての御示唆もございました。そういう意味では、この間のいろいろな動きについて、この4回目に至る会議、この会議の場以外にもいろいろな機会を通じて御参加いただきました構成員の方々や関係者の方々の御意見を伺いながら、本日、ここに、実質、報告書を取りまとめていただいたと思います。
この間、北村座長を初め、構成員の皆様方の御協力、御支援に、改めて御礼申し上げたいと思います。実務的には、本日、実質的にまとめていただきましたので、今後、先ほどもお話で出てまいりましたが、文部科学省とも連携いたしまして、指定規則の改正というフェーズに進み、新カリキュラムによって入学をしていただく学生さんを迎えるべく、関係者の方々の御準備を進めていただくという形になろうかと思います。
いろいろな御議論をこの間にいただいたと承知をしておりますが、一貫しているのは、現場において実際に働いておられる、そして今後、新たにその現場において働いていただける方々、診療放射線技師の方々の質をどうやって上げていくか。そして、特に臨床能力に着目をして、今後、どのように人材を求めていくかという御議論を念頭に置いてのお話だったと思います。結果、教育内容、とりわけ総単位数とか、あるいは臨床実習のあり方についてもおまとめいただきました。さらには、先ほど、後ろのほう、第7章でしたか。今後の検討課題、あるいは、今後、新カリキュラムが発足した以降も、5年という数字も目途として書いていただいておりますが、不断に見直しをしていくという視点も御示唆いただいたと受けとめております。
まずは、今回、この一連の御議論を通じて一定の取りまとめをいただいたことに改めて御礼を申し上げるとともに、私ども事務方としても引き続き診療放射線技師の方々の質をどのように上げていくのか。そして、臨床現場においてどういう形で御貢献いただくのかということを念頭に置きながら取り組ませていただきたいと思いますので、引き続きの御支援、御理解をお願い申し上げまして、私の御挨拶にさせていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
○北村座長 ありがとうございました。
これで報告書ができ上がりましたので、ここの検討会として厚生労働省に提出したいと思います。
平成30年3月以降、この表の4回以外にも非常に多くのお集まりをいただいて、お立場で譲れないところを我慢していただいたり、いろいろありましたが、こうやって若い人のために質のいい診療放射線技師になってもらういいカリキュラムができたと思います。これはひいては国民の幸せにつながるものと思っておりますので、これが実際に学校現場で使われて、いい診療放射線技師がたくさん出てくれることを願っております。
本日は割と短い時間で終わったのですけれども、久しぶりに皆さんにお会いできて、一つのチームとして一つのものをつくり上げたという達成感を持っていただいて、解散にしたいと思います。
多忙の中、金曜の午後にもかかわらず、お集まりいただいて、どうもありがとうございます。
これで終了としたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。
 

 

(了)

<厚生労働省医政局医事課医事係>

(代表) 03(5253)1111(内線2568)
(直通) 03(3595)2196

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